「一笑両断 まんがで斬る政治」佐藤正明

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中日新聞社(東京新聞) ★★★★
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東京新聞というか中日新聞というか、ま、その新聞に連載の政治マンガをまとめたものです。佐藤正明という人。たぶん、該当紙の読者以外にはあんまり知られていないんだろうなあ。

私も数カ月前まで知らない漫画家でした。去年、中央の大きなマンガ賞を受賞した。えーと、日本漫画家協会賞大賞(カーツーン部門)です。で、ネットでいろいろ紹介されて、これが面白い。少なくとも私にははまった。

で、何冊目かの本を出したということがわかって(7月20日発売だったか)、アマゾンに注文を出しました。その時点の状況では売り切れで、在庫が入ったら送付するよということでしたが、実際には3日ほどで届きました。

一読。なーんだ、ごく最近分を収録かと思ったら、けっこう古いのも採録されていました。アベのモリカケ・サクラとか、トランプの米朝会談とか。もちろんスガとコロナなんかも入ってはいます。

そうしたマンガに東京新聞の元政治部長がいろいろ解説をつけている。悪くはないし親切ともいえるけど、そのぶんマンガ点数を増やしてもよかったかな。

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なかなか良かったです。自分の好みとしては特に「新学期」シリーズかな。世界のリーダーたちが一同に会したとある不良高校の教室風景()。

たとえばやっかいものの金正恩が紙飛行機ロケットを飛ばし散らしている。ボスの座を争ってかトランプと習近平が対決している。だらけた感じで足を机にのせているのはドテルテ。窓のあたりではプーチンが子分のアサドとこそこそ悪巧みしている。前の席ではセーラー服のメイとメルケルが揉めているのかどうか()。えーと、アベはたしか最前列で見えない・聞こえないふりしていたかな。

いいセンスです。一枚の絵で10分か15分は楽しめる。

あとがきでは、自分のは単なる「政治を題材にしたマンガ」であり、とくに風刺とかいうもんじゃないとか書いてありました。たしかに「鋭い!」とかいう感じではなく、あんがい温かいです。巧いけど、たとえば朝日の山田紳さんなんかとは、似ているようで少し違う。

うーん、同じ政治家たちに対して、山田紳がうんざりしているとすれば、佐藤正明さんは笑っている。同じようなもんでしょうけど、ほんの少し違うんでしょうかね。

たぶんアマゾンの担当者が想定したより実際の注文が多かったんでしょうね。
たんなる新学期ではなく、トランプが新しい学級委員になったらしい。それで不平顔の習近平と話をしているのか。
メイが愚痴たれてるのかもしれない。うそつきボリスの悪口。

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このページは、kazが2021年7月25日 11:29に書いたブログ記事です。

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