内視鏡検査

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晴れ 木枯らし

実は先週、内視鏡検査をしました。昔ふうに言うと胃カメラという奴ですね。技術の進歩で細くなったという話を聞いていましたが、直径は1センチくらい。もちろん静止画像なんかではなく、リアルタイムのカラーデジタル画像がモニターできます。

以前、歯医者に「あんた、反射が強いねー」と言われたことがあります。嘔吐反射。ですから今回の内視鏡も気が重かったのですが、さすがにしっかり事前の麻酔処置があり、グェッ!と数回やるだけですみました。

自分の胃の中を見るってのはエキサイティングな経験ですね。きれいなピンク色で、案外グロテスクではない。ただし、ところどころに赤い血の色があって、医者は「いやー、やってよかった。よかった」とずいぶん喜んでいました。チョコッチョコッと、三カ所ほど検査用にサンプルも採取。そのたびに(組織をむしり取ったんだから当然)血がチュッと滲みでます。潰瘍のなりかかり部分もあったようですが、ま、一応は「出血性胃炎ということでいいでしょう」との診断でした。

アホみたいですね。なんか、自分の胃がいとおしいような気がしました。こんな一見繊細な臓器に肉やら野菜やら酒やらを放り込んでるのは罪悪のような感さえします。カレーとか胡椒なんて、とんでもない。可哀相に。

とはいえ「食事はふだんどうりでいい」という言質を得てるんで、その夜から相変わらず晩酌もしているし、数日後にはキムチ雑炊もたべました。ちょっと気がとがめます。子供は「どうせ飲むなと言っても無駄だからお医者さんも言わないのよ」と、冷静です。

もっとも週末、例によってオヤツの時間、「たべない?」と甘いものを勧めるので「とんでもない」と拒否したら「あとで薬飲んどけば大丈夫よ」と矛盾したことも言います。

ま、どうせ他人の胃ですからね。

気のせいか、検査をしてから胃の調子が悪い気もします。ときどき痛んだり、お腹が張ったり。しっかり薬飲んでるんだけどなー。 

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このページは、kazが2003年11月17日 15:08に書いた記事です。

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