恥じるどころか、得意々々

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昔から政治家は嘘つきに決まっていたけど、多少の恥ずかしさを殺してやっていた気がする。曰く、国家国民のため。曰く百年の大計。そのためには手段を選ばないけど、でもできることなら堂々とやりたいものだ。

大昔。岸信介の頃の外務大臣で、たしか絹のハンカチとかいわれた白髪の人、えーと藤山愛一郎か。安保適用の範囲に沿海州が入るかどうかの質疑だった気がするけど、野党のしつこい追求に対して恥ずかしそうに、でもしっかりシラをきり通していた。大変なんだな、と子供心に思った記憶がある。

最近は変わった気配ですね。みんな堂々と嘘をいっている。恥ずかしさを感じないどころか、むしろ得意になっているのかもしれない。甘く見て恫喝して忖度して嘘ついて徹底的に逃げる。鉄面皮を通せば嵐は過ぎるぞ。それをネット動画で(なんせテレビは国会中継してくれないから)見ていると、こっちのほうが恥ずかしくなります。終わりだな、という気がしてくる。