「獄中記―煉獄篇」 ジェフリー・アーチャー

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アーティストハウス ★★★

獄中記―地獄篇の続編。

gokuchuki2.jpgジェフリー・アーチャーが次の刑務所へ移ってからの日々です。前回同様、なかなかに誇り高く(なんせ一代貴族)暮らしているようで、囚人仲間といろいろ取引してみたり、名画を安く入手するため画策してみたり、こすっからく元気です。

前回の地獄篇もそうでしたが、彼の日記を読んでいると、囚人はみんな根は善良でいい奴ばっかりかと錯覚しますね。今回もだいたいはそうしたトーンで書かれているのですが、時折ギョッとするような記述もある。仲間うちのリンチの話だったり、凄惨な報復だったり。

そうした暗い部分はどんどん省略して、いかにも売れそうな、面白そうなエピソードを集めて本に仕立て上げている。囚人として収監されていても、発想はあくまでベストセラー作家。獄内のテーブルに向かい、せっせとメモバッドにソフトペンを走らせているアーチャーの姿を想像すると、それはそれでけっこう暗いものがあります。

結局、2年くらい収監されていたらしいですね。

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