「まわり将棋は技術だ 先崎学の浮いたり沈んだり2」 先崎学

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文藝春秋 ★★


senzaki.jpg久しぶりの単行本購入。長いタイトルだなー。

先崎8段の本というなら、ま、買わなくてはならない。税込み1400円ならそう高くもないしね。しかし読んでみると、うーん・・ちょっと期待外れかな。期待が大きかっただけ、ちょっと損をした感じ。

もちろん、センザキ節は健在です。それなりに(ごめん!)面白い。楽しめます。でもこれまでの著書にあったような、にじみ出る執念、怨念のようなものが希薄。血が流れていないとでもいうべきか、濃くないというべきか。もちろん満身創痍ではあるんだろうけど、深手になっていない。傷が浅い。

やっぱり奥さんもらって、生活が健全になったんだろうか。大人になったんだろうか。友人たちへの突っ込みももちろん所々にあるけど、これも毒が薄まった印象。ま、いつまでも毒吐きトカゲでいることは難しい。

あ、まるで評価していないような書き方でしたが、好著ですよ。1000円くらいの価値は十分にある。将棋をあまり知らない人にも楽しめます。非常に文章の巧い人で、名人の域に達しています。


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