竜王戦3局。渡辺が勝つには勝ったけれど・・

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最近あまりパッとしない印象の棋士・渡辺明ですが、今期、ようやく竜王戦の挑戦者になりました。念のため、「パッとしない」と言っても棋王というタイトルを3期保持しています。でもこの程度ではダメです。

なにしろ中学生でプロ入りを決め(超エリートの証拠)、20歳で「竜王」という高額賞金のタイトルをとって、そのまま9年間キープした。「竜王」というのは読売グループが無理やり(主観です)「棋界最高位」にするため賞金額をドーンと積んだタイトルで、たしか5000万近かったと思います。このため棋戦の「ランク1位は竜王」というのがタテマエ。ただし「そうはいっても名人のほうが格式あるだろ」という声は根強いですが。

そんなことはともかく。その渡辺明もさすがにここ数年は陰りが出てきて、ザコのようなタイトルは複数とっても肝心の名人にはなれない。竜王に復位もできない。

それが今年はようやく竜王戦挑戦リーグに勝ち残った。こうなりゃタイトル回復は当然だろうという声しきりで、ま、それくらい棋界の信用はあるんです。ところが挑戦を決めた後が乱調で、次から次へと無残な7連敗。ありゃ、大不調だ。大丈夫かな・・というムードの中で竜王戦7番勝負となりました。そして緒戦はいきなり敗退。次は勝った。問題は3戦目・・・。

これも勝ちました。けっこう面白い対局だった(渡辺明の対局は大胆でたいてい面白い)。でも、なんか危ういんですよね。いつもの感動的なキレと安心感がないみたい。現在のタイトル保持者は糸谷哲郎という若い棋士で、奇妙な感覚の差し回しをする人です。太っていて阪大に在学中で、時間をかけず間髪いれずに指したり、指すとすぐ離席してトイレに行ったり、庭をウロウロしたり。たぶん几帳面な棋士だとイライラします。

watanabekun.jpgおそらく最終的に渡辺は竜王に復位すると思います。まだ衰えるには早い。しかしそれからファン待望の名人戦挑戦(羽生・渡辺のゴールデンカードなら申し分なし)への道です。ということで、また将棋のネット観戦が少し楽しみになってきました。

渡辺くん、あきらめたらそこで試合終了だよ
(「妻の小言」より)

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