2018年1月アーカイブ

草思社 ★★★    
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多くの資料を調べて書いたものなんだと思います。たぶん、労作。ただし内容はとくに面白いとか、興味をひくというものではない。

昭和天皇、あるいは今上天皇が欧州へ行くとなるとどれほど大がかりなことになるのか。周囲がどれだけ苦労するのか。ま、そういうことがわかります。たぶん担当の侍従とか外交官とか、このイベントを無事にこなしただけでも一生の仕事として誇れるんでしょうね。

いちばん面白かったのは、当時19歳だった皇太子、この時点で「握ったばかりの鮨」は生涯2コしか食べたことがなかったらしい。「握ったばかり」の意味がいまいち不明ですが、いずれにしても皇太子、握りを食べる機会なんてなかったんだろうな。

そうそう。ドラマにもなった「天皇の料理番」で、ナントカの宮の屋敷に鮨の屋台を設置して、みんなに握りをふるまったことがあると書いてあったような。自慢ふうに書かれていた記憶があります。関係ないけど主厨長アキヤマさんの作る料理、天皇はかなり飽きていたような雰囲気もある。ずーっと同じ人の料理じゃ、ま、そうでしょうね。だから地方巡幸なんかで違う味のものを食べる機会があると、お代わりして倍は食べた。

もう一つ。吉田茂の話術。自由に話すときはそれなりだったが、書かれた原稿を読むときになると、声は小さいしモゴモゴしていたらしい。「オレの力で日英の関係を修復・・」と意気込んでロンドン入りしたものの、うまくいかず、演説でも不評をかった。当時の日英関係はかなり険悪だった。皇太子がタマゴを投げられなかったのはラッキー。




幻冬舎  ★★
 
senshibanko.jpg黒鉄ヒロシの歴史マンガシリーズでは、大昔に読んだのが「新選組」。クセは強いけど、絵はよかった。新選組のアホ連中、好きなんだろうなきっと。面白い本でした。

で、図書館で発見したこの「千思万考」は淀殿とか秀頼とか、あるいは武田勝頼とかザビエルとか、おなじみの連中を適当に引っ張りだして勝手なことを書く。もちろん絵も掲載する。

悪くはないんですが、なんせ文体と切り口に「癖」が強いので、飽きます。あるいは疲れます。甘すぎる饅頭とか、辛すぎる味噌漬けみたいなもんですね。
 
そうそう。前に「乱乃巻」を読んでいたらしい。完全に忘れてた。

docomo201801.jpgガラケーにメール着信。なぜかAmazonからで、しかもショートメールです。怪しい。

発信者を見ようとしたら「問題を検出しました」のメッセージが出ている。このメッセージそのものが本物か偽物かも不明だけど、どっちにしてもアマゾンからSMSメールが来るいわれがない。

ネットで検索したら、偽アマゾンメールがけっこうあるらしい。なんやかんやで金を払わせようとするようです。ふん。

昭和60年、つまり1985年に買った壁掛け時計。いまだに動いています。不思議だなあ。2011年時点の記事で「まだ1年や2年は持つかもしれません」なんて書いてますが、それから7年たってもまだ健在です。

tokei.jpgえーと、そもそも購入したのが1985年ということは、もう33年目に突入ですか。いくらで買ったものだったかももう記憶のかなた。

実は7年前にいったんは止まったんですが、その時は秒針がひっかかってヒクヒクしている状態でした。要するにムーブメント部分はまだ問題なし。動く意志はあるんだけど、秒針の高さが微妙にズレて、他の針と干渉してしまったという形です。

でも指でひっかけて分針を無理やりグルグル回してやったら、通り道ができたのかスルリと解消してしまった。安易だなあ。

ちなみに乾電池をつかったセイコーの普及品です。特別な時計ではない。ムーブメントは経年で小さな歯車が汚れたりすり減ったりしてダメになると思うのですが、たまたまこんな頑丈な製品もできあがる。これじゃ商売にならないですね。信頼は増すけど。

アーシュラ・K・ルグウィン(Ursula Kroeber Le Guin。ル=グウィンとも表記)がなくなったらしい。88歳だったとか。

十分な年齢ともいえるけど、ちょっと惜しい。好きな作家です。、両性具有の社会「闇の左手」とか、未来史もののハイニッシュシリーズとか。短編集だけど「風の十二方位」は良かったですね。珠玉でした。長編も短編も叙情がある。センチメンタルになりそうでならない寸止め。

それにしてもゲド戦記、あの映画は宮崎駿に作らせたかった。吾朗じゃなく・・・。どんな映画になったか、想像するだけで楽しい。

追記
ルグイン本の訳文はいつも上手だなあと感心していましたが、小尾芙佐という人だった。そもそもは推理小説の翻訳希望だったけど、無理やりSF畑へひっぱりこまれた。「アルジャーノンに花束を」なんかもそうで、訳文に品と工夫のある人です。ちなみに引っ張りこんだのは早川書房にいた福島正実。

かねてからゴチャゴチャになっている机の下を整理しようと思っているのですが、なかなかできない。はい、しゃがんで作業しようとすると腰が痛むわけです。腰痛のなりかかり。無理して強行すると間違いなくギックリ腰になる。あっ、危ない!と思って中断した。

ゴミは何十年も溜め込んでます。古い本、パソコンの部品、ケーブル類、CDとかDVD、仕事関係の書類や資料本。みーんな纏めて捨てようと計画しています。市のゴミ分別を調べたら、PC関係の小さなものは「燃えないゴミ」として捨てられることがわかった。

LI-TU.jpgそういう遠大な計画があったので、昨年の暮れには「中棚受け金具」を買いました。4コで170円くらいだったかな。ようするにスチールPCデスクの足元にある中棚を支える金具。いつかの引越しで紛失したらしい。1コでも金具がないと棚が使えないので、仕方なく、以後は古本を積んで支えにしていました。見苦しいですね。

そんなこんなで、机の周辺はゴミ溜まりと化している。これをスーッと綺麗にしたらどんなに心地よいだろうか。

腰の不安が解消するのを辛抱強く待っている状況です。痛みが消えたら、やるぞ。まるで初場所の栃ノ心みたいですね。栃ノ心、みるからに怪力の仁王みたいな力士なのに、ずーっとケガで不本意な相撲が続いていた。それがようやく不安がなくなったようで、いやはや、久しぶりに強いです。昨日は優勝候補の一角である御嶽海を子供みたいにつり上げて勝ちましたね。

けっこう好きなお相撲さんです。

ふと気がついて新しくついたコメントをチェックすると、例の三菱ディスプレーのリモコンの件でした。このエントリーをアップしたのが2012年ですから、すごいなあ。6年たったてもまだ世の役にたっている。

電池ケースの開け方、別に自分で工夫したわけてもなく、たぶん某掲示板で発見したんだと思います。ガラクタも満載だけど、有用な情報も多い。なんか、最近名称が変わったそうですね。2ちゃんが5ちゃんになった。理由はよく知りません。

この23インチディスプレー(RDT232WX)、実はかなり危うくなっています。コントラストの調整のため、下縁にならんだ楊枝みたいな小さなスイッチをゴソゴソまさぐっていると、ん?、効きが悪い。一方向には進むけど、反対には動かない・・・たとえば暗くはできるけど明るくはできないとか。ヤワな作りのスイッチなんで危惧していはいましたが、もう壊れかかりですね。桑原々々。それ以上触らないようにして、以後は封印です。

これがダメになったら次はどうするか。実は前にいろいろ調べて、23.8インチがいいという結論になっています。これだとドットピッチが0.275mm程度。現状の23インチでは0.265mmなんで、文字サイズが少し大きくなるわけです。歳をとると、大きい方がありがたい。

rdt232-201312.jpg安く買うならIIYAMAかな。Dellも評判いいようです。ほんとうはFlexScanなんですが、このところ円安だからなあ。下がらない。今年の1月時点でそれぞれ2万1000円、2万2000円、3万6000円程度。かなり価格差があります。

理由は不明ですが、なんかこのところ株が急騰しているらしい。日経が2万4000円とか。それはいいんですが、なぜか円が安いままなんで困る。今日あたりで110円台ですか。もう少し高くなってくれないかなあ。もちろん自分勝手な都合です。みーんな自分の都合。

文藝春秋 ★★
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大昔の「生物と無生物のあいだ」の続編のような形です。ただしあまり力は入っていなくて、サラサラと軽く書いたもの。どこかに連載していたのかな。

ま、要するにもう一度ニューヨークにいく。今度は経済的な余裕もあるし、行ってきてもいいよと正式に大学が派遣してくれた大名旅行の留学です。で、昔と同じロックフェラー大学の研究室。

えーと、何が書かれていたっけ・・・と考えてみたけどあまり思い出せません。ニューヨークの景色と日常をさーっと描いたスケッチですね。昆虫採集の話もあったかな。虫網もって、虫の少ない公園をうろうろしていると怖そうなオバサンに叱られる。まあ、可哀相なチョウチョを捕まえようというのね、警察に通報しなくっちゃ。

そうそう。フェルメールのお話もありました。福岡さん、かなり入れ込んでるんですね。


光文社 ★★
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しばらく放置していた「神様からひと言」も、だらだらページをめくっているうちに読了。

かなり初期の本なのかな。ちょっと短気な青年が「お客様相談室」に配属される話です。名称は立派だけど、ま、要するにクレーム処理係。「いやなら辞表を出せ」という部署です。ここに詰めていると胃が痛くなり、そのうち心が折れる。

この作者、かなりサラリーマン経験があるようです。いかにも「いるいる」という課長だったり、係長だったり、若社長だったり。完全な悪人はいないけど、根性の悪い奴はいる。もっと多いのはいいかげんな奴、卑怯な奴。もちろん本当に信頼できる奴なんていない。

そうした吹き溜まりの相談室で我慢の日々。ちょっと救いがないんですが、ちゃーんと最後はカタルシス。印籠もった黄門様が登場します。やれやれ。


富山県の川では神通川とか黒部川が有名と思いますが、もちろん他にもいろいろあって中西部なら庄川が大きい。上流のほうに庄川峡などという地名もあるので、峡谷になっているんでしょうか。合掌造りの五箇山なんかも多分そのあたり(南砺市)です。で、そこまで行かず、新幹線の新高岡駅からクルマで30分ほどの中流が砺波市。この砺波市の庄川温泉に泊まってきました。一泊です。

きっと雪がたっぷり積もっていると期待していたんですけどね。この点では失敗。しかし食べ物はやはりおいしかったです。特にブリ。ブリというと、どうしても多少の生臭さがあって、あんまり好きではなかったのですが、さすがに冬の富山のブリは違った。まったく(まったく、です)生臭さがない。かなり驚きました。

まっすぐ帰ってもつまらないので、帰路は富山駅の付近でお土産買ったり昼食たべたり。そうそう、定番の鱒寿司はもちろん買いました。知らなかったのですが、鱒寿司を製造している店は実はたくさんある。駅弁で有名なのが。で、この「源」が「ますのすし」を全国区にした功労者。鱒の上半身を墨絵ふうに描いたパッケージです。

toyama201801.jpgしかし富山駅の地下街では「富乃恵」という名称のコーナーで鱒寿司を売っていました。当然、ひとつの店かと思ったら、10くらいの銘柄が並んでいて、それぞれの特徴がグラフにしてあったり。みんなで協力して販売しましょうというコンセプトなんでしょうね。

で、その売り場の反対側にも他の店舗(たぶん組合非加盟)があったり、駅ホームに上がると駅弁「源」の売店があったり。ひとつ利口になりました。地元民の感覚としては「源」は駅弁の会社、他の銘柄は鱒寿司の店、という感じらしい。どっちがどうということではなく、そもそもが違う。ふーん、です。

せっかくなのでこの地下街(とやマルシェ)の回転寿司で昼食。おいしかったです。ブリは良かったし、白海老もうまい。3人でしっかり食べて6000円弱。思ったより安くあがりました。

連休を利用して富山へ行ってきました。といっても観光ではなく、ただ単に寒い場所へ雪を見に行っただけ。新高岡から南にいった庄川温泉というところです。

ただあいにく雪はなかった。残念。ところどこに消え残っているだけ。土地の人によると「今夜あたりからは雪になるかも」という。タイミングが数日ずれた。はい。東京へ戻ったらこっちはしっかり雨でした。どうしても雪を見たければ上越線の六日町とか飯山線の津南とかまで遠征しないといけないですね。

泊まった翌日、新幹線の新高岡と旧駅・高岡の中間にある瑞龍寺というお寺へ。国宝です。加賀藩二代前田利長の菩提寺で、若くして隠居した利長の跡をついだ弟の利常が建立した。加賀百二十万石の総力をかたむけたという話です。
toyama201802.jpgのサムネール画像
あとで調べてみたら、利常が育てられたのが越中守山城。つまり富山県高岡だったようです。また隠居後の利長が暮らしたのも高岡。

そもそもどうして利常が越中なんぞにやられたのかというと、身分低い侍女に利家が手をつけてしまって、ひょいと生まれた子供だから。手元で育てるにはちょっと遠慮があったんでしょうね。

タクシーの運ちゃんが「入ったら必ずボランティアの人の話を聞け。ただ見てまわったって、なーんにも分からない。なんならオレが案内してあげよう」と親切の申し出。子供のころはこの寺で遊んでいたという。ありがたく辞退しました。あんまりしっかり話を聞かされても困る。

本堂の床が冷えに冷えて、痛いようでした。



双葉社 ★★★
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荻原浩はたいてい面白く読めるので、安心してとりかかり。うん、想定通りです。

えーと、設定はかなり陳腐です。平成の御世のグータラ青年(趣味はサーフィン)がなぜか時空を越え、太平洋戦争末期、海軍航空隊の練習生と入れ替わってしまう

海軍航空隊ったって、予科練の地上教習を終えたばかりの若者です。身分としては下士官のすぐ下に位置する練習生なんだけど操縦はまったく下手。叩き上げの下士官たちからは(すぐ自分たちを追い越すため)目の敵で毎晩々々制裁をくらっている。えーと、正式には「海軍精神注入棒」だったかな。通称バッター。

という設定はともかく、この平成の世に筋金入りの軍国少年がどう生きたらいいのか。はたして「便利で平和で幸せだなあ・・」と感じてくれるのか。あるいは無気力に暮らしていた平成の青年は昭和19年、戦争末期の航空隊の過酷な内務班(海軍だから教班かな)でどうやっていけるのか。ちなみに飛ばせる飛行機もなくなって、彼らは回天要員となります。特攻魚雷ですね。

こんなふうなストーリーになるんだろうな・・という想像を裏切らない展開ですが、それにしては意外に良い。面白い本でした。あっ、終盤はまるで浅田次郎みたいに泣かせが入ります。荻原浩も悪達者になった。


押し迫った30日、年賀状を印刷しようとプリンタを引っ張りだしたら、なんかうまく稼働しない。まず「青色インクが脂肪志望死亡寸前!」とメッセージが出る。これは想定内なので、気にしないで印刷強行させると全面が黄色です。うーん、やはり色が揃っていないとだめなのかな。仕方なく駅前までいって購入した青色カートリッジを入れると、今度はなんか全体に青っぽい。

純正ではない互換カートリッジだからかな。何枚か刷れば正常に戻るだろうと思ってたんですが、いっこうに回復しない。十数枚、青ざめたような色調で刷ってしまった。焦っていろいろ調整やったんだけど、なんともならない。(子供もいろいろ手伝ってくれたけど、やはりダメだったらしい。他の色がうまく出ていない雰囲気)

ip2700.jpg諦めるか。スパッと諦め。また駅まで走って安物のインクジェットプリンタを買ってきました。キャノンのip2700。5000円。5000円だもんね・・・。もちろんこれで問題なく印刷終了です。

前のプリンタ(ip4700)、いつ買ったものかと調べたら、2009年でした。そうか、つい数年前のような気がしていましたが、8年も使ったのか。こっちも安物だったし、さすがに壊れても仕方ないですね。 納得でした。

で用済みプリンタは簡単に「燃えないゴミ」用の袋に入れてゴミ出し。なんでプリンタが「粗大ゴミ」でも「家電ゴミ」でもなく単なる「燃えないゴミ」扱いなのか不審ですが、長さ40cm以下のプリンタなら出してもいいと分別表に明記してある。大歓迎ではあるものの、どういう根拠なんだろ。よくわかりません。

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