「回復ドライブ」とUSBの規格変更

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Windowsをインストールした後ですが、従来ならシステム修復ディスクを作成します。しかし、Windows10の場合、どうも必要ないらしい。そもそもインストール用のUSBを作ったんだから、もうこれで十分なのかもしれないですね。

kaifuku.jpgとかなんとかと、あちこち眺めていたら「回復ドライブ」という言葉を見つけました。どうやら従来のシステム修復ディスクの役目らしいです。インストールしたらすぐ作れと強調しているサイトもある。しかもDVDではなくUSBで作成するものらしい。ふーん。

よくわからないなりに、実行してみました。書いてあるように駅前のヤマダ電機で32GbのUSBメモリを買い、コントロールパネルの「セキュリティとメンテナンス」から「回復」を探して、これで「回復ドライブ」をつくる。書き込みに1時間以上かかりました。

それにしても作成途中では「8G以上のデータを格納できる必要があり・・」とかメッセージが出る。32Gも必要なかったのかな。(あとで調べたら8Gから16Gくらいは必要らしい。余裕をたっぷりみて「32G」ということになったようです)

usb31-32.jpgで、そのUSBメモリ、できるだけ安いのを買おうとヤマダ電機の陳列棚を凝視したんですが、不思議なことに「USB 3.1 Gen 1」と「USB 3.2 Gen1」の2種類がある。

通常、3.1と3.2なら新しい3.2のほうが速度が早くて、価格も高いのがふつうですが、ふしぎなことにどちらの32Gbも1300円程度と同レベル。バッファローとADATA、ブランドとしても個人的にはほぼ同列。不思議だなあ。

これを後で調べてみたら、USBの規格名称、実にヘンテコリンなことになってたんですね。
ちなみにUSBとは「ユニバーサル・シリアルバス」のことです。シリアルバスとは、一本の線をつかって1ビットずつデータを次々と送りだすような転送方式のこと。高速に伝達できるのが特徴と記憶しています。

で、従来のUSB 3.0(最大転送速度 5Gbps)はなぜか「USB 3.1 Gen1」になった。

要するに3.0と3.1は同じです。(ただしUSB 3.1 Gen2というのもあるんで間違わないように。速度が倍の10Gbpsで、ただ単にUSB 3.1といったら Gen2を指すらしい)

■USB 2.0は、古い規格です。転送速度480Mbps。かなり遅いですが、まだ十分に使える。
  (bps とは bit par second かな。秒あたりの転送ビット数です。bitとは・・・・省略)

■USB 3.0は少し進化して転送速度5Gbps。

■USB 3.1 Gen1は、上で説明したようにUSB 3.0と同じ。転送速度5Gbps。

■USB 3.2。新規格みたいだけどど、USB 3.2 Gen1はUSB 3.0と同じ(つまりUSB 3.1 Gen1とも同じ)。

■USB 3.2 Gen2は、USB 3.1 Gen2と同じ。転送速度10Gbps。

USB 3.2 Gen2x2。転送速度20Gbpsで、単に「USB 3.2といったらこっちのこと」だそうです。

で、近々USB 4.0が出るらしい。知ったことか。