定期検診

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あいにくここ数日が風邪気味で、鼻が出る、咳が出る。按配わるいなあ。こんなんで胃カメラ入れたら悲惨かもしれない。前から予約を入れてあるんで仕方ない。

病院が混んでいて、着替えてから30分以上も声がかからない。最初は身長体重あたりが多いはずなんですが、いきなり心電図でした。ま、いろいろ事情があるんでしょう。

で、いろいろやって最後が上部内視鏡。いわゆる胃カメラです。一昨年は麻酔(正確には鎮静剤かな)が効きすぎて、なんかの数値が低下してアラームが鳴ったらしい。それで去年は減らしてもらったはずだけど、やはりずっしり効く。どっちも完全に意識はありませんでした。気がついたら簡易ベッドで寝ていた。たぶん抱えられて歩いたと思うんですが、記憶ゼロ。

だから麻酔の量のことは事前に念を押しておこうと思っていましたが、説明スタッフから先に「去年はイビキをかいたんですよ」と言われてしまった。「どうします? 今回はナシでいきますか」

数十年前、はじめて胃カメラ呑んだときは大学病院の教授が引退して開いたという小さなクリニックでした。爺ちゃん先生、ふだんはヨボヨボしてるんですが、大きな内視鏡を握ったときから腰がシャンとして、なんか表情もいきいきしている。久しぶりに槍をもった老将みたいで、噂によると内視鏡治療の黎明期からかかわっていた人らしい。この頃は内視鏡の径もけっこう太かったです。思いっきりゲーゲー悶えました。「あんた、けっこう反射がきついね」とか平然とのたまう。あはは。

ま、ともかく。ということで今回は喉頭麻酔だけで突っ込まれた。入るときはやはりゲーッと反射しますね。全身に力が入るのをなんとか我慢して、早く終わらないかなあと願うだけ。看護婦さんがけっこう甲斐甲斐しく背中をさすってくれたりする。顔は見ませんでしたが、イメージの中では優しそうな美人看護婦になってました。あ、いまは「看護師」か。どうも馴染めない。いまだに「看護婦」「スッチー」、看護師とかアテンダントとか言われてもねぇー

途中で、昔の潰瘍の痕が増えているようなので生検をとりますと医師が言う。はい。麻酔を使わないと会話もできる。画面を見てると胃壁をプチッとやって、赤い血がチッと散ります。自分の胃を見るのはこれで生涯2回目。

ダメと言われてたけど、夜は少し晩酌しました。数ミリの小さなキズなんて、すぐふさがってるさ。やれやれ。結果の出るのは2~3週間後の予定。来月はそれ持参してかかりつけの医院へ行かなければいけない。数値をながめながらまたグチグチ言われるんだろうな。嫌なら行かなければいいんだけど。

さて、今日は体調も万全。たまには晩酌を過ごすか。