「天皇家の執事 ―侍従長の十年半」渡邉 允

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文藝春秋 ★★
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えーと、まあ、執事の目からみた天皇の日常とでもいうんでしょうか。とくに何かを意図した本でもなく「天皇ってのはこんな日常を送ってるんだよ」「陛下はこんなに考えて配慮して暮らしいるんですよ」という叙述。

坦々と書かれています。天皇という『仕事』、頼まれても承諾しないほうがいいですね。とにかく忙しくて気が張ってしんどい、辛い。

陛下、真面目なお人柄のようです。昭和天皇も生真面目だった気配がありますが、今上も同じ性格らしい。

そうそう。天皇にはやたら仕事があるけど、その中で祭祀絡みが実はかなり多い。なんせ日本の神道の総元締めなんで、たいへんです。もっとサボればいいと思うんですが、気がすまない。

意外だったこと。お手植えの田んぼで稲を育てるのは、明治になってから。民百姓の仕事を知ってもらいたいという趣旨で元勲が薦めた。カイコを飼うのも同様。こっちは昭憲皇太后(明治天皇の奥さん) が始めた。それぞれ時節柄の理由があってのことだったんだから、都合によっては中止してもいいはずなんですが、どうも今上は更に真面目にやって仕事をどんどん増やしているらしい。体に悪いです。

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