「八重の桜」はひどかった?

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ネットをうろうろしていたら、大河評らしき記事にぶちあたりました。どうも評論家のような人らしく「八重の桜」はひどかったと述べている。

ま、そういう意見もあるわなと読んでみると、「八重の桜」は前半がいけなかったそうです。史実にこだわりすぎて主人公の出番が少なかったから視聴率が落ちた。もし前半のままの雰囲気で後半もやったら悲惨なことになっただろう。幸い後半は出来がよかったんだから、思い切って前半部分をもっと短くしていたらよかったのに

感想なんですから、人それぞれ、いろんな感じ方はある。でもまっ先に思ったのは、この筆者は本当に大河を視聴し続けていたんだろうかということ。ほとんど見てないんじゃないかな。なぜ視聴率が低かったか書いてやろうと最初に考え、それから適当な理由をこじつけた。あちこちネットを探しまわって、それらしい理由づけをした。

あくまで自分の感想ですが、私は「八重の桜」の幕末会津編は素晴らしい出来だったと思っています。100点満点とまでは言えず、もちろん小さな瑕疵はあるものの、そうですね、歴代大河の中でも屈指。NHKが力を入れたなあと感じました。

ただ、惜しむらく初志貫徹できなかった。なんでNHKが視聴率をそんなに気にするのか不思議ですが、維新後の京都編になると一気にエネルギーがなくなった。方針が大きく変わったような印象。真偽は知りませんが、脚本家が交代させられたという話もありますね。私は京都編、途中まで我慢したものの、数話であきらめました。挫折。

なんだかんだ、文句たれながらも大河ドラマは(たいてい)見ていますが、あんまり不作だと途中で諦めます。諦めてしまった大河、多いなあ

yaenosakura.jpgそうそう。知りませんでしたがこの「八重の桜」は今年の国際エミー賞にノミネートされたんだそうですね。どれだけ権威ある賞なのか知りませんが、ま、日本の優れたドラマと認知されたということでしょう、きっと。一応は納得できます。