「チェサピーク物語 1 2」 ジェームズ A.ミッチナー

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至誠堂 ★★


james.jpgせっかく3巻4巻を読んだので、ついでに巻1巻2も読み直してみました。

この前に読んだのは1年前だったか、2年前だったか。その頃は感情移入できなかった沼地の一族(ターロック一家だったかな)が、妙に面白いです。先天的な放浪者の家系、こすっからい盗人、文盲。その一族から初めて文字を読み書きできる少年が育ち、奴隷船の船長となる。あるときは奴隷船で金稼ぎ、あるときは愛国的な私略船の船長。そしてあるときはロマンチックで酷薄な色男。

それにしてもミッチェナー、年齢のせいか力量が落ちてますね。アネクドート展開の混乱がけっこう目立ちました。


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このページは、kazが2003年6月23日 13:57に書いた記事です。

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