「北極海へ」 野田知佑

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★★★ 文春文庫

アマゾンにときどき見受ける「¥ 1」という価格。いったいこれは何だ?と思っていたのですが、氷解。

要するに大手の出品業者はショバ代である出品料金がかなり優遇されるんですね。そして一定の送料分をアマゾンから還付してもらえる仕組みらしい。

たとえば価格1円なんて場合は出品料が取れない。計算上は0円になってしまうんだそうです。すると出品料金が不要になり、なおかつ送料250円という設定だけど実際にはメール便で送れば、その差額が業者にはいる。たぶん100円か150円くらいの利益になるんでしょうか。わずかな利益ですが、ブックオフかなんかで安く仕入れて、大量に売れればなんとかなる。

不思議な仕組みです。hokkyokukaihe.jpg

ということで今回低価格なのを3冊買いました。みんな1円ではなかったので、計900円ほど。メール便で到着したのを見ると、思ったよりきれいです。表紙なんかはたぶん手入れしてるんでしょうけど、一応は美本といってもいいくらい。

で、まず読んだのがこの「北極海へ」です。

何年か前に読んだことがある本でした。野田さんが初めて北極圏へいった時のものかな。下ったのはマッケンジー川です。カナダを北へ向かって流れている。

読んで楽しいかと問われれば、同じような本でも「ユーコン漂流」のほうがいいですね。同じように殺風景で、クマはウロウロしていて、何万匹のでかい蚊が押し寄せる。水は濁った茶色で釣りは不可能だし(サカナは餌が見えない)岸はひたすら殺風景。でもユーコンにはサケマスがいるけど、マッケンジーにはいないらしい。これが大きな違い。

ユーコン川へ流れ込む大小の川、たいていはサケマスで溢れています。これをヒョイと釣って、筋子をとって醤油に漬ける。あの一升飯がなんともうまそうでした。マッケンジーの時点ではまだカヌー犬もいないし。ちょっと寂しい。

あまり強調していませんが、川下りを終えて肉体も精神もかなりまいった雰囲気です。陰惨。そりゃそうだろうなあ。何カ月もかけてよくまあ。

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