「大聖堂 ―果てしなき世界」 ケン・フォレット

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★★★ ソフトバンククリエイティブ

daiseido2.jpgけっこう厚い文庫で3冊。「大聖堂」はもちろん読んでますが、ストーリーは忘れてしまいました。なんか才能あふれる建築職人が巨大な聖堂をたてる話だったような。

で、その続編だそうです。フォレットの本ならある程度面白いはずなので借り出し。舞台は14世紀のイングランドのどこかの街。14世紀というとペスト流行ですから、コニー・ウィリスの「ドゥームズデーブック」と同時代ですね。

スラスラと読了しましたが、うーん、傑作と言うには少し躊躇します。知恵がまわって大工の才能のある兄、スポーツ系(闘争系)の弟、非合理的なことが許せない積極少女、貧しくて生命力のある少女。4人で始まる導入は雰囲気いいですが、ま、そこからがお決まりパターンで・・・。

どうも悪人vs善玉の構図がはっきりし過ぎてるのが物足りないですね。悪人といっても、根っからのワルではなく、それなりの背景はあるんですが、でも常に対立構造でストーリーが進んで行く。才能ある主人公は常に成功するとか、キャラの描き方とか、社会の構図とか、「ドゥームズデーブック」と比較すると辛いものがあります。

とかなんとか言ってますが、一気に3巻を読んでしまったんだから文句言っちゃバチが当たる。はい。面白い本でした。

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