2012年の最近の記事

けっこういろいろあった年でした。

PC関連では、新ゲームSkyrimを遊ぼうと思ったばっかりに、予定外のPCシステム大幅整備となってしまいました。煩雑なので、この部分は別エントリーにしました。

・・・という前置きで実はテレビや新聞、政治のことやら書き始めましたが、書いているうちにだんだん虚しくなってきた。やめます。方向修正。

身辺雑記。

今年は春先から集合住宅の大規模修繕がありました。どんどこ足場を組んでいって、あっというまに最上階まで立ち上がる。足場を組むと網で周囲を囲んで、たちまち室内が薄暗くなります。薄暗いまま夏まで過ごすはめになりました。

Hatiue.jpg覚悟はしていましたが、面倒かつ鬱陶しいものですね。ベランダに置いてあった植木の鉢もみーんな退避しなくてはいけない。退避場所、最初のうちはたまに見回りしましたが、すぐ忘れてしまう。夏がすぎて回収にいった頃には、箱入り娘のようだった鉢植えが日焼けして荒々しく繁っていて、まるで野生化したような感じ。ノラになっていた。

ま、そんなことはともかく。この修繕工事、いちばん気になったのは「塗装のいいかげんさ」でした。面積の大きな壁の塗装なんかはあんまり目立ちませんが、ベランダ内部とか共用廊下なんかの細部の塗りは非常に目につきます。ペンキ、丁寧にやるなら古い塗装をいったん剥がして塗り直すんですが、もちろん安い(たぶん)見積もりの工事でそんな悠長なことはやっていられない。高圧水で表面を吹き飛ばした後、ペタペタと上塗りします。

hoshuu.jpg手順を省いての上塗りはまあ許容範囲。ただ塗り方がひどいなあ。ゴミを塗り込めるんでデコボコしてる。色違いのペンキとかウレタン塗装とか、その異種の合わせ目の部分もかなり凸凹になって、これじゃオヤヂの日曜大工のほうが綺麗なくらいです。

養生というんですか、塗りたくない部分の境目にテープを貼って、その上からザーッとローラーで塗り、あとでテープを剥がす。上手に剥がせばキリッと一直線になるはずです。なのに一直線にならない。養生テープの剥がし方が乱暴なんでしょうか。

観察していると、手順が決まってるようです。
(1)まず素人衆、下請けアルバイトみたいなのが、適当にザッと塗りたくる
(2)その後を修繕会社の社員(下請けではない)がチェックして回り、色テープを貼っていく
(3)色テープで指示された部分を、いちおう塗り専門ふうの衆が適当に補修してあるく
(4)その後、不都合な部分があったら指摘してくれ、という文書がポストに入る
(5)指摘して返すと、人がやってきて詳細を聞き、その場所に色テープを貼る
(6)その部分をまた塗り専門ふうの職人が補修し、確認印を押させる

最初に荒っぽく塗ってしまうと、その後でいくら補修しても汚さは解決しません。どっちかというと、更に醜悪になる。最初からある程度ていねいに塗れば、もっと早そうなのになあ・・と感じます。でもこうした分業(流れ作業)のほうが経済効率いいんでしょうね、

大昔、中国へ行ったとき、いっけん豪華そうな建物なのに細部が汚かったり塗り残しがあったり。ずさんだなあと思ったもんですが、いまでは日本も同じ。「ていねいにやる」という文化が消えてしまったようです。ま、プロがいなくなったんでしょう。あるいは「プロ意識」なんてのは時代後れで流行らない。


shirakami.jpg時折、まだ家族で旅行もしています。今年は6月に甲府へ、また9月には東北へ。五能線のナントカという町の民家の庭先で、なんとなく買った梅干しといぶりガッコ、意外に美味しかった。もっと買っておけばよかった。梅干しは小ぶりで貧相で、非常に塩っぱいです。本物の梅干し。

さて、今年も新潟加島屋の荒巻を注文。少し大きめの1本は塩を効かせ目にしてもらい(たいてい後で塩加減の確認の電話が入る。昔は社長らしき人から直に電話。最近はスタッフの女性が担当になっています)、小振りの1本は切り身にしてもらう。届いたら奥さんが慣れた手つきで出刃でササッとさばく。むしろ冷凍庫に収納スペースを作るのが大変らしい。

kashimaya.jpgそのうち村上の「塩引き」も買ってみたいです。以前新潟県の宿屋で朝食に出て、しっかりいい味だなあと確認済。でもいざ買おうとすると面倒なんですよね。けっこう高価だし。

さてさて。年賀状の印刷も終了。プリンタを使うようになってから非常に簡単になりました。書き終わったら外出してソバを食べてから映画を見に行こうと母子が言うております。レ・ミゼラブルらしい。

今年はいろいろ買い換えた年でした。

Skyrim (1月)

SKYRIM.jpgそもそもは The Elder Scrollsシリーズ5「Skyrim」を知ったことです。10年ほど前にシリーズ3の「Morrowind」を遊んだことがあり、かなり気に入っていました。それっきり忘れていたのですが、たまたま新作が出ていることがわかり、しかも出来が非常にいいらしい。こりゃ買わなくっちゃと決心。ゲームを買うなんてほんと久しぶりです。

で、調べてみるとまったく浦島状態で、世の中は激変しています。まずビデオカード。仕事に使ってるぶんには特に不自由なかったオンボードのAMD 785Gですが、これでSkyrimを遊ぶなんてとんでもないことがわかった。このSkyrim、ゲームってのはだいたいそうなんですが、要求スペックが非常に高いんです。このままインストールしようとしても、たぶん拒否される。

Radeon HD 6850 / Cougar GX 600 (2月)

tukumo05.jpgでビデオカード事情を調べてみると、そこそこの価格でなんとかスペックを満たすのがRadeon HD 6850あたり。少し高いけどSAPPHIREにしました。もっと安いメーカもありますが、安物を買うとかならず後で後悔するんで。(あっ、さして根拠ないですが黒メガネ製品は好かんです)

このHD 6850、6pinの補助電源は1本だけで十分(要するに電力消費が少ない)という手軽な代物ではあるんですが、しかしこれまでの電源(Seasonic 430W)では役立たずと判明。12V出力が完全に足りないし、補助電源プラグもない。仕方ないですね。いろいろ物色した末に選んだのが巨大なCougarの600W電源(GX 600)です。一応80PLUS GOLD認証でファンは14cm。かなり静かです。

つまりビデオカードと電源を新調して、ようやくゲームのインストールだけはできた。ハードルが高いです。やれやれ。

Core i5 2500K / P8Z68-M PRO / CORSAIR DDR3-1600 (4月)

p8z68-2500k.jpgしかし快適に遊ぶにはもちろんCPU性能も必要です。これもいろいろ眺めてみると、もうAMDはオシマイの雰囲気。ずーっと「安くて性能もそこそこ」だったのが「安くて性能も低い」という印象になってしまった。APUとかいう選択肢はあるけどゲーム用としては魅力がないし、ここでまたAMDを選んでもあまり展望がないような・・・。しかたない、方針変更してIntelにするか。

で、Sandy BridgeのCore i5 2500Kを選択。Core i7のほうがよさそうだったけど、なんせ高価です。4コア4スレッドもあればたいてい問題ないだろ、と妥協の産物です。

もちろんCPUをとっかえれば、マザーボードも変更しなくてはいけない。これは今までどおりASUSのマザーから選んで、Z68チップで適当な価格のP8Z68-M PRO (LG1155)。ASUSの読み方、エイスースに決まったらしいですね。勝手に「アザス」と読んでますが。

メモリも必要です。たいした根拠はないけど比較的よさそうなCORSAIRのDDR3-1600、4Gを2枚で計8G。Windows7の場合、8Gもあればまず不自由することはないでしょう。これ以上多くしても電力消費が増えるだけだし。

やれやれ。一段落。

Enermax ETD-T60-TB (6月)

etd-t60.jpgで、落ち着いたんだけど、温度を計ってみるとけっこう熱いです。うーん、夏を乗り切るにはCPUクーラーも必要かなあ。このへんも浦島状態でした。調べてみるととにかくクーラーが巨大化してる。おまけにサイドウインド式なんてのが人気なんですね。でも持っている古いPCケースには、大きな横流れ式クーラーは入らない(フタにぶつかってしまう。悲しい)。

とかなんとか、さんざん調べて迷ったあげくEnermax ETD-T60-TB (12cmトップフロー) に決定。そこそこ高価なクーラーです。ついでに時代物の12cmフロントファンも交換しました。

PLEXTOR PX-128M5S (10月)

plex.jpgそしてトドメがSSDか。よく使っているアプリの立ち上がりがひたすら鈍重に感じられてきて、かなりストレスがある。えーい、やっちまえ・・とシステムをSSD化です。買ったのは評判の良さそうなPLEXTOR PX-128M5S。ちょっと心配はしましたが、けっこう快適で今のところ問題はないし、結果的に容量も128Gで十分だったようです。2~3年も使ったら、たぶんまた買い換える予定です。場合によったら古いSSDをキャッシュ専用にするってのもいいですね。

などなど。けっこうお金を使いました。ざっと7万円。でもこれで一応はオシマイ。とりあえずやることがなくなって、はっきりいって、つまんないです。祭り終わって心寂し。

「放置」なんて書きましたが、実際には意地になってあちこち調べまくるのがトシヨリの性癖です。

右側のウィジェット部分(というのかな)をIEでよく見ると、英文だけは小さく表示、日本語だけは大きく表示になっている。このへんにカギがありそう。ようするにCSSの指定が英文にしか適用されていない。理由は知りません。

でネットを探し回ったら、font-familyでは日本語フォントを先に記述する・・とかなんとかという説明がありました。アホなIEに「これは日本語なんだぞ」と真っ先に教えてやる意味があるんだろうか。

で、たぶんここだろうとアタリをついた「テーマ名.CSS」。どこに書くのかよく分からないけど、ま、適当にやったれ。ざーっと見ていったら

■ Default の Global の body に発見した「font:」
■ Global の body に発見した「font-family:」
という場所がありました。
ie-font2.jpg
ここに記述されてるフォント列の先頭にそれぞれ「メイリオ」「MS Pゴシック」を追加してみました。









あははは。うまくいった。
二カ所に書く必要があったかどうかは知らんけど、結果的にFirefox、Chrome、IE みんなほぼ同じサイズになった。

メイリオって、マックな人には使えないかな。どういう具合になるのか知らないけど、でもま、いいや。自分自身が見て不快じゃなくなったんだから、これでヨシとしましょう。

かなり気分いいです。

ブログ本文の行間を設定して、Firefoxで確認。うん、いい雰囲気だけど、右サイドの「最近のブログ記事」とか「最近のコメント」は行間が開きすぎた。で、追加でこの部分だけ行間を130%にしてみました。よしよし。

ie-font.jpgしかしです。FirefoxやChromeならきれいな設定になるのに、IE8で見ると右サイドのフォントサイズだけがやけにでかい。不思議です。本文も大きいならともかく、右側だけ。

IEってのはなんか特殊なブラウザで、きちんとHTML書いたはずでも狂うことがよくありますね。特にテーブル関係になるとハチャメチャになる。

テーブルはともかく、CSSでフォントサイズを指定しているのにIEだけなぜ従わないのか。ローカルの「表示」の文字サイズとも関係ないみたいです。絶対サイズで大きくなっている。不思議だなあ・・といろいろチェックしてみましたが、理由がわかりません。これは来年の課題かな。

ふんとに。

なるほど。ちょっとあちこち調べてまわったけど、かなりややこしい。やはり「じっくり・ゆっくり」で行くしかないようです。あるいは「面倒だから放置」か。「放置」のほうが魅力的だなあ

賃仕事もようやく一段落の気配。たいしたことしてませんが、それでも年末になると急にバタバタし始めるんですね。やれやれ。

で、少し時間ができたので昔のブログを少し読み返したりして気がついたこと。最近書いてるのはほとんどがPC自作絡みと本読んだ感想だけじゃないか。

Wizardryはさすがにやってないし、実は大騒ぎしたSkyrimも進んでいない。で、ひたすら本読んでどう思ったとか、PCがどうしたという話ばっかりで、いわゆる日常雑記も減ってきてますね。だから悪いってこともないですが、なんかブログのカテゴリー分けが有名無実になりつつある。うーん、現実に則した新カテゴリーを作ってもいいけど、どうしようかなあ。過去分も整理するとなるとけっこう手間がかかりそうだし。

とかなんとか考えているうち、どうもこのブログはフォントが小さいよなあ・・と気がついた。うん、老眼の身には字が小さすぎて読みにくいです。自分のブログなのにね。我慢してるのはアホみたい。

mt/mt-static/support/themes/テーマ名/テーマ名.css
が該当のCSSファイルでした。ヘッダ画像が格納されてるのと同じ場所ですね。中身を見たらbodyのフォントが13pxだったので、ためしに14pxに変更してFTP。すると見やすくはなるけど少し間が抜けます。で、元の13pxに戻して、その変わり「line-height:150%;」を追加。

よしよし。成功。かなり見るのが楽になったみたいです。当分はこれでいくか。

先日の新聞に、米情報機関が4年ごとに発表しているという世界の将来像予測「グローバル・トレンド2030」の紹介記事がのっていました。

2030年、世界のパワーバランスはどうなっているか。ま、おおざっぱにいうと、パワーの分散化らしいです。
「数世紀ぶりに産業革命からの潮目が変わり、西欧の衰えとアジアの興隆」
「米国はまだ力を保ち続けるものの、どんどん影響力をなくしていく」
「中国はGNPで米国を抜くが、20年代から減速がはじまる」
「日本は相対的に経済力減退。ロシアやEUと同様にゆるやかな衰退の道をたどる」

非常に納得できる内容でした。その時々の細かな政策や事件によって多少の揺らぎはあるでしょうが、ま、大筋としてはこんな方向でしょう、きっと。この流れは変えられない。

日本が衰退に向かう主な理由は高齢化と人口減です。神代の昔からおおむね日本の人口は増えてきましたが、これからはどんどん減る。そもそも「永久に増え続ける」なんてのが無理だった。輸出産業がどうたらこうたらとか、所得や貯蓄がなんとか、結婚年齢がかんたらなど細部の話はあるでしょうが、ま、日本人口がやがて1億を割り、9000万になる。そういう国家が、広い国土と沸き立つ何億もの民衆をかかえる大国とずーっと張り合おうということに無理がある。

人口問題、もちろん解決不可能ではありません。どんどん産んで育てればいいだけの話。安心して産んで、安心して育てられる環境を整備すればいいんで、筋道そのものは非常に簡単です。ただし、それを実現するには政府と国民が「本気でやる」という覚悟が大前提です。

何が必要ですかね。出産、育児、教育、労働環境。産みやすい、育てやすい、育児しながら仕事をしやすい。要するに社会ぜんたいが出産・育児を歓迎するような形にもって行く。早期の結婚を推奨する。あるいは結婚にとらわれず、婚外子大歓迎。一人で産んでも安心して仕事が続けられるような環境。

ただし「本気でやる」ってことは、国民すべてが身銭を切って、痛みを伴って応援しなくちゃいけない。たとえば新規に10%くらいの「出産奨励税」が必要かもしれないし、企業も「子持ち女性社員比率30%雇用ルール」とかを強いられるかもしれない。それじゃ企業効率、競争力が・・なんて言ってたら実現は無理。高額の「独身税」なんてのも必要かな。

国家が成熟する、言葉を変えれば老化する。若さを失うと通常、出産率は減ります。人口は減少します。当然ですわな。

労働人口を減らすのはいやだ。でも本気で子供を増やす施策は大変そうだから無理。そんな場合、通常はよその国から移民を受け入れますね。ロンドンの白人人口が5割を切ったというニュースをテレビでやっていました。フィリピンでも中国でもベトナムでも、なーんでもいい。日本で働きたいという人々を受け入れる。日本へ行きたいという人間、(今のところなら)たくさんいます。

もちろん、まったく別のトラブルが生じます。待遇の問題。言語の問題。文化の衝突。差別の問題。みんながニッポン文化に馴染み、難しいニッポン語を覚え、「良きニッポン市民」になってくれるなら問題ありません。また「ガイジンには安い賃金で単純労働をさせればいいんだ」という考え方が大手を振って通用するうちは簡単です。でもずーっとそれを望むのは虫がよすぎる。

新宿を歩いている連中の半分は移民、あるいは海外からの出稼ぎ労働者という光景になっても不思議はないでしょうね。自動販売機はすぐ壊されるようになるかもしれないし、たぶん、凶悪犯罪も増える。役所の掲示も数カ国語表示になるし、街の雰囲気もガラリと変わるでしょう。しょっちゅう「雇用を奪うガイジンは帰れ!」なんてデモが起きる可能性もある。

少し前からインドネシア、フィリピンから募って、日本で勉強させて看護師国家試験を実施なんてことがありました。多少は改善したみたいですが、日本人受験者でも読めないような明治時代の医学用語でペーパーテストをして、それで合格率が超低いとなげいている。本当に外国人看護師を受け入れようとしているのかどうか、非常に疑問です。単に形だけ整えたんじゃないのかな。「受け入れてるんだよ。でも合格しないんだから仕方ない」

それがなぜ悪いか? 実質はともかくタテマエ上は純血主義を貫いてきたニッポンです。万世一系、豊葦原千五百秋瑞穂国(とよあしはらのちいおあきのみずほのくに)が、そんなゴッタマゼ国家になっていいのか、悪いのか。居心地のよい均質文化のニッポンであり続けることはいけないのか。真面目な論議をしたこと、ないですね。

何を言いたいのか。要するにこのまま真面目に辛い決断をしないのなら(たぶんしないでしょう)、日本は長い秋の日々を平穏にむかえることも難しいかもしれない。平穏な秋の日々を暮らす国家とは、たとえば、雰囲気としていまの北欧諸国のような国家でしょうか。血気の青春国家ではなく、成熟して、あるいは老成した大人の国。腕力もないし、お金も昔ほどはない。腰も痛い。でもまあ、多少の知恵はあるし、ある程度は周囲から尊重してもらえるような立場。

たぶん、そうならざるを得ない。いつまでも永遠の右肩上がりを叫んでいても仕方ないわけです。で、そうした筋道をたどる可能性が高いのなら、あらためてこの国はどんな政策をとるべきなのか。何が必要で、何が不要なのか。何を諦める必要があるのか

こんなふうな話をしてくれる政治家、思想家、いないですね。みーんな「こうあるべき」という、聞きやすい話しかしない。「そうするのが無理な場合はどんな選択肢があるのか」という耳に痛い話も聞きたいと思っています。「1位でなくちゃいけないんですか」という問いかけは正しい。

どうでもこうでも試合前には「金を狙います」と言わされるのがこの国の文化です。選手は言いたくないでしょうが、周囲の圧力で、表明しなかったら非国民。で、仕方なく言わされた「金しかないです」という言葉を、言わせたマスコミも半分くらいは信じてしまっている。

「優勝しかない!」とタテマエ論かかげて、そのうちスッ転んで大怪我してビリになるより、実力をわきまえて「なんとか入賞を狙う」という現実論があってもいいんじゃないでしょうか。たとえば、結果的に消費税が30%になって貧しくなってもいいです。でも「税収が足りないから」というその場凌ぎの理由ではなく「こうした国にしたいから」という積極的な理由であってほしい。

なんか論点をきっちりさせるのが難しいテーマですが、ぼんやりそんなことを考えています。いまのままでは2030年、どんな国になっているのか明確な想像ができません。「こんなはずじゃなかった」といい年こいてまだ焦り狂っているトシヨリ国家では悲しい。見苦しい。少ないながらも年金もらって「ま、こんなもんだろ」と孫と散歩できるようなトシヨリであってほしい。

そういう福祉国家、若い人にとっては息苦しいかもしれません。はい。どんどん出ていきましょう。その頃、どの国が面白くなっているかは知りませんが、英語でもスペイン語でもスワヒリ語でもいいです、波瀾万丈に生きてください。波瀾万丈に生きて、ふと疲れたら帰国。「物足りないけど、やっぱ、この国はいいなあ」と感じてもらえるようなニッポンだといいですね。

シリメツレツになってしまった。真面目に書くなんて慣れないことをしたのがいけない。でも、少し真面目に考えるてみることも必要なんでしょうね、きっと。

フジテレビの連続ドラマ「ゴーイングマイホーム」。めったに連ドラなんて見ないのですが、珍しく気に入って、以後は毎週楽しみにしています。視聴率は低いようです。毎週下がり続けて、昨日の第9話はついに5%を割ってしまったらしい。夜10時という時間帯で4%台ってのは辛いだろうなあ。

分かりやすい筋書きのないのが原因なんでしょうね。ワクワクドキドキもない。燃える恋も殺人もない。とりわけ爽快感もない。いい俳優たちが揃って、ていねいに演技しているだけ。悪人も善人もいません。ありふれた日常のちょっとした陰りを空気のように描いている。その空気が良質で美味しいんですが。


RU-DM114.jpg三菱の23インチ液晶ディスプレー、RDT232WXというモデル。使い始めてもう2年近く、けっこう気に入っているんですが、最近リモコンの効きが悪くなりました。もちろん電源スイッチも付いてますが、これがやけに小さくておまけに手のとどきにくい場所にある。手さぐりで操作するしかないです。通常はリモコンを使ってね、というコンセプトのようですね。

で、リモコンのボタンスイッチを交換しようかと思ったわけですが、これ、どっかの国で原価叩いて作らせたものらしく、かなり雑な作りです。電池ケース(というのかな)を抜き出そうとしても、いやー、固い固い。小さなツメを右に寄せながら下に引っ張り出せば抜けるはず(他に方法は考えられない)なのに、いっかな抜けない。

細かいんでドライバーの歯を使ってみましたが、動きません。何回もやってるとヤワなプラスチックが傷だらけになる。下手すると壊れそうです。

RU-DM114-2.jpgうーん。こんなところで製造予算をケチるなよ。ふんとに。そこで困ったときの某掲示板です。はい、ありました。困ってる人が多いんですね。参考になったのは「コインでこじれば抜ける」という一文でした。

左側の小さなツメの凹み(黄枠)にドライバーの歯を当てて右にグイッとスライドさせる(正しくは右下に押す)。そのままキープしておいて、大きなツメの凹み部分(図の赤表示)に100円玉をあてがって、えいっとひねって下に押し出す。テコを使うわけですね。テコの原理は偉大です。はい、成功しました。

やれやれ。これでまた2年や3年はもつでしょう。新品電池だし使用頻度の少ないものだから、ひょっとしたら5年や6年は大丈夫かな。

リモコンの効きも回復しました。スムーズです。

電話好きの友人がいます。電話が好きなので、フッと気が向いたり何か疑問が生じるとすぐ電話してくる。今日の電話は「マウスの電気がチカチカするけど壊れたんだろうか」という質問でした。

チカチカというのが具体的にどうなのか、細かく聞くとややこしくなるのは分かりきっています。「うん、壊れたかもしれないね」と返答。「今は富士通のFMVなんちゃらだけど、買うとしたらやっぱ富士通のマウスのほうがいいのか」と続きます。もちろん、何でもいいですわな。

「繋ぐところはみんな同じなのか。きちんと繋がるのか」と話がだんだん詳細になってきたんで「コードの付いてるのと付いてないのがあるから、無難なコード付きにすること。コード付きなら99%は繋がる」「値段は1800円くらいから3000円程度のものならお釣りがくる」と返答。

「マウスパッドって必要か」と続きます。「たぶん買うのはレーザーとかLEDというやつのはずだから、下敷きは無視していい」「ただしゴロゴル転がるボールの付いてるのだけは買っちゃだめ」。ここで「ボールって何だ?」と聞かれてしまって、その説明に数分を要しました。

まさか今どきの売り場にPS/2マウスは置いてないだろうな。それをいうならレーザー、LEDの他に「光学式」というジャンルもあった。間違いなく買えるかどうか、少し不安。でもこういう客は少しでも疑問があると店員をつかまえて念入りに聞くはずだから、ま、たいていは大丈夫でしょう、きっと。
sanwa2011.jpg

いま使っているのはこれ。サンワのブルーLEDセンサー有線マウス。悪趣味な色ですが、けっこう気に入っています。

本当は人気のロジクールを買ってみたい気はあるんですが、なぜか回り合わせが悪くて、一回も使ったことがありません。
レーザプリンタ(Canon LBP6200)のトナーがなくなりかけているようで、白いカスレが出始めました。そんなに枚数を刷ったかなあ。たしか2-3000枚以上は印刷できるような気がしていましたが。A4の500枚パックをそんなに何回も開封した記憶がありません。

故障かもしれないので調べてみると、購入時に入っていたトナーはフル充填の正規トナーではなく、700枚ていどのお試しトナーだったようです。ふーん。700枚なら納得。こんなもんでしょ。
20121123.jpg
ただし純正トナーカートリッジって、高価なんですよね。メーカはこれで商売してるらしく、下手すると1万を越す。心配しいしい価格を調べてみたら安物プリンタ用ということもあってか意外に安くて、アマゾンで5435円でした。でも妥協してリサイクルトナーとか互換トナーなら半値とか3分の1の値段です。けっこう迷いますね。
迷ったけど、今回は正規品を購入。本体価格が安かったんで、せめてトナーくらい清く正しく贅沢をしよう。

使用しているプリンタは去年買ったものでLBP6200 1万2800円でした。その前はEpson LP-1400 2万2000円でした。前より1万近く安くて上手な買い物をしたと喜んでたわけですが、今にして思うと少し高くてもネットワークプリンタにしとけばよかった。はい。最近はネットワークプリンタでも2万円台で買えるんです。ただ当時はプリントサーバ(バッファローだったかな)を使っていたんで、まさかこれがCanonのCAPTプリンタに通用しないとは知らなかったわけです。情報はマネーなり。下調べを惜しむべからず。

結局、使えないバッファローのプリントサーバはデスクの下で眠っています。実はその前に買ったI/Oデータのプリントサーバもあります(たしかこっちはエプソンプリンタと相性が悪かった)。ふんとに。プリントサーバ、小さいけどもそんなに安くはないです。

RC-U2MK.jpgで、せっかくトナーを発注するんならと、ついでにUSB-PS/2変換ケーブルを頼みました。RouteRという会社の「RC-U2MK」という型番で750円。中国製の安物らしいんですが、これが意外や意外、かなり使えるという評判です。

もちろん縄文時代キーボード「親指シフト KB211」を使い続けるためですね。手持ちのKB211は、
(a) 現在使用中のもの、
(b) 中古で購入したもの(黄色く変色。購入価格はアキバで3000円くらいだったかな)、
(c) 一部のキーがガタガタし始めたんで一時引退にしたもの、
計3枚。

こういう古いキーボードを持っていると、マザーボードからPS/2コネクタが消えるかもという恐怖感があります。そんなに怖いならUSB接続のフルキーボード(FMV-KB232)を買っておけばいいじゃないか・・・と言われそうですが、ちょっとキー配列が違うのと価格が3万近いという点がネック。今すぐ必要というわけでもないキーボードが3万円弱!。なかなか気軽には買えません。

という次第で(説明がくどかった)、姑息にUSB-PS/2変換ケーブルを買い込んだわけです。変換ケーブルなんて他メーカーからもたくさん販売されてるんですが、いろいろ相性やらなんやら、けっこう難しいのが実情です。で、心の平穏のため、ネットで評価が高くて実績報告のあるこの変換ケーブルを確保した次第。一安心。

蛇足ですが、せっかく同時注文したのにトナーは宅急便、変換ケーブルはメール便で、しかも同じ日に届きました。発送倉庫が違うのかな。

あー、長かった。

こうやってネットで調べると、すぐさまトナーの広告バナーが出現する。といってキャッシュを全部消すとそれもいいろ不便だし。キャッシュ消しのツールも使いたくないし。好かん世界です。



数日前からblog.goo.ne.jpに掲載の「渡辺明ブログ」がアクセスしにくくなりました。10秒以上はかかります。気になって、ブラウザを再インストールしてみたけど結果はかえって悪くなった感じ。

で、今日は竜王戦の4局目でもあり、中継サイトへのリンクを貼ってあるこのこの「渡辺明ブログ」に行こうとすると、今度は読み込み途中で切れてしまいます。原因を調べようとしてblog.gooのトップページを見ようとすると、これもアクセ不可。

いろいろ探し回った末「ルータのオン→オフで解決」という記事の切れっ端を発見。ものは試し、ルータに再起動をかけてみました。はい。なぜか解決。すんなりblog.goo.ne.jpにも行けます。

何が問題だったんだろう

忍者バリアー

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だいぶ以前から時折見ているサイトが、いつの頃からかアクセス拒否。途中まで読み込んだところで、いきなり画面が変わります。

このページは閲覧ができません。
要求されたURLはNINJA TOOLSの忍者バリアーで制限されています。


ninjab.jpg








これ、かなり気分が悪いですね。たぶんIPとか使用サーバで制限かけてるんだろうし、それなりに理由があって制限してるとは思うのですが、拒否された方としてはムカッとする。

「自由にご覧ください」という施設に入ろうとしたら、いきなり目の前でバタッとドアを閉められる。「なぜ?」と聞くと「私の嫌いな奴に似ているから」というパターンです。そりゃ拒否するのはそっちの自由だけど、なんかなあ・・・・。なら行かなきゃいいんですが、Google検索で上位に出てくるブログなんで、時々クリックしてしまっては後味の悪い思いをする。

困ったもんだ。

南北朝といえば太平記です。太平記といえば、血湧き肉躍る誇大表現の巣窟です。北方謙三の「破軍の星」にもやたら「10万の大軍」とか「20万の兵が参集」とか気軽に書かれてますが、はて。10万、20万の大軍がそんなに簡単に動けるもんでもないし、食料や燃料の確保だって難事ですわな。道々略奪しながら進軍したんでしょうが、そんなに都合よく食料がみつかるわけもない。住民を脅したりして懸命に探せば徴発もできるでしょうけど、その代わり時間がかかる。時間がかかっちゃ1日数十キロの強行軍なんて不可能。

たとえば仮に主食が米とした場合、兵士1人が1日に5合ということはないはずです。 ほとんど副菜なしですから、おそらく7合か1升くらいは食べた。7合で10万人なら70万合、つまり700石。たった1日で700石です。半年食べたら12万石。ほかに馬匹の食料もあるわけで、こりゃ絶対に無理です。

だいたい当時の日本の人口、どれくらいだったんだろ。根拠はないですがたぶん1千万人にも足りないレベルだったんじゃないだろうか。よくいわれる「奥州二十万騎」も、実際にはせいぜい2、3万。騎上の武士ということなら数千騎もあればオンの字でしょう、きっと。換え馬も数倍は必要だし、厩やら馬丁やら飼い葉やら、これだけの数を養っておくだけでも負担です。

とかなんとか。そうすると10万の軍勢がふつかり合うシーンも、実際には数千騎同士の戦いだった可能性もある。数千騎でも、けっこうな数ですけどね。

海音寺さんの平将門なんかでも、ふだんの小規模な戦闘は数騎と数騎。数十騎同士になると大規模戦闘です。数百騎ならもう大戦争。平安末期、世の中を変えた保元・平治の乱あたりもたぶん動員数は数百騎レベルだったような気がしています。

塩野さんによると十字軍のテンプル騎士団、ホスピタル騎士団もがんばって200人とか300人レベルだったとか。もちろん歩兵、弓兵、従卒なんかは他にいますが、主力の「騎士」というとこの程度だったらしい。現在の感覚なら「一応は戦車」の数ですね。

などなど。くだらないことをいろろい考えてしまいました。


宮沢賢治のアレにも「1日に玄米4合と・・」とありますわな。初めて読んだときは「多いなあ」と思いましたが、昔の話だしほかには味噌と少しの野菜だけ。詩の主意は「これっぽっちでもいい」という意味でしょう。

木樵の一升飯」という言葉もあります。なんかの本で、学者がこの人たちにイワシのぬか漬けを与えたら、なぜか「へんだなあ、一升の飯が食べられなくなった・・」というエピソードがありました。栄養的に足りると一升飯がお腹に入らなくなる。時代にもよりますが旧日本軍では1日6合とかいう記事を読んだ記憶もあります。ちなみに継続可能な行軍速度は時速4キロ。

ちなみに。
スティーブン・キングの「死のロングウォーク」で少年たちの制限速度は時速4マイル。つまり換算すると6.4キロ。これは早すぎますね。非現実的。おしゃべりしたり、途中で用をたしたりしながら何日も歩き続けられるスピードじゃないです。


ちょっと気になって調べてみました。はい、IPv6 (IP version6)のことです。

ま、従来の「256.256.256.256」という32bitのIPアドレスでは全世界の住所がカバーしきれなくなるってんで、これをなんか手品使って128bitにしようということ。賢い人たちがいろいろやってるらしい。

bfag54.jpgで、自分のPCの「IPv6 : ネットワークアクセスなし」表示ですが、そもそも使っているルータが2004年ものです。もしやと思ってチェックしてみたとこ、当然のことながらIPv6なんて使えるもんじゃない。そんなもん知らんよ!という世代です。(もう少し新しい製品だとファームウェア次第でなんとかなる雰囲気)

なるほど。BフレッツもIPv6対応したとかしないとか。要するにOS、ネット機器、プロバイダ(回線)の三拍子が揃って初めて使える将来機能。そのうち必要になる機能かもしれませんが、現段階では無意味なんですね。「宇宙旅行が日常になるかも知れないから、各戸にパーソナル宇宙服を用意しましょ」というようなものですか。あって損はないけど、とりあえず必要はない。

というわけで、ブラウザだけIPv6を使う設定にしておいても百害あって一利なし。可能性としてはアホな(というか頭でっかちな)ブラウザが「まずIPv6でアドレス探してみよう・・」と律儀にトライして数秒のロスが生じる。その後で「こりゃダメだ。やっぱIPv4アドレスで探すか」という順番。ほんとうにブラウザがIPv6住所を探しているかどうかは知りませんが、なんとなくそんな気がします。

ということで納得しました。と同時に、そのうち新しいルータを買うか・・という気分にもなりました。今のところ元気に動いていますが、なんせ8年稼働です。余命もそう長くはないかもしれません。

それにしても最近の無線ブロードバンドルータ、安くなってますね。価格コムの売れ筋一番はなんと2000円台。それでいてたてまえは300Mbpsですか。USBコネクタ付きのものも出ていて、これにプリンタが接続できれば御の字なんですが、残念ながら安物のCanonレーザ(LBPシリーズのcapt方式)はだめらしい。世の中、うまくいきません。(Canon純正のプリントサーバが必要で、これなら新しく買い換えたほうが賢いかも)

ま、そういうことでした。


Firefox、常用しているのですがどうも遅い。新規URLをクリックしてから時々「うーん・・」とモタつく感じです。下手すると数秒間もシーンとしている。

気になって調べてみた結果、Firefoxのプロファイルを作り直すのが有効らしいですね。長い間継続してきたから、ゴチャゴチャになっているのかもしれないです。

スタートの「プログラムとファイルの検索」でfirefox.exe -pを入力するとユーザプロファイルの選択画面が立ち上がります。画面が出てきたらdefaultを削除。削除しないで「新しいプロファイル」を作成してもいいようですが、複雑になるのがイヤなので、私は削除してしまいました。

なるほど。なんか動作がかなり軽くなった気がします。成功。その代わり覚えさせておいたPWなんかは消えてしまうので、再入力がけっこう手間かかりますが。

ipv6.jpgで、かなり改善されたんですが、それでもたまにはまだクリックしてから1ウェイトがかかる感じです。ほんのちょっとモタつく印象。そこで更に「IPv6」を切りました。

IP version6。なんかよく知りませんが、ようするにIPアドレスの拡張版みたいなもんなんでしょう。えーと、IPv4で32ビット幅、これじゃ足りないというのでIPv6では128ビット幅に拡張した。拡張したけど、まだひろく一般に使用されているというわけではない(たぶん)。

ま、将来は必要な拡張版の番地設定。でもコントロールパネルを見たら私のPCでは「ネットワークアクセスなし」になってます。「なし」が正確にどういう意味なのか、よく知りません(※)。よく知りませんが、ま、どうしても必要ってことでもないんでしょう。切ってしまえ!

切り方はFireFoxのアドレスバーで about:config と入力。network.dns.disableIPv6 の値が「false」になっていたんで、ダブルクリックして「true」に変更。これで「IPv6」を使えない設定になったはずです。いろいろ迷ったりしないで、ストレートに「IPv4」のモードでFirefoxは動作する、はず

どうかな。

※ ようするに「このPCにはIPv6アドレスがない」という意味なのか「IPv6アドレス」で通信をする環境がない・していない」なのか不明。

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