北陸新幹線の旅

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そろそろ落ち着いた頃だろうと、金沢・北陸へ。だらだら歩く一家なので、例によって金沢では時間がなくなり、兼六園の入り口までは行ったものの中には入れませんでした。入り口のあたりの四高公園で、東京で買った弁当をようやく始末。

宿は山中温泉。よく山中山代片山津とまとめて言いますが、山代片山津のほうはバブル期に施設が大型化し、客の囲い込み作戦をとったため現在はなかなか苦しいとか。そんな話を数回聞きました。三温泉の共通駅が「加賀温泉」ですが、この駅近くにはやはりバブル期のものでしょう、巨大な金色の慈母観音がそびえ立つ。異様です。70mとかいうことでした。ただし、現状はほとんど廃業状態らしい。

山中温泉、大聖寺川に沿って思ったより洒落た温泉街でした。温泉宿は古いとこが多いですが、町並み作りに力を入れているんだそうです。

eiheiji2016.jpg翌日は永平寺。温泉からは往復バスがあってあんがい便利です。帰りのバス便が近いので大丈夫かなと心配しましたが、まったく杞憂。

永平寺の雰囲気も大昔とはまったく異なっていて、観光客はスリッパでひたすら効率よくペタペタ歩き回って一丁上がり。坊さんもスリッパやら専用サンダルで廊下をスタスタ歩いている。境内をウロウロなんてできない仕掛けになっていました。これじゃたいして時間をつぶせない。

若い坊さんが真面目に鐘を突いていました


翌日は東尋坊。まったく期待していませんでしたが、けっこう良いところです。ただし観光客が多すぎ。ということで、ザーッと一周。一周というほどのものでもないか。

2泊した宿の食事がおいしかったです。洗練された田舎料理ふう()。前になんかドイツ人の家族が来たけど食事があわなくて早々に退散したとか。スキヤキ、シャブシャブ系がゼロで、肉っけのないメニューに面食らったんでしょう。ゲルマン系の一家に純和風はちょっと辛かったらしい。

「加賀懐石ベースの創作」だそうです。失礼。