2005年10月アーカイブ

角川書店 ★★

 

avenger.jpgフォーサイスの比較的新しい作のようです。なんせビン・ラディンが出てくる。

今回の舞台は旧ユーゴスラビアです。ややこしいですね。セルビアやらクロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナがどう絡んでいるか・・新聞や本の解説を読んだときは理解しているのですが、すぐ忘れてしまう。要するに、ゴタゴタしている悲しい地域。

ま、その地域でNGOのアメリカ人青年が殺される。で、彼の祖父は犯人をつきとめようとする。そのためには動いてくれるゴルゴ13が必要で、そのゴルゴ13がアヴェンジャー。

物語の背景なんてどうでもいいんです。超厳重警備の南国の要塞に、主人公(一応は)がどう忍び込み、どう計略をめぐらすか。その一点だけがテーマですね。

途中までは、なんかなー・・・という感じで読み進んでいたのですが、最後だけは驚いた。なるほど、そういう仕掛けだったのか。ま、達者なフォーサイスです。読んで損はしません。たぶん。

アーティストハウス ★★★

 

gokuchuki.jpg「百万ドルをとり返せ!」のジェフリー・アーチャーが偽証罪で実刑判決を受けたということは知っていました。その後どうしたのか知らなかったのですが、刑務所に入るやいなやこんな本を書いていたとは。

要するに、刑務所体験記です。なかなか興味深いです。保守党の元副幹事長でもあり一代貴族でもあるアーチャーが、殺人犯や強姦犯といっしょに刑務所。なるほど。で、最初に入った数週間の監獄での体験記です。

年齢もあるでしょうが、いちばん苦労したのは食事のようですね。あまりに不味くて支給食が食べられない。1週間12ポンドくらいが自由に使えるらしいですが、そのお金でやりくりして、なんとか喉を通りそうな食べ物を買い食いしている。なんせ12ポンドですから、すぐ底をつく。ボトルの水も残り少なくなる。原稿用紙代わりのクリップペーパーも買わなければならない。

なかなか面白かったです。

秋冷

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晴れ後雨

めっきり冷えてきました。今年は秋らしい快適な気候があまりなかったような気がします。夏のくそ暑い日々の後が長雨で、その後は一気に冷え込み。今日は近くの公園にでも行こうか、という日がなかった。

今は長袖を着て、ベストを着込んでちょうどいいですね。デスクに向かっていると裸足の爪先がしんしんと冷えてきます。ま、この程度なら特に文句をいうほどでもないんですが。

このところなんとなく気持ちが忙しく、この駄文も進んでいません。本もあまり読んでいません。もちろんPCゲームもしていない。いったい何をしてるのか・・と問われるといちばん困ります。何、してるんでしょうね、ほんと。

最近、子供の仕事も比較的余裕があるらしく、週末になると帰宅することが多くなりました。帰宅といったって土曜の夜に帰って、日曜の午後に出ていくんですが。それでも子供がいると家が嘘のように活気づきますね。奥さんも嬉しそうにニコニコしているし、ひっそり静かだった家にピアノもどんがら鳴り響くし。

子供のいる生活って、やはりいいものです。 

東京創元社 ★★★

 

reservationb.jpgシャーマン・アレクシーという人は数少ないネイティブアメリカン作家のようです。昔ふうにいうとインディアンですわな。

なんといいますか、こういうハードな代物は久しぶりなんで、最初は戸惑いました。あ、ハードといっても文体は超やわらかいです。やわらかい・・というよりシュールと表現すべきかな。土俗的でシュールなロックンロール・ストーリー。何いってんだか不明ですね。

シャーマン・アレクシーという人、そもそもは詩人のようです。そう考えると納得。古いブルースの歌い手ロバート・ジョンスン(有名な人なのかな?)の魂がギターかかえて西海岸の居留地へあらわれる。意志あるギターが火花を散らして勝手に演奏する。

どうしようもないネイティブ3人組がバンドを組み、他の部族の姉妹も参加し、見すぼらしい居留地で大騒ぎをする。現実と精霊と現在と過去。すべてが混在しているのがこうした見捨てられたリザベーションなんでしょうね。悲しいおとぎ話でもあり、詩でもあります。読後感はよかったです。

ハヤカワ文庫 ★★

yorukitaru.jpgアイザック・アシモフの超有名な短編をシルヴァーバーグとの共著という形にしたリメイク。

リメイクというのはたいてい面白くもないものですが、いかにシルヴァーバーグといえども成功はしていません。ひたすらダラダラと長くなっただけ。そもそも原作そのものが設定に少し無理があったわけですから、その無理がいっそう拡大されただけという印象です。

ただし、読むんじゃなかった!というレベルではないと思います。

文芸春秋 ★★

 

hibinoshoku.jpg達者な文章だなーと思ったら、大昔に読んでなかなか良かった「もしも宮中晩餐会に招かれたら」の著者でした。皇室の大膳(料理人)をやっていた方です。

皇室の料理って、民間とは発想がまったく違うんですね。もったいないとか、惜しいとかいうことを考えない。大根切るにもニンジン切るにも、大きさや厚さなどなどアホみたいにきっちりやる。1ミリ違ってもいけない。不公平のないようにという意図なのか、それとも煮え方が完全に均一になるようにという考えなのか・・・。なぜかジャガイモなんかは完全な球形に切る。ゴロゴロと転がして転がりが曲がるとゴミバコに全部ポイ!になる。

また高貴な御方は原則として「出されたものはそのまま食べる」のだそうです。カシワ餅を葉に包んだまま出したら、そのまま食べてしまったそうで、これは不味かったらしい。こういう場合は葉を開いて、その上に餅を乗せておくべきだったんでしょうね。

給仕の女官も「聞かれない限りは助言はしない」のが基本で、アレレ!と思っても黙っている。「知っていて、あえてやっているかも知れないから」という発想のようです。

面白い本でした。

河出書房新社 ★★

 

somurieno.jpg田崎真也という人、知らないながら何故か好きではなかったのですが、実際にはけっこう良かったです。

要するに、考え方がプロですね。ワイングラスはテーブルの右か左か、食べ終わったらナイフとフォークを揃えるのがマナーなのか、ボジョレーヌーボーは寝かせるといけないのか・・・。

ぜーんぶ、お好きなように!というのが田崎ソムリエの考え。ウェイターに気を使う必要なんでまったくないし、自分で美味いと思うワインを好きなように飲めばいい。ルールなんてない! ただ基本は「楽しく、美味しく。他の客に迷惑さえかけなければ可」

私、個人的には最近の地酒ブームに迷惑しておりまして、ちょっとした酒に燗を付けてくれと頼むとやたら怒られるのに困っています。燗というと安酒しかおいてない。名前のあるような地酒はぜーんぶ冷や専用。学生時代にアルバイトした飲み屋では、越の寒梅に燗つけて、さんざん板さんと飲んでたんですけどね。

アスコム

nichibeiit.jpg知りませんでした。アスキー出版は「アスコム」になってたんですね。この会社、好きだったんですがどんどん変化してきている。

ま、田原が1980年代ごろからあちこちにインタビューしてきたものの集大成です。知ってる話もあるし、初耳のものもある。大部ですが、飽きませんでした。

そうじゃないかと思ってましたが、やはり日本の通産省というのは凄い。賢い人たちが日本のためを思って、賢く必死に動いている。もちろん民間も民間で凄い人たちが必死に動いている。そこに米国巨大企業や米国政府の意図が絡んだりして、文字通りの経済戦争。

電力、原子力、コンビュータ、通信、特許、鯨、環境。壮大な格闘絵巻です



雨のせいか、こもっている北側の部屋は日中でも薄暗く、PCのディスプレーだけが明るく輝いています。目に悪そうなんで明かりをつけようかなと思うほど。そうはいっても真昼なんだし、ま、いいか、と我慢しているのですが。

それもあってか、外の見えない狭い部屋に閉じこもっていると、だんだん仕事が詰まってきます。あまりに気分が煮詰まってくると机を離れて、気分転換にタバコを吸いにベランダに出るのですが、これも回数が多いと不味くなる。仕方なくピーナッツやら煎餅やらカリントウやらを探してはポリポリ、バリバリ。ただしこれも食べすぎると気分が悪くなるので、ここ数日は大きな黒飴にしています。口のなかでコロコロと転がしているとけっこう時間が稼げる。

でも、もう飽きてきました。なにか適当なものはないかしらん。 
burz.jpgFighter、Rogue、Valkyrie、Ranger、Monk、Bishopで開始し、最初のレベルアップでValkyrie、Ranger、Monkは専門職に転職。以後は地道に呪文の修行をしてもらいます。したがって戦闘はFighter、Rogueに完全委任です。

 
地道に修行
で、山の上の行商人のところへ行き、Priest、Psionic、Bishopの三人はCharmの練習。それぞれ専門分野が15を越しました。このままPriest、Psionicの2人はなんとか30以上を確保する予定。BishopはPsi分野を使っているのですが、これは30手前にとどめておくかな。そうしないと後でCharmをPri分野に切り換えるのが辛くなります。

修道院の地下でいちばんの難関は(人によっても違うでしょうが)、たぶんチビ蜘蛛の群れでしょう。巨大コオロギより始末が悪い。下手するとバタバタと人死にが出ますね。

で、私の場合は蜘蛛の部屋の入り口から戦闘モードで突進します。突進すると連中がパラパラ天井から落ちてくるので、その群れにぴったり肉薄。持てる限りのスペルを使いまくって先制するのがコツです。できる限り、逃さないようにする。うまくすると2~ターンくらいで始末できます。2~3ターン以上かかると・・・・うーん、たいてい距離をおかれて、遠隔攻撃。こうなると超苦戦ですね。

草思社 ★★

 

「全史」というのがすごいですね。

seimei40.jpgよほど上手な書き手じゃないと、こういう通史は難しいです。本音を言うと、例のパンゲアとかなんとかとか、大陸分裂移動のあたりを詳しく書いてあるかな・・というだけの期待で読みました。このあたりの推移を分かりやすく書いたものを知らないので。

うーん、やはり読みにくかったです。そう下手でもないし、いろいろ新鮮な話もあったり(たとえばカンブリア爆発の件(バージェス頁岩)ではスティーブン・グールドがかなり勇み足だったとか少し批判)で、それなりだったのですが。

チラホラと、拾い読みでした。

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