一生分の旧式レフ電球

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この夏は東京都がLED電球交換イベントをやっています。切れていない白熱球を2つ、ピコ太郎看板の電気店にもっていくと、新品のLED1コと交換してくれるというもの。ただし住所氏名を証明する書類が必要です。また大型電機店なんかはこの運動に加わっておらず、小さな街の電気店だけの模様。

ということで古いのをもって行ってきました。トイレが明るすぎて、夜起きたときなんかは目がくらむ。目がくらむと、寝室に戻っても寝付きが悪い。60Wを40Wに落としたほうがいいんじゃないか・・というのが理由。どうせ交換するんならLEDですよね。

というわけでLED電球を入手したんですが、あらら、なぜか点灯しません。ダウンライトというらしいですが、天井にロート型の窪みがあり、その奥に電球を差し込む形です。不良品か・・・と元の電球に戻したら、あれ、これも点灯しない。こんなバカな・・と何回かトライしてもダメで、しかしカミさんがやると何故か点灯する。えええ?

denkyu2017.jpgいろいろ試行錯誤した結果、真相が(たぶん)解明されました。電球のソケット部分のサイズにはごく微小な差異があり、それが原因で電球の根っこの先端のポッチが奥に届いていないらしい。

ただしちょっとしたタイミングでは届いて点灯する。で、かんじんのLED電球のほうは、どうやっても届かず点灯しませんでした。白熱球とくらべてほんの少しサイズが違うんでしょう。あるいはこのメーカーのつくり方に微妙な「クセ」があるのかもしれない。

廊下とか洗面室とかの電球も調べてみました。ほとんどがダウンライト方式です。しかも「レフ専用 60Wまで」とある。つまりレフ電球を使えという規格なんですが、でもレフ球は値段が高いです。そのためトイレの電球も、いつだったか切れたのを普通のシリカ電球(内側を白くぬっ た球)に替えていた。だから熱が籠もった・・という可能性もある。

で、熱がこもると器具の受けのバネ部分の弾力がなくなる(その結果、届かなくなる)とか、LEDに変えると径のサイズが大きすぎて干渉し、うまく凹みに入らないこともある。けっこういろいろトラブルがあることがわかりました。ま、届かないのはドライバーかなんかでソケット底のバネを起こしてやれば解決しそうですが、ブレーカーを落としてから脚立に乗って、懐中電灯つかってこまかな作業が必要になる。やめたほうが無難だな、たぶん。

結論。要するにレフ球を一気にLEDにするのは合理的なんだけど、かなりリスクがあることがわかった。うん、とりあえずは旧式の白熱球を用意しておくほうが賢明かな。

ということで、一気に旧式の白熱電球を買いだめしました。調べたらAmazonでパナソニック60Wのレフ球が300円強で出ている。パナはまだ白熱球を製造してるんでしょうか、それとも大量に在庫があるのか。ま、これならいいかと思ったんですが、あざといことに「プライム会員専用」です。たかが電球ごときでプライム会員になんてなれるか。

仕方なくいろいろ探した結果、同じパナの60Wレフ球が233円という出品を発見しました。送料が324円です。233円+324円なら557円で十分に利益の出る設定なんでしょう。しかしものは試しで、数量ボタンをクリックしてみたら数字が変わります。つまり複数売りもしてくれる。結果的にレフ球5コで1165円、送料は1コと同じで324円、合計は1864円。つまり単品売りに計算しなおすと372円程度です。これなら文句なし。一生分を買った。

ちなみに1コあたり199円という破格の出品も発見したんですが、こっちは複数まとめての販売はしてくれませんでした。1点ごとに送料がかかる。ま、当然でしょうね。ついでに安いフロスト球(昔ふうの普通電球です)も買いました。