「混沌ホテル」 コニー・ウィリス

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早川書房 ★★★
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コニー・ウィリスの未読(たぶん)短編集を発見。収録はすべてヒューゴー賞かネビュラ賞の受賞作のようです。ま、彼女にとっては珍しくもない賞でしょうが。

表題の「混沌ホテル」は、なぜかハリウッドのホテルで開催された国際量子物理学会のお話。当然のことながら、ホテル内は大混乱におちいります。量子論の不条理の世界。そこにあるはずのものはないし、予約した部屋はふさがっている。宿泊している客は泊まっていない。会議の部屋へいくと、もちろん真っ暗で誰もいない。

何かしようとしないほうがいいんですよね。レストランへ行ったはずなのに、あれれ?、会議室にいる自分を発見したりして。

まれびとこぞりて」もなかなか良かったです。えーと、クリスマスも間近の頃、宇宙人がやってくる。もちろん宇宙人は美女を狙ってはいないし、地球を征服しようとも思っていない。なぜそんなことをするために、はるばるアルタイル(かな)から飛来しなきゃいけないんだ。

要するに、アルタイル人たちが何をしたいのかまったくわからない。連中、じーっと立ちすくんだまま。不快そうに人間たちを睨んでいるだけ。なんか不機嫌なオバQがたくさん立っている印象です。そして当然コニー・ウィリスお得意のすれ違いと誤解が生じ、ドタバタ騒ぎ、ワケがわからなくなって大混乱のうちに恋がうまれる。


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