「国家と「私」の行方」 松岡正剛

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★★★ 春秋社
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国家とは何かの本質をるる述べた近現代解説書です。

タイトルに「18歳から考える」と枕詞が付いているけど、意味は不明。まさか本当に18歳がこんな本を読むと想定してるんじゃなんだろうな。無理無理。

ま、ともかく。松岡正剛という人、たまに千夜一夜とかいう書評サイトに迷い込んでしまうこともあるんで、名前は知っています。頭脳明晰にして博学。論理的にモノを考えられる人でしょうね、きっと。

その割りには、なんか意味不明な「編集」とかいう概念ですべからく説明するのでワケがわからなくなる。「編集工学」ですって。へんな言葉を使わなければいいのに、どうもコケ脅しの匂いを感じてしまうわけです。そうそう。これも同じような匂いのある評論家(だろうな)の山形浩生が、どこかで松岡正剛をクサしていた。ケインズを読んだことないのかとか。勝手に戦いなさい。山形浩生ってのも、いかにも頭の切れる人ふうです。

などなど。文句書いてますが、読みやすい良書と思います。啓蒙書とでもいうべきなのかな。論旨は明快。イギリスが悪だとか、日本は植民地だとか、戦争は勝たなければクソだとか、書かれていることには(哲学関連部分以外は)全面同意。

18歳以上で政治や歴史に関心のある青少年なら、ぜひとも一読をすすめます。少し鼻につく部分もありますが、そこはスッ飛ばしてください。


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