2011年9月アーカイブ

たまたまテレビをつけたら大河ドラマの再放送をやっていました。NHK大河はここン十年、ブツクサ悪口を言いながらも、だいたいは観続けていたんですが、さすがに今年はあきれ果ての極致、かなり前から放棄してました。

したがって、久しぶりの「江」です。

ふーん。たしか以前はすごい善玉みたいだった北大路家康が雰囲気変わったんですね。急に腹黒そうになってる。家内が「この人、ホワイトの犬でしょ」というので「うん、そう。犬。」

なるほどなるほど。小山の軍議ですか。あれ、なんでここに真田幸村がいるんだ。会議が終わってからこっそり家来つれて上田まで逃げ出すんでしょうか。

なんか家康が江と話をしています。「亭主は戦に向いてないから・・」とか訴えてますね。へんなの。おまけに嫁と姑の距離が近すぎる。姑が気安く嫁の膝なんか叩いてさ。口さがない侍女連中がなんとウワサするやら。

秀忠は「幸村と話がしてみたい」という理由で上田城までわざわざ行ったんですか。ふーん。もっとはっきり「血祭りにあげてやろう」とか断言したほうが理解しやすいです。

京極高次と初、抹茶色のペアルックはよごさんした。あんがいありえたかもしれない。

高台院の使者として孝蔵主が手紙をもって来ますが、これでもNHKの恒例、いきなり天守にワープしてきます。「高台院さまのお使者がお見え・・」とかなんとか、5秒前でもいいから家来なり侍女なりが先触れしないのが不思議です。セリフ付きの役者を増やすと経費が問題なんでしょうか。

それに、あんな微妙な用件、みんなの前で伝えるなよ。すぐそばに高貴な竜子はんがぶっ倒れたままなのに誰も介抱しないし。

そんな小さなことより、全体を通して奇妙だったのは「豊臣と徳川の戦い」という位置づけにしていることですね。小山へ進軍した武将たち、「豊臣と戦う」なんて明確に思っていた連中はほぼ皆無でしょう。あの時点ではあくまで建前として「三成と家康」です。これはけっこう大きな問題のような気がします。

また「豊臣が徳川に弓を引く」ってのも非常に不思議な言い方ですね。弓を引くのは目下が目上に対して歯向かうことなんで、「家康が豊臣に弓引く」ならまだ理解可能ですが。

ま、それはともかく。久しぶりに観ましたが、あいかわらず山ほど突っ付きどころのあるドラマです。・・というか、早く坂の上の雲が始まらないかなあ・・。
★★★ 朝日新聞社

meta.jpg南国。深夜のジャングルを恐怖にかられて走る男。なぜ逃げているのか理由は不明ですが、暗闇の中を飛び交う毒虫や落ちてくる山蛭の触感、なぜか駝鳥までかたわらを疾走する。怖いですね。

で、名前もしれない青年は、やはり山道をとんとこ歩いている少年と出会う。少年は宮古なまりのきつい、イケメンです。いい加減そうで、のびのび育って、いかにも女が放っておかないタイプ。少年は山の中のナントカ訓練塾から脱走してきたところです。朝は早いし、マラソン強制されるし、あんな集団生活はやってらんね。

出会った二人が途中で知り合ったコンビニ勤めの女のアパートに転がり込み、そこからまたいろいろあって、それぞれの方向で自活をはかる。一人はホストクラブに潜り込み、一人は那覇の安ドミトリーでスタッフの仕事にありつく。

沖縄のけだるい空気、いいかげんな生き方、きれいに言えばロハスであり、仲間との共生であり、地上の楽園であり、あるいは無気力であり。そんなのんきな生活が続くわけもなくて、やがて現実との厳しい衝突がやってきます。

名を失った青年の過去がだんだんに明らかになってきます。家庭崩壊、家庭内暴力、無責任、派遣、消耗、絶望・・・。かなり、暗いです。やりきれなくなってくる。

那覇にきてからけっこう現実的でたくましいように見えた青年も、実はどんどすり減ってくる。ドミトリゲストハウスのかっこいい経営者も、実はかなり俗っぽい人間だし、もう一人の少年にしても、ホストクラブがそんなに楽しいばかりの勤めであるわけがない。

そして、一気に破局。破局と言い切っていいのかどうかが難しいとこですが、どちらにしても一気に変わります。変わった結果がどうなるのか。それは知りません。勝手に考えてね。たぶん、作者もそのへんは投げ出しています。

かなり面白い本でした。一気に読みました。当然のことながら、登場人物、女のキャラがよく立っています。自然で、生きている。そうそう。やたら出てくるうちなーぐち(沖縄ことば)や宮古ぐちが、のんびりした良い味だしてます。

使っているモノクロレーザプリンタ(EPSON LP-1400)。ヘッドに傷がついたのか、縦に白線が出るようになった。買って3年程度だし、まだガマンできるだろうと思っていたけど、印刷モレの白線がどんどん増えてくる。今回はハズレだったか。でも困るなあ・・・。

lbp6200.jpgで、換えました。深い理由もなく今度はCANONのレーザプリンタ。LBP6200という機種です。えーと、アマゾンで1万2800円。2008年購入のエプソンが2万2000円だったから、どんどん安くなってる。

で、今までどおりバッファローのプリントサーバ LPV3-U2Sにつないでインストール。簡単にすむと思ったら、なぜかうまくいかない。インストールが済んだと思ったら「再起動しろ」とメッセージが出て、ちゃんと認識してるようなのでテスト印刷してみると、まったく無反応。チェックすると「オフライン」なんだそうです。わけわからん。

なんやかんや、6~7回はイントスール試行してみました。再インストール前にスッキリさせようとデバイス削除を繰り返すと、そのうち削除も効かなくなったり。新しいポートが勝手に出来てしまったり、プリントサーバのダイレクト接続マネージャーに頼らないで直接TCP/IPで指定してみたり、いったんUSBプリンタとして入れてからポートを変更してみたり、ナニしてみたり。

結論。すべてダメでした。念のためバッファ ローサイトで調べてみると、LBP6200はサポート機種に入っていない。なんかキヤノン独自のCAPT(Canon Advanced Printing Technology)だとうまくいかないとかも書いてある。双方向通信をキャンセルする機能がないからなんだそうです。双方向通信、きちんと切れたような気もするんだけど、勘違いだったのかな。

うーん。困った。数時間の格闘の末、あきらめてデスクトップにUSBでダイレクト接続しました。無線LAN接続のノートからは、デスクトップを介して印刷してもらいましょう。印刷時、デスクトップが立ち上ってないといけないので、あまり美的ではないですが、背に腹はかえられない。

数年前にせっかく買ったプリントサーバが無駄になるのか。なんか悔しいなあ。

かなり前から照明が暗いなあと感じてきました。パソコンを使っている書斎(自称) です。窓のない奥まった部屋なので、日中も照明をつけないといけない。その明かりがなんか暗い気がする。

keikoukan.jpg最近、めっきり目が悪くなっています。そもそもは老眼で近くが見えにくくなっているのが、どんどん進んでいる。メガネをかければ見えますが、長くかけていると目が疲れる。なのに一日中モニターを眺めたり本を読んだり、テレビを観たり、ひたすら酷使

目、大事ですよね。耳が聴こえなくなっても困るし、口がきけなくても困る。でもいちばん困るのは目だろうなあ。たまに激しく痛くなったり、目脂が出たり、1~2分ではあるものの目がかすんで見えなくなることもある。ときおり目がストライキしている雰囲気です。これは家族には秘密。

それはともかく。念のために天井の照明を調べてみました。傘をグリグリッと回すと開きます。あれれれ、2本ある蛍光管のうち外側が切れてるじゃないか。どうりで暗いわけだ。

ついでにリビングの照明も開けてみると、こっちもかなり黒ずんできています。えーと、4年前に交換したやつか。まだ持つはずだけど、そう長くはないかな。

思い切って全とっかえ。駅前の電器店で買ってきました。リビングは3本組で昼白色。書斎は2本組で昼光色。4000円程度かとおもってたら、あいにく使っているのが「スリム管」だったため、約6000円程度。けっこうな出費になりますね。

そうそう。大型電器店の売り場には東芝、パナソニック、通常管、スリム管、2本組、3本組、昼白色、昼光色といろいろあるので、間違えないように念入りに調べていたら、売り子のオバハンが「お迷いですか・・」と寄ってきた。珍しい。よっぽど頼りなさそうな爺さんと思われたんだな。

「色のお間違がえないように」と言うので「こっちは赤、こっちは青でしょ」といったら「違います、どちらも白です。電球色とは違います」と抵抗された。「青と赤」なんて乱暴な言い方はダメらしい。片方は「朝の光のようなクリアな白」「片方は昼の光のような自然な白」らしい。

面倒なことです。色温度で表現するのがいちばん確実なんだけど、まだ一般的じゃないしなあ。

★★★ NHK出版

chuugoku.jpg中国政府が反日教育に必死なことは知っていいます。反日デモ、反米デモを半ば公認、あるいはひそかに煽動していることも知られています。しかし、何故か?

中国ブログの翻訳サイトなどでは、ひたすら「日本を憎む」という言葉が出見られます。翻訳のせいかもしれないが「嫌い」ではなく「憎む」です。理性的な意見をのべる書き込みであっても、かならず冒頭に「私は日本を憎むが、しかし・・」という前置き。これのない書き込みは皆無。

枕詞ですね、たぶん。それを付記しないと「小日本にへつらう売国奴」というレッテルを貼られてしまうんでしょうか。

日本を憎む理由としては、戦争中の蛮行と被害、その後の歴史認識の問題、教科書問題、靖国問題な、尖閣湾どが列挙されるでしょう。でも、釈然としない部分が残ります。現在も不快な感情は残るだろうが、でも国家をあげて大騒ぎするような大問題ではない。

たとえば日本のロシアに対する感情は良くありません。大戦末期の侵攻もあります。抑留もあます。千島もあります。だから多くの日本人は今でもソ連(ロシア)にけっして好感は持っていない。でも「憎悪する」というのとは少し違うような気がします。ロシアが好きだという一個人に対して売国奴!とののしることは、たぶんない。

台湾についてもそうです。蒋介石が逃げこんだ小さな島(それまでほとんど関心のなかった辺境)が中国大陸に従わない。下手すると独立の動きさえある。しかし昔のように「大陸反抗」という強がりの声はさすがに消えています。あんな小さな地域、実質的に独立させてやればいいじゃないか(なんなら英連邦のような緩やかな形もはありうる)

で、著者はクリントン政権で国務次官補だった女性。中国問題の専門家らしい。

あまり期待しないで読み進めましたが、たいへん良書でした。非常に客観的、冷静、論理的。キーワードは「中国の立場にたって考えてみよう」ということかな。

ごく簡単に要約すると、現在の中国首脳部は自信がない、ということ。強い意志で実行できた実力者は毛沢東、鄧小平まで。以後は「いつでも代替のきく小物」ということらしい。小物であり、しかも政府の構成はわけのわからない親分子分関係のようなアヤフヤなものなので、ちょっと失敗すると簡単に権力の座から滑り落ちる。おまけに権力構造は政府、党、軍、ついでに宣伝部というふうにタコ足状態で一本化されていない。(宣伝部は党や政府の言うなりといわけでもないようで、勝手に判断して暴走する)

小物が国内をまとめるためには、なにか神話が必要。残念ながら共産主義はその魔力を完全に失ってしまっている。ソ連、東欧の崩壊をみれば、だれだって実感できるでしょうね。共産主義の魔力がなくなり、力で押さえつけるだけのカリスマもない場合、不満だらけの国民を引っ張るには「たえまない経済成長」と「燃え盛る対外ナショナリズム」しか方法はありません。

だから鄧小平の後、江沢民時代から、日本に対する国民の悪感情は増大する一方。政府、宣伝部が煽ってるんだから当然です。

天安門事件、あれは国家崩壊の一歩手前だったんだそうです。デモ隊に対して軍がほんとに発砲してくれるか。かなり危険な賭だった。もしあのとき軍が動かなければ(可能性は十分あった)政府は完全に分裂、崩壊した。

事情は今も変わりません。国内の不満の方向をそらすために対外ナショナリズムを燃え盛らせる。でもいったん燃えた火はすぐ政府批判へと方向を変える危険性があまりに大きい。ネット時代、火をつけるのは簡単だが、いったん燃えるとその後が危険でしかたない。ジレンマです。

中国政府の目は常に国内に向けられている。だから外交問題が難しい。中国も本当は日本と仲良くやっていきたいのだそうです。でもそんな姿勢を見せると「弱腰」とののしられる。いままでさんざん煽っていたツケですね。

日本は歴史的に大中国のプライドをいちばん傷つけた国です(なんせ長い間、属国同様と思っていたのに)。実際に戦争、占領という事態をまねき、おまけに戦後も偉そうにしている。酷い目にあったという点では英国とかロシア、ドイツなんかもそうですが、地理的、歴史的な関係が少し違うわけです。

で、弱腰政府だからこそ、国民に弱腰と思われたくない。これは怖いです。ひょんなことからヌキサシならなくなって、えーい自棄だ!と台湾を攻めるかもしれない。日本とドンパチやるかもしれない。

でもアメリカとはあまりトラブルを起こしたくない。それをいうなら台湾侵攻も実はアメリカが乗り出してきそう。その点、日本なら叩いても大丈夫だろう・・・という甘い観測。で、叩きは対日に集中し、それが日本の反中国感情、軍備増強の動きをいっそう増幅させている。それが跳ね返って中国内でも、さらに反日感情が増しつつある。かなり困った事態になりかかっている。

いろいろ思い当たることの多い一冊でした。

アーカイブ

最近のコメント

このアーカイブについて

このページには、2011年9月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2011年8月です。

次のアーカイブは2011年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

OpenID対応しています OpenIDについて