「竜馬がゆく」 司馬遼太郎

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★★★ 文春文庫

ryouma2010.jpg本棚に腐りかけていた全八巻を再読。もちろん何回か読んでますが、そう多くはないと思います。今回がたぶん3回め程度かな。

私が読んで、家人が読んで、娘が何回か愛読して、もうボロボロです。ページは色が変わっているし、表紙カバーはとれている。

司馬さんがこれを書いてから、新資料もずいぶん出ています。いちばん最近では、千葉道場のさな子さんが、竜馬の死後ですけど結婚もしたらしい。あんまり長くは添えなかったみたいですが、それでもよかったですね。竜馬なんぞに操をたてて生涯独身じゃ可哀相すぎます。

そうそう。竜馬が置いていった(司馬さんによると)汚い片袖。なんかまっとうな由緒ものだったという記事もどこかで読んだ記憶があります。おさなさんが許嫁と信じたのも決して根拠がなかったわけじゃないらしい。

ま、これだけ何回も読んでもらえれば幸せだろうな、という本。十分にモトのとれた文庫です。