2014年の最近の記事

さて、2014年もあと数日で暮れます。約束事なので、一応は振り返ってみますか。


正月早々、映画観賞

えーと、正月早々、家内と映画をみに行きました。「ゼロ・グラビティ」。絵はきれいでなかなか面白い映画だったんですが、物理学を完全無視の内容はちょっと残念でした。そうそう。ここに書いてましたね。まず、地球を周回するスペースデブリ(衛星の破片)に90分ごとに襲われることはありえません。

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また、遠くに見えるISS(国際宇宙ステーション)に向かって消火器(だったか)吹かしても決して追いつけません。

面白くないかもしれませんが、厳然たる事実なんで仕方ない。地上から戦闘機に石をぶつけて撃墜するくらいの難度です。ま、そうは言っても娯楽映画だからなあ。この程度はなんとか我慢しましょうか。

でも、思い返すとやはり肝心カナメの「なぜ相棒はロープから手を離したか」がネックですね。なんせストーリーの根幹にかかわってくる、いちばん泣かせるシーン。

まるで重さがあるかのように、ロープにすがった相棒はジリジリと宇宙船から離れていく。そしてヒロインを道連れにしないために、相棒はつかんだロープを離す。自己犠牲。ロープを離してからはそのまま宇宙空間を遠ざかっていく。でも、なぜ? 

いったんロープが張って停止状態になったら、もう慣性は消滅しているはずです。肝になる感動的な部分なんで、こうした非科学的な部分が非常にきにかかりました。こんな映画を見た中学生や高校生は慣性の法則を間違って理解はしないだろうか。うん、心配です。心配であります。

1年を振り返るのにたかが映画をとりあげるってのは、それだけ珍しい行動だったということなんでしょうね。帰る途中で陳建一の店で麻婆豆腐を買いましたが、その後、また立川土産の麻婆豆腐をも持ち帰ったのはたぶん一回きり。出無精だなあ。


コンデジ FUJIFILM X20を手に入れました

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ついに決心して高級デジカメを買いました。高級といっても、いわゆる一眼とは違ってレンズと本体が一緒になったものです。そういう「コンパクトデジカメ」としては高級な部類であるというだけ。

いろいろ迷ったあげく、比較的マイナーなFUJIFILMのX20に決定しました。わりあい軽量であり、レトロな雰囲気のライカ風、ファインダーの付いているのが決め手です

なんせカメラってのは両脇締めてファインダーをのぞいて構えるという固定観念がある。ズーム4倍もちょっと低倍率すぎるような気もしますが、実際には特に不便もないです。

バッテリーが弱いという定評でしたが、これも自分のような素人にとっては問題なし。100枚や200枚くらいの撮影なら不自由は感じません。1週間くらいの海外旅行でも、事前にしっかり充電しておけば持ちます。ピント合わせも早いし画面は明るいし、画像もきれいです。十分すぎる。

ただし、肝心のファインダー、実はあまり使っていません。ちょっとした撮影なら背面の液晶で確認したほうが簡単で、ま、いろいろありますが、いまのところ買ったことを後悔することもないです。

サイトを覗いてみたら、4万6500円で買ったこのモデルは値下がりどころか上昇で、まだ5万以上の値がついてました。。うん、よしよし。正直けっこう気分いいです。


SimCity 4。神モードで遊んでみた

ふとした気の迷いでSimCity 4を購入。定番の都市育成ゲームです。ただ、2003年発売ものの再販バージョンなのでネット価格1480円でした。叩き売りですね。安い。

買い込んでからはひたすら地形造成に熱中しました。理想の都市計画のための理想の地形造成です。こうした土地造成だけでもけっこうハマります。あっちを盛り上げ山をつくり谷をつくり、こっちを海にして川を掘って、植林する。島を作る。土地を均す。昔のバージョンに比べてスムーズに動くようになったなあ。

初めてSimCityを遊んだのはいつのことだったか。たぶんマックで遊んでいる連中がいて、横から見て面白そうだなと感じたのがキッカケだったでしょうか。当初は街を真上から見下ろす形のシンプルなものでした。実際に買い込んで熱中したのはSimCity2000かな。時間もかかったし、けっこう難度もあった気がします。せっかく順調に都市が発展していると、住民が文句を言い始めたり、いきなり竜巻が襲来したり。ん、このへんはSimCity3000だっただろうか。記憶がゴチャ混ぜになってます。

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で、SimCity 4。そうやってひとしきり神様モードの地形改造を続けているうちに、フッと飽きてしまった。こういうパターン、実はかなり多いです。

大昔の初代Wizardryでもそうだった。キャラ作りが楽しくて、ひたすらヒットポイントの高いキャラクター作成に熱中。

あの頃はランダムに数値が決まったため、何十回、何百回もキャラメイクをくりかえしているとスーパーキャラを作れたんです。そういうスーパーキャラなら最初からエリート職の忍者とか侍にすることができた。

そういう単調な作業が嫌いではないんでしょうね、きっと。単調な努力を継続することで、何か素晴らしいものが誕生する。その達成感。満足感。


厳寒の長野で蕎麦を食べる

とちくるって、寒い季節に長野へいきました。何をしたんだっけ。善光寺のあたりを歩いて蕎麦を食べて、上田でジャムを買った。もちろん上田城にはいきました。大昔、学生の頃、同じクラスに上田の男がいた。上田城、六連銭、上田高校、厳寒、リンゴ、いい奴だったけどやたら自慢こきだったなあ。みんな閉口して「アンファン テリブル」というあだ名を付けました。

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郷里からリンゴが届いたとかで分けてもらったことがあります。大きくて綺麗なリンゴ。ゴシゴシっとこすって、そのまま齧りつく。皮がいちばん美味いんだぜ、と講釈たれておった。はは。

上田城といえば真田。再来年の大河ドラマは三谷幸喜だそうです。今回はNHKに妥協してご機嫌とるなよ。しっかり作れよ。

主役は堺雅人だそうなので、ま、あんまり深刻なものにはならないでしょうが、少なくとも脚本の作り込みはしっかりやってくれるはず。来年の「花燃ゆ」をスッ飛ばして再来年に期待です。


独眼竜政宗を見続けています

大河ドラマ「独眼竜政宗」の再放送が始まりました。けっこう気になっていた大河なので、珍しく毎週録画。時間をみて鑑賞しています。

うん。見応えがあります。言っちゃなんですが、最近の大河とは雲泥の差。月とスッポン。提灯に釣鐘。きちんと計算された脚本があり、まっとうな役者さんがきっちり芝居している。やはり一番の違いは脚本の質でしょうね。もちろんリアリズムではないけど、でも戦国文化の本質的な部分を抑えている。

主人公は「強くなりたい」「さすが!と称賛されたい」「名を後世に残したい」「天下を支配したい」という強烈な欲望で動いています。北政所のいう「男の業」です。業なんだからしかたない。

伊達政宗という人は、とりわけそうした欲望の露骨な人間です。だから大人しくしたほうが賢明と承知していながら、つい策謀や謀叛をくりかえす。目の前に美味しそうな饅頭があると、手を出さずにはいられないんでしょうね。それで何回も失敗している。

女たちはそうした男の考えに完全に同意しているわけではない。でも「平和な世を!」とわめいたって無意味なのは知っている。そんな無意味なことを考えるより、自分と家族の平穏を祈る。他人が苦しむのは哀しいけれども、まず自分と家族の幸せをめざす。これも当然です。突っ走る男に面とむかって楯突いたって逆効果なので、そこは上手に裏から操縦する。

部下の武将たちも、本質的には自分の利欲のために行動します。しかしそれと同時に「忠義」「義理」「体面」「評判」も大切。だから主君のために尽くすけれども、場合によっては叛旗をひるがえし出奔する。自分を生かしてくれないような主君に仕える義理はない。

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こうした行動理念、現代にもそのまま通じています。要するに人間の考えることとか、なすことなんてそう変化するわけがない。そう考えると、下手くそな脚本というのは、要するに人間が描けていないということになる。

人間を描けないドラマはドラマ失格です。最近の大河、あまりにレベルの低い失格ドラマが多すぎます。困ったもんじゃ。

ようやく「軍師官兵衛」が終わって来年の予告編を数分見ましたが「花燃ゆ」もあまり期待できそうな感じがしないですね。男子校の野球部に飛び入り参加した女子マネージャーみたいな印象。元気で明るい女の子のドラマかな。もちろん上手にコミカルなものにしてくれればそれもアリなんですが、うーん、無理だろうなあ。


肉まんとゴーギャン

立川のグランデュオで「目黒五十番の肉まん」を知りました。五十番はずーっと神楽坂五十番だと思っていた。経営も味も別ですが、そもそもは兄弟だったようです。

目黒五十番は神楽坂に比してわりあい軽めで上品なんですが、いい気になって1コ半食べたら後でお腹の調子を悪くしてしまった。食べ過ぎはいけません。トシとってから、なにより体に悪いのは食べ過ぎ、満腹であることを知りました。難しいけど腹八分。お酒も若いころのように飲み過ぎると後が大変。適量が何よりです。

別件。

これもたいしたことではないですが、「23ユーロのゴーギャン」は楽しいニュースでした。44年前、イタリアのフィアットのしがない工員が、国鉄遺失物の競売で、絵を2枚買った。現在価格で23ユーロ、約3000円程度ですね。ま、それくらいのお金を出す価値はある絵だと思ったわけです。その後もずっーと(たぶん気に入って)持っていて、リタイアしてシチリアへ移転してからは食堂の壁に飾っていた。

勝手な想像ですが、奥さんの「これ、邪魔だから捨てない?」という言葉にも亭主は同意しなかった。

で、なんかの事情で息子が疑問をいだいて鑑定してもらったら、あらら、本物のゴーギャンとボナール。44年前に盗まれた英国の資産家のコレクションだったと判明。マークス&スペンサーのオーナーかなんかだったかな。で、鑑定価格は15億円とか20億円とか。ひえー。

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その後はどうなったんだろうなあ・・・・と実は気にかかっていました。ものは試し、検索してみたら英文記事がヒット。なるほど。今のところ、ローマ当局によって絵画の所持は認められているみたいです。業者から買いたいという引き合いもある模様。ラッキーなことに英国の元の所有者は亡くなっていて、子供もいない。返還を要求する訴えもいまのところ発生していないらしい。

イタリアの法律はわかりませんが、最悪の場合「23ユーロ+αで没収」なんてケースもありえたわけで、よかったよかった。たぶん売却することになるんでしょうが「寂しいから片方の絵は手元におきたい」とか言う可能性もありますね。おまけになんせシチリアです。マフィアに狙われて誘拐とか。そんなことにならないといいんですが。


山形へ小旅行

家風に似つかわしくなく、なぜか山寺へ行きました。山形県です。

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内心危惧していたとおり、長い長い階段を登りだすといやーきつい。なんでこんなアホな寺を作ったんだろ。冷や汗が吹き出てきて、ついに頂上手前でギブアップしました。

山はきわめることに意義があるんじゃない、登ることが重要なんだ。うん、ここまで登ればもう十分だろう。

翌日だったかな、近くの茂吉記念館へ。近頃は知ってる人も少ないらしいですが斉藤茂吉です。山形県上山市金瓶。寂しい無人駅をおりると目の前が蔵王連峰です。

小さいけれどもけっこう雰囲気のいい記念館でしたね。茂吉だけでなく息子の茂太さんとか宗吉の展示もある。家内も子供も宗吉(北杜夫) のファンなんです。子供なんか、松本へ行ったときにはわざわざ旧制松本高校の寮まで行ったらしい。そこにも記念展示があるらしいです。

そうそう。茂太は子供の頃、恐い親爺(茂吉)につれられて湯殿山へ登った。登ると決まってからの何日間は厳しく斎戒沐浴、たしか草鞋履きかなんかの登山は泣くほど辛かったとパネルに書かれていました。

何かで読みましたが、その茂太さんも後年、息子をつれて登ったそうです。一種の成人儀式でしょうね。


久しぶりにマウスを換えました

ブラウザが2枚も3枚も立ち上がるようになって、最初はブラウザ本体を疑っていたんですが、マウスのチャタリングが原因と判明。

しめた、なぜかこれまで縁のなかったロジクールを買うか・・・と意気込んだんですが、だめでした。駅前の店には売っていなかった。圧倒的に並んでいたのはエレコムとバッファローです。バッファローはマウスにまで手をひろげてるんだ。排除する根拠はまったくないですが、なんか気がすすまない。

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結局アマゾンで買いました。マウスはクリック感と重さが重要なので、試したことなのないモデルを買うのは気が進まない。壊れたのと同じSANWAマウス MA-118HBK。1354円。

うーん、本当はもう少し高級なのを欲しかったんだけどなあ。マイクロソフトのマウス(なぜか高いです)は無理にしても、せめて3000円か4000円くらいの中級品にしたかった。みみっちい庶民感覚です。

PCパーツでは無線ルータもそろそろ危ないです。なにしろ2004年ものですからね。万一にそなえて検討しておこうと調べてみると、これもずいぶん安くなっている。2000円とか3000円程度。あんまりオモチャみたいなのは嫌だけど、かといって高い機種になると不要な機能がテンコ盛りの雰囲気。あんがい選択肢がないです。

いろいろ調べておきたいので、時折ネットの「自作PC」板をのぞいています。けっこう勝手な書き込みだらけだし、ステマ(スティルス・マーケティングの意かな)もあるし、悪意や嘘も多い。でも脳内フィルターをかけながらザーッと眺めると、だいたい最近の傾向のようなものが読み取れますね。

最近、内蔵ハードディスクはWestern Digital押しが多くなってるようです。自分の使っているのはSeagate製で、特に問題もなくけっこう気に入っていますが、そのSeagateが今ではやたら嫌われているらしい。壊れる頻度が多いんだそうです。ふーん。根拠となっているのは、どこかのサーバー屋さんの出した統計らしい。ふーん。

ま、いずれにしても今は円安が進んでいて、タイミングとしては良くない。かつての底値を知っているので、3.5インチHDDには5000円以上出したくない気分がある。ケチです。とかなんとか言ってても、実際に壊れたらすぐ買うしかない。Western Digitalの赤シリーズ、1テラで8000円近くしています。うーん。


黒部アルペンルートとWizardry8再開


9月にはこれも我が家には似合わない旅で、黒部アルペンルートへ。代理店には山頂のホテル立山を勧められたそうですが、そんな山小屋みたいなの・・と拒否、富山側の宇奈月温泉に宿をとりました。ただ実際に行ってみると、ホテル立山、良さそうでしたね。泊まって、夜見る星空が素晴らしいんだそうです。意地はらず、人の勧めには乗ったほうが賢いということが多い。

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アルペンルートとは要するに長野側の信濃大町から富山側の立山駅まで、延々と山を越える道です。ひたすら乗り継ぎだらけで、料金もかなりかさむ。忙しかったですが、ま、一回くらいは経験しておいてよかった。

宇奈月温泉の宿も良い宿屋でした。



話はかわって、9月頃から酔狂なことにWizardry8を再開。知ってる人は知ってる。知らない人は説明されてもわからない。ま、そういう定番RPG(ロールプレイングゲーム)ですね。もう10年以上も前のゲームです。発売当時としてもグラフィックは貧弱でしたが、よくできたゲームであまり古さを感じさせません。

そのうち最新エンジン使ったWizardry9が出ないかあと思ってんですが、無理でしょうね。販売会社がグチャグチャで権利関係も錯綜しているらしい。海外のサイトで「売れなかった名作集」みたいなリストにノミネートされていました。哀しいなあ。

今回はFlame's modというこれも定番らしいMODを使いました。MODというのは、制作会社のお仕着せシステムを勝手に改変したり、シナリオを追加したり、装備を増やしたりすることです。一応は違法なんでしょうけど、優秀なMODが増えるとゲーム人気もあがる。ほとんど公認です。

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これも人気ゲームのSkyrimなんか、どっちかというと美形MODを使うのが楽しみでやってるみたいな部分もある。

はい。Skyrim、女性キャラがかなりのクォリティで美女になります。肌をきれいにしたり、顔を整形したり、胸を大きくしたり。世界中の優秀なプログラマたちが、そうやって(金にもならない)改変コードを作成している。不思議な現象ですね。

で、Wizardry8。導入MODのため武器や装備のグラフィックは華やかになったけど、ちょっと強力なアイテム追加が多すぎた。中程あたりから難易度がかなり下がった感じがあり、簡単になりすぎました。結局は最終エリアに到達した時点で熱意がさめて中断。そのうち、また何年かたったら再開するかもしれません。そういう不思議な魅力のあるゲームです。


エントロピーは増大する

今年の後半は肩痛で苦しみました。いわゆる四十肩とか五十肩というものでしょうけど、今回はかなりしつこい。体長10cmくらいの小猫、あるいは体重20gの小犬が肩にぶらさがっている。しばらくは鎮痛剤のお世話になりました。貼り薬だけはまだ続けています。

数カ月かけて、だんだん症状はおさまってきて、夜中に何回も目覚めることはなくなりましたが、それでも寝付き際はまだ痛む。ひょっとするとこのまま一生の付き合いになるかもしれません。体の劣化。トシというものですね。

クリスマスツリーを片づけていた家人が「あ、葉っぱが折れた」とか言っています。子供が小さい頃に買ったものです。こんなに長く使うと知っていれば、もう少し高級品を買っておいてもよかった。経年で安物プラスチックが劣化して脆くなったようです。これもトシというものでしょう。形あるものは壊れる。エントロピーは増大する。人は滅する。摂理です。

そうそう。今年も真面目に定期検診を受けました。結果は想像通り。要するに酒を控えて運動をしないと改善はのぞめない。

検診で上部内視鏡(いわゆる胃カメラ) をやったんですが、看護師が「今年は麻酔を控えめにしますか」という。そうか、やっぱり去年は効きすぎたんだ。ベッドに横になってマウスピースをくわえて、ウェッと思った次の瞬間には控室で寝ていました。どうやって運ばれてきたのか歩いてきたのか記憶が完全にゼロ。

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あれは麻酔が効きすぎたという症状だったんですね。あれが(なんからのミスで)何倍も強烈な麻酔なら、そのまま死亡とか。

ふと思ったのは、そんな形で訪れる死もあるのかもしれないということ。いまは「肩が痛いなあ・・」と思いながら、いつのまにか寝てしまう。同じように「痛い、苦しい・・」と思いながら意識が消える。あるいは翌日目が覚めて初めて「あ、きょうも朝を迎えられたか」と実感するのかもしれない。うーん。ちょっと、いろいろ考えました。


インチネジなのかミリネジなのか

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だいぶ前にPCの背面用スロットカバーを買ったんですが、ようやく装着。装着というほどの作業でもないですが。

筐体を開けると、案の定でホコリがどっさり溜まっている。真面目に眺めるのは1年ぶりかな。とくにCPUクーラーのファンとPC前面の吸気穴のところがすごい。

溜まったホコリを綿棒で擦って、ところどころはエアブロワーでシュッシュッと吹く。その後で掃除機。クーラー外してCPUを露出させようかとも思いましたが、けっこう作業になるのでこれはナシ。いいかげんです。

いちばん時間のかかったのは、実はスロットカバーの取り付けでした。隙間にあてがってネジで止めるだけの作業なんですが、そのネジがあわない。インチネジなのかミリネジなのか知りませんが、ドライバーで数回まわすと止まってしまうわけです。はて。

ネジはたくさん持っているんです。でも、どれも合わない。次から次へと20コくらい試してみたけどすべて合わない。困ったもんです。もうどうでもよくなって、合わないのを無理やりねじ込んでしまった。やっちゃいけない無理作業でした。それにしても不思議だなあ。ちなみに老眼なのでネジ山のこまかい切り方なんて判別できません。

と、このへんで腰が少し痛んでくる。変な姿勢で作業していたのでギックリ腰の前兆。やめる潮時です。

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ま、なにはともあれ。仕事もほとんど終わったし、必須の「布のデスクカレンダー オジサン柄」も手にいれたし、不要のノートパソコン類も今年は片づけたし。たいした量ではないけど古本も整理できたし。あとは年賀状の作成くらいかな。ヒツジって基本的に可愛くない動物なので、イラスト選びに苦労します。

今年も新潟鹿島屋から新巻き到着。これが届くとなんとなく豊かな気分になれます。他とくらべてけっして安くはないと思いますが、でも美味しい。鹿島屋では、いまだにおばちゃんたち(たぶん)が手作りで仕上げしているようです。そのためか「少し塩を多めに」と同じ追加注文をしても、仕上がりの味は毎年ちょっとずつ違う。鮭の個体差にもよるんでしょう。試しに尻尾のほうの切り身を焼いてみましたが、今年は少し塩加減がきつめかな。

新巻きと一緒に漬け物類もお願いしています。気に入っているのは「あられ茶漬け」の小袋。瓶詰めにくらべるとちょっと割安です。みそ漬け大根のあられ切りとシソの実。いかにも越後ふうに非常に塩っぱいです。爪の先くらいをご飯にのせて食べると、実に美味い。ご飯のお代わりしたいのを必死に我慢する。もったいないから大事に食べています。

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思い起こせば子供の頃に亡くなった祖母が、これをよく食べていた。もちろん手作りで、確か「シソの実」と称していました。常食はシソの実と梅干し(これも口が曲がるほど酸っぱい)と味噌汁。そうそう。小魚の醤油煮のようなものも常備していた。真っ黒に煮詰めたもので、「メダカ煮」と称していたような。実際にはメダカや小鮒などの混合雑魚です。ほとんど醤油のカタマリ。高血圧にはよくないんでしょうね。でも美味しいんだからしかたない。

世の中の美味いものはたいてい塩がきつくて脂が多い。あるいは糖分が多い。健康とは相反します。そうそう。今年も健康診断の結果はあまり改善されなかったなあ。医者は「酒を減らせ」と言うけど、それができたら苦労はない。酒と煙草をやめて毎日運動。長生きできるかもしれませんが、あははは。

そうそう、祖母が亡くなったあと、「メダカを煮ていたのが良くなかった」とみんなが言っていたような気がします。

寒くなりかかった頃の季節、天秤かついたメダカ売り(いたんです)が通りかかります。呼び止めて一升とか二升とか買い込んで、堀りゴタツを取り払った切り炉(というのかな)に炭を入れ、鍋をかけ、洗った大量のメダカを入れて、醤油をドバッとかけて、たぶん酒とか味醂の類もほんの少しは入れたのかな。

雑魚は非常に身がもろいので、崩さないように、焦げないように、気をつかいながら前かがみの姿勢で、けっこうな長時間煮る。もちろん正座しての前かがみです。なんかそれが体によくなかった、というのが父や兄弟の言い分だったらしい。炭酸ガスを吸ったというのかな。

ほんとのことはわかりません。でも「メダカ煮はやめろ」と言われても祖母はいうこと聞かなかったでしょうね。大樽に梅干しを漬ける。洗い張りをする。布団の皮を洗う。大鍋で味噌汁をつくる。チマキを作る。メダカを煮る・・・。忙しいです。きついです。でもすべて女衆の誇りをもった仕事だったと思います。

自分も子供のころは薪でご飯を炊いたり、炬燵に炭を入れたり、薪を割ったり、水をくんで風呂をたてたり、手伝った記憶もあります。男の子であっても、子供が家事を分担するのは当たり前でしたね。冬は朝起きたら家の前の雪かきをする。そんな大雪の早朝でも、もう新聞配達が通ったスキーの跡が残っている。新聞配達はたいてい中学生くらいの少年たちのアルバイトでした。貴重な現金収入。



ポーランドボールというマンガ、あるいはイラストのようなものがあります。PolandBallですかね。よく知りませんがなんか海外版の画像掲載サイトがあって、そこに何年か前から登場したんだそうです。

キャクターはすべてラフな手書きボールで、各国国旗をもじっている。で、それぞれドイツ君とかポーランド君とかが登場して、適当にステレオタイプの会話を交わすだけです。4コマ程度のこともあるし、もっとコマが多いこともある。中身は当然のことながら国際情勢とか歴史考察、文化の摩擦、おちょくり、悪口などなど。

これがけっこう面白いです。ボールには表情があり、短い会話を交わすだけですが、あまりギスギスしていません。ユーモアを忘れない。知的。けっこうきついことも言ってるようですが、どこかで必ず逃げ道を作っているので、笑える。いろんな国の連中が書き込んだり、読んだりしているようです。そうか、この国ってこう見られているのか、こう見ている連中が多いのかと知るだけでも楽しい。ある程度は各国の関係とか歴史も知っているとより楽しめます。

ちなみにニッポン君の話す英語は日本なまりです。「Christmas」ではなく「Kurisumasu」。「I will」ではなく「I wirru」。けっこう特徴をとらえています。描き手はしっかり見ている連中なんですね。

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で、こうしたサイトのコンテンツをしっかり日本語に訳している人もいる。マンガの英語がすべてわかるわけではないし、よく知らない概念もあるので非常に助かります。


こんな雰囲気の絵です→
ネットをうろうろしていたら、大河評らしき記事にぶちあたりました。どうも評論家のような人らしく「八重の桜」はひどかったと述べている。

ま、そういう意見もあるわなと読んでみると、「八重の桜」は前半がいけなかったそうです。史実にこだわりすぎて主人公の出番が少なかったから視聴率が落ちた。もし前半のままの雰囲気で後半もやったら悲惨なことになっただろう。幸い後半は出来がよかったんだから、思い切って前半部分をもっと短くしていたらよかったのに

感想なんですから、人それぞれ、いろんな感じ方はある。でもまっ先に思ったのは、この筆者は本当に大河を視聴し続けていたんだろうかということ。ほとんど見てないんじゃないかな。なぜ視聴率が低かったか書いてやろうと最初に考え、それから適当な理由をこじつけた。あちこちネットを探しまわって、それらしい理由づけをした。

あくまで自分の感想ですが、私は「八重の桜」の幕末会津編は素晴らしい出来だったと思っています。100点満点とまでは言えず、もちろん小さな瑕疵はあるものの、そうですね、歴代大河の中でも屈指。NHKが力を入れたなあと感じました。

ただ、惜しむらく初志貫徹できなかった。なんでNHKが視聴率をそんなに気にするのか不思議ですが、維新後の京都編になると一気にエネルギーがなくなった。方針が大きく変わったような印象。真偽は知りませんが、脚本家が交代させられたという話もありますね。私は京都編、途中まで我慢したものの、数話であきらめました。挫折。

なんだかんだ、文句たれながらも大河ドラマは(たいてい)見ていますが、あんまり不作だと途中で諦めます。諦めてしまった大河、多いなあ

yaenosakura.jpgそうそう。知りませんでしたがこの「八重の桜」は今年の国際エミー賞にノミネートされたんだそうですね。どれだけ権威ある賞なのか知りませんが、ま、日本の優れたドラマと認知されたということでしょう、きっと。一応は納得できます。
三谷幸喜の「清須会議」をフジTVが流していたのでパクッと録画。翌日、ゆっくり見ました。気になってはいたけど映画館まで足を運ぶのはなあ・・というものだったのでラッキー。

なるほど。楽しめる映画でした。けっこう長いしCMがやたら入っているので、録画しての鑑賞は正解だったようです。

清須会議ってのは、もちろん本能寺で死んだ織田信長の跡目をだれにするかという会議ですね。重臣たちが集まって決めた。その重臣メンバー、柴田、丹羽、羽柴の名前はすぐ出てきますが、他に誰がいたのかはかなり微妙でした。有名どころは滝川一益なんですが、運悪く関東にいたはずだし、はて。

なるほど、もう一人は池田恒興ですか。あんまり小説やドラマなんかには出てこない武将です。地味。

kiyosukaigi.jpgさて。

役所広司の柴田勝家。好演。この鬼柴田は豪勇でもありかつ可愛いキャラでした。ただし可愛いといってもなんかの大河みたいに刺繍はしない。その代わり懸命にサザエを焼いてました。

焼いたサザエをお市さまに食べさせたかったらしい。豪傑であるけど不器用で知恵のまわらない男という役柄。お市さまは海鮮ものは嫌いです。ついでに勝家の加齢臭も好かんらしい。

小日向文世の丹波長秀。これも秀逸。たしか織田の双璧といわれた武将だったと思います。いかにも理知的で、頭がまわる。世間がわかる。

権六勝家のほうが格上ですが、二人だけになると五郎左長秀のほうが圧倒的に兄貴分になる。でも苦渋の末、結果的には権六を見捨てる。秀吉についたおかげて、たしか息子の代では越前あたりの領主になってたはずです。関ヶ原では西軍についた。

佐藤浩市の池田恒興。え?佐藤浩市が・・と思ったんですが、これも好演。たいていのドラマでは正義感、熱血漢ばっかりやってる人ですが、さすが役者。こんなヌエみたいな喰えないキャラを演じてくれた。笑えました。

えーと、織田家の面々もみんなよかったです。織田信長は篠井英介。ちょっと弱々しいけど面高な顔の印象は似ています。長男信忠はほんの数秒、奥さんと別れを告げる場面だけでしたが、堂々たる武将でした。織田家DNAの鷲鼻メイクのため、なかなか中村勘九郎とはわからなかった。

次男の織田信雄は妻夫木聡。うつけの殿ですが本人は「父と同じで芝居だ」と主張。これはひたすら笑えます。 のび太のように軽い演技をすると妻夫木は冴えますね。数年前の「直江兼続」でひどい演技をさんざん見せられた悪印象が消えました。

織田信孝は坂東巳之助という人らしいです。これも優等生お坊っちゃま所作に品があり、なかなか良かった。信孝は実際にもけっして馬鹿ではなかったらしく、そのため後で秀吉に殺されたはずです。ちなみにアホののび太信雄はいろいろあったものの結果的に長生きしています。

一族の三十郎信包は伊勢谷友介。信長の弟かな。芸術肌のデカダン気味でちょっと世をすねている。たぶん先の読める人なんでしょう。カッコいいですが、けっして損得計算できない朴念仁ではない。

そうそう、甥ののび太信雄も趣味の世界に生きていて、せっせと団扇扇風器を自作したりしてました。織田家のDNAがそういう方面に出てしまった。

死んだ信忠の正室ということになっている剛力彩芽の松姫も意外や意外でよかった。眉墨にお歯黒も似合っていました。この人が三法師の生母というのが正しいかどうか疑問ですが、ま、そういう説もあるんでしょう、きっと。

他に主だったところでは浅野忠信の前田利家。キリッとした武将が似合います。でんでんの前田玄以。前田玄以なんてのの出番があると嬉しくなってしまいます。なんといいますか、事務方の親分みたいな人ですね。もちろん武将でもありますが、たぶん事務能力の優秀さで出世した人。このドラマでも会議場の設営とか書記役、議長役として活躍。

とういことでほとんどの配役に問題はないんですが、惜しむらくは鈴木京香のお市様が、うーん・・・・。これも眉墨にお歯黒。ひょっとしてドーランの代わりに白粉つかっていたんでしょうか、肌が荒れて見えて、かなりの大年増。妖艶とは言いにくい。権六と秀吉が夢中になるという設定がどうも無理な感じがする。実際のお市の方は、子供5人産んでたらしいけどまだ35歳程度で、かなり綺麗だったはずと思います。

そして大泉洋の羽柴秀吉。ギャーギャー騒ぎまわる芝居そのものはいいんですが、役所広司や小日向文世、佐藤浩市と並ぶと一人だけ妙に若僧なんです。顔がツルツルしている。もう少し顔にシワを刻むとか禿げ頭に染みをつくるとか、老けてもらえると安心して見られた。実際の秀吉はこの頃は何歳だったんだろうか。えーと45歳か46歳くらいか。40代中頃なら戦国の武将としては十分なベテランです。場合によっては孫もいる。

ちなみに客衆の前で猛烈エロ踊りをしていた中谷美紀の寧々さんは、この頃は35歳くらいです。はじけた35歳なら、あの程度のジュリアナダンスしても、ま、いいか。許す。

そうそう、突然の印象で出没する天海祐希の女忍者、韋駄天走りの滝川一益と絡めて出てくる西田敏行の落ち武者。これらは余計ですね。蛇足。三谷流のサービス精神がカラ回りした。この人、ときどきカラ回りする。(関係ないですが、某新聞に連載の三谷コラムは酷いです。ひたすら宣伝だけで、ニヤリともできない)

とかなんとか。多少の瑕疵はあるものの、いい映画だったと思います。見て、得をし。得したなあという嬉しい気分で、なんか書き残したくなって、書きました。

ときたまCrystalDiskInfoを使ってSDDやHDDの状況をチェックしています。うん、SDD使用時間は4000時間強で書き込み量は3600GB程度。この調子ではテラのレベルに届くのはまだまだ先のようです。安心して、ブラウザのキャッシュ保存場所をHDDからSDDに移しました。少しでも速いほうが快適です。

で、2つあるHDD、それぞれ7500時間と12000時間程度の稼働になっている。どちらも無事に動いてくれています。頑張れよ。

で、S.M.A.R.T.数値はほぼ問題ないのですが、ひとつだけ「エアフロー温度」だけが気にかかっていました。HDD温度は40度にも達していないのに、なぜエアフロー温度だけは60度を越えているんだろう。

ずーっと放置していましたが、先日ふと検索してみたら、あらららら。そうだったのか。たしか価格コムの口コミ欄だったと思いますが「Seagateのエアフロー温度は100℃を基準としてHDD温度との温度差を示します」との説明。なるほど。計算してみると確かにそうだ。てっきりHDD付近の空気の温度かと思っていた。するとこの数字は大きいほうがいいわけですね。だからシキイ値のほうが「45」なんて低い値になっていたんだ。納得。

ただし「HDD温度」という項目が他に存在するのに、100からHDD温度を引いた数値をわざわざ書き出す意味があるんでしょうかね。同じことじゃないだろうか。この点は不思議です。

念のためと思ってあちこち調べてみました。よくあることですがこういう核心部分って、まず見つからないです。それらしい質問はたくさんなされていますが、回答者が理解しないままに適当な返事をしているケースが非常に多い。PC関係に限りませんが、ネットにあふれてる偉そうな解説って、ま、その程度のレベルが大多数なんでしょうね、きっと。

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しばらく急ぎの用はないはず。一段落。

はて、何をするか。時間をみて遊んでいたWizardry8も、実は最終エリアのAscensionに到達したら、急激に気がぬけてしまいました。何でだろう。いつもこの段階に来ると飽きてくる。というわけで放置状態。

肩はあいかわらず痛んでいます。何カ月か前に卓上のグラスを持ち上げようとしてギクッときた。それから小さな猫か小鳥か、慢性的に肩先に食いついてぶらさがっている。夜になると幼猫が子猫くらいになる

1カ月ほど前からは、猫が小犬に成長した感じで、日中はともかく就寝してからが痛む。腕をあっちに回したりこっちに置いたり、楽な姿勢を探してジタバタ。困ったもんだ。消炎鎮痛パップを貼って、時折は痛み止めを飲んでいます。医院へ行ってもいいんですが、どっちみちパップと鎮痛剤の処置なんですよね。ついでに「電気を当てていきなさい」とか。

ときおり思いついて、内臓HDDとかSSD価格をネットで調べています。いま使用のSeagateのHDD、2010年と2011年に同じものを購入で、そろそろ故障してもおかしくはない。転ばぬ先のナントカ。様子を調べておこうというわけですが、うーん、価格が上がってるなあ。円安もあるし、いまは買い時じゃないようです。1テラの3.5インチHDDがだいたい7000円から8000円。うーん。言うてもせんないけど4年前に買った500Gは4000円しなかったぞ

SSDも、現在のPEXTOR PX-128M5Sは元気に稼働しています。特に不自由もありません。それに出回っているいろんなSSD新製品に、たいしてメリットが感じられない。格段に速くなってるわけでもないし、さして安くもない。もしこれから買い換えるとしたら容量は256G以上と思いますが、まだ当分は必要ないような感じです。

総じてPC関連、あれやこれや、心のわくわくすることがなくなりました。CPUもコア数を増やす方向には進化してますが、クロックそのものは壁にぶちあたってるような印象です。2年以上前のCore i5 2500Kでなんにも問題ない。グラフィックカードだけは次から次へと出てますが、こっちは価格があまりに高すぎる。最近は自作そのものが流行らなくなっているような感じです。

土台となるOSもそもそもWindows8に魅力がありません。そのまた次がWindows10ですか、これもさして取り柄がなさそうで、あえて導入する意味がない。

というわけで、何かしたい!という渇きがない。困ったもんです。暇なら本でも読んでればいい理屈ですが、目が悪くなってるしなあ。老眼。メガネがすぐあわなくなるらしく、かけ続けていると疲れる。スマホにあまり関心を持てないのも、視力の問題がネックになっているんでしょうね。

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そうそう。ちょっと前にヨドバシでスロットカバーを買ったんで、PC筐体バラして掃除をしようと思ってるんですが、これもいっこうに気がのらない (スロットカバーってのは、PCの箱の裏側の隙間を塞ぐ細長い板です)。

トシかもしれませんね。何か新しいことをやろうとするエネルギーが欠乏してきた。

国会は今日解散。また選挙カーがうるさくなるんだろうな。寒空にご苦労なことです。衆院では議長が解散詔書の御名御璽と日付を読む前に万歳コールが沸き起こって、伊吹爺さんムッとしていました。あれ、総理が「天皇から承認をいただきました」と伝える形式なんですかね。てっきり天皇じきじきの命令かと思ったら、間接的な指示ともとれる。知らんかった。

駅前に出る用があったので、思いついて大型スーパーへ足を伸ばしました。ここに入っている文房具店が目的です。

あったあった。「布のデスクカレンダー オジサン柄」。デザインフィル ミドリカンパニーという会社(ブランド?)のカレンダーです。本体定価が1300円とけっこう高価で、税込みは1404円。ネットとか1000円以下で売ってるところもあるようですが、年に一回のことだし割高でも文句なし。

calendar2015.jpg全12枚。サイズはA4。白地のコマに書き込んだりポストイットを貼ったりできるのが便利です。裏地が頑丈な布カバーなので、立てかけたりぶら下げたり、自在に置き場所を決められます。

やれやれ。好例の新潟鹿島屋の新巻き注文も済んだし、これで来年の準備もほぼ完了という感じですか。もちろん仕事やら何やら細かいことはありますが、ま、そんなのはどうでもいい。

あまりドラマは見ないのですが、日曜夜の「ごめんね青春!」はけっこう楽しみに見ています。宮藤官九郎の脚本。ただし視聴率はあんまり冴えないようです。

自分が面白いなと感じるドラマ、たいていあまり視聴率が高くなりません。えーと、ずいぶん前にやってた「ゴーイング マイ ホーム」という連ドラ、阿部寛とか宮﨑あおいが出ていて、これは良質で楽しい物語でした。子役の蒔田彩珠という子(名前を覚えた)も子役臭がなくて存在感がすごくて自然で達者だった。

で、今回の「ごめんね青春!」。とにかくテンポが早くて意外性があって明るい。これでもかと小ネタ満載。トシヨリにはわからないネタも多いんですが、ま、気にせず笑っています。先日は落ちこぼれ学校という設定でつい実在の校名を出して、番組責任者が謝罪する羽目になったらしいですね。見ている方としては笑えるんですが、名前を出された学校は激怒。いかにもクドカンらしい。

舞台は三島です。伊豆箱根鉄道、略称イズッパコとか、市内のナントカ公園とか。実在の物や場所がたくさん登場します。小道具としてコロッケも出てきて、へえーと思ったんですが、三島市では実際メイクイーン使用の「みしまコロッケ」を名物として売り出し中だとか。昨日は「みしまるくん」というユルキャラのお話でした。調べてみたらこれも実在のキャラなんですね。

mishimarukun.jpg学園ものなのに切ない恋も登校拒否も苛めも受験地獄もない。男の子と女の子がたくさん登場して能天気にガチャガチャやってる。けっこう珍しいドラマですね。

これも名物と思うんですが、ウナギはまだ登場していません。そのうち出るかな。

PC立ち上げると、Flash Playerを新バージョンにしろと(上から目線の)メッセージがどーんとあらわれます。なんか偉そうに・・・と感じてしまうんですよね。頻度もけっこう多い。

ま、それはともかく。たいていは「無視!」ですが、あんまりサボっているのも問題ありなので、たまにはバージョンを上げます。先日もOKしたんですが、あっ、また忘れてしまった。注意しないとMcAfeeが一緒に入ってしまう。何も考えずにインストールすると、こそこそっと紛れ込む。

こういうドサクサ商売、事情は理解できますが、みみっちいというかアコギというか、褒めたもんじゃないです。そのたびに「また余計者が!」という悪印象を与える。McAfeeにとっては非常に損だし、もちろんAdobeの印象も悪くなる。ん?、もともとAdobeはそうか。その後クラウドは順調なのかな。

一昔前のノートPCなんかは、訳のわからないツールやらソフトやらてんこ盛りというのが普通でした。今でもそうなんでしょうか。10本や20本どころか、下手すると30本くらいバンドルされている。使うことはまずないので、なんかの事情で仕方なくリカバリーしたあとは、ゴミ取り作業で1時間くらいはかかる。おまけに除去をやりすぎると大事なものまで消してしまったり。不毛だなあ。

で、今回もMcAfeeの同伴入場をつい許してしまいました。気がついてすぐ消しました。これ、あっというまにアンインストールになるんですよね。あんまり俊敏すぎて、本当に消えたかどうかが心配になるほど。

macafee.jpg歓迎されない邪魔者だと自覚しているのかな。そう思うと少し可哀相にもなりますが、いやいや、Security関係を複数使うのは諸悪の原因。侵入を拒否する方が賢明と信じています。

ずーっと懸案だったノートパソコンを始末。ただし通常の処理だと費用がかかります。あちこちの評判を調べてパソコンファームという処理業者に送りつけました。たまたまキャンペーン中とかで、ダンボール内に1コだけ対象製品を入れれば、あとは何を詰め込んでも無料で受けてくれる。着払いです。

家中あちこち掘り返すと、計4台のノートがありました。1台はヒンジが折れて使用不可能。あとの3台は一応は動作します。動作するノートの場合はフォーマットをかけて読めなくする。可能ならOSを再インストールする。外付けディスクがなくてフォーマット不可能の場合は、手動でデータファイルを消し、ついでにダミーの新規ユーザーを登録して、いままでのユーザーを削除。一見、まっさらです。

こんな程度では、もちろんどうしてもデータ復活させようとすれば復旧可能のはずですが、でもま、ハードディスクは強力磁気で破壊ということになっています。一応信用できそうな業者のようだし、たぶん大丈夫だろうとタカをくくっています。

そうそう。データ消しのできない2.5インチ1台は、さすがに解体して外しました。そのうち専用ドラバーを入手したら物理的にバラします(3.5インチ用と2.5インチ用のトルクドライバーは規格が違う)。あるいは暇なときにでも、デスクトップにつないでフォーマットかけてみるとか。

pcfarm.jpg結局ダンボールの中にいれたのはノートPC4台。マザーボード1枚。なんやかんやの増設カードを5、6枚、あとは余分なバッテリーとか無線LANカードとかナントカとか。長年の間に、いろんなものを買い込んでたんだなあ。

今年も首都圏在住の兄弟(+姉)が集合。会場はいつものとおり帝国ホテルのバイキング。過去エントリーを調べてみたら、2003年からこの昼食会を開いているようです。確か最初の年は新橋第一ホテルだったかな。翌年から帝国ホテル。比較的地の利もいいし、ま、ホテルのブランドがあるので、実際の善し悪しは別として、たぶんこの形で続きそうです。けっこう長持ちしています。

来年もまた同じメンバーが顔を揃えられるといいですね。そうそう。ずーっと出席を続けている孫世代の女の子、大人びているのでもう大学かと思ったらまだ高校生だそうです。綺麗な娘さんになった。

それだけ自分たちが歳をとったということ。いつの間にか80歳超の出席者が多くなりました。でもみんな元気だなあ。昔は80なんていうとずいぶん高齢・長寿という印象でしたが、最近ではそうでもない。80過ぎてふつうにピンシャンして動いている。

今日は気が向いて清酒と白菜、豆腐などの買い物。たぶん肉の類は冷蔵庫に残っているでしょう。ポン酢はあると言ってたな。そろそろ鍋の季節です

このところベランダにヘッピリ虫がいます。正確にはカメムシかな。調べたら「クサギカメムシ」という種類らしいです。偏平で、灰色で、見栄えしない虫です。

kamemushi.jpg

なーんにもしないで、ベランダのどこかにシーンと停泊している。かなり鈍くさい虫なので、箸でつまんで外に捨てるとヒューと飛んでいきます。子供の頃の記憶に間違いがなければ、いじめると臭い屁をひる

で、夕方、またいる。同じ虫なのか、仲間なのは不明。この秋になってからかれこれ5匹ほど見かけました。そういえば去年も見かけたなあ。1階とか2階の低い階でもないのに、いったいどこから飛翔してくるのか。


追記
放り投げると飛んで行く・・・と書いてしまいましたが、こいつも直線帰巣本能をもってるみたい。直線帰巣というのはこの「甲虫の水平バンジージャンプ」のことです。

今日も小ぶりなのを発見して外へ放り投げたら、0.5秒でヒューンと戻ってきた。もう一度つまんで少し斜めに放出したら、こんどは戻ってこない。角度も問題なのかな。

偶然ながら「歴史REALWEB」というサイトを発見しました。官兵衛の悪口書いてるサイトはないかなと探した結果です。なんで悪口を探してるのか。本当は自分で書きたいんですが、書いてると哀しくなってくる。イジイジ小うるさく文句いってる小姑みたいに思えてくる。だから(あまり)自分では書きませんが、誰かと一緒になって「あれは酷いよね」と悪口酒でも飲みたいような気分もある。かなりみっともない態度です。恥ずかしい。

それはともかく。その「歴史REALWEB」にあったページ。「御乳持(おちもち)」のお仕事という記事が面白かった。

だいたい想像できるように、いわゆる乳母です。高貴なお方の幼児に乳を飲ませる。しかし「乳母」ってのは、けっこうな格式で、徳川期、実際に乳を飲ませるのはもっと卑賤な女の仕事だったらしい。ということで、将軍家の場合は御家人の妻なんかから募集をかけて「御乳持」を厳しく選考した。給与はかなり良好で、ま、貧乏御家人の家にとってはおいしい仕事です。

しかしたいていの御乳持は長続きしない。飯は上等だけど冷えきっているし、男どもと同じ場所で食べさせられた。そりゃジロジロ見られて気が張りますわな。一応ははまっとうな武士の妻です。同僚の女と気楽に話しながらという環境でもなかっただろうし。

おまけに幼児を抱かせてもらえない。添い寝もできない。卑賤な女に情がうつってはいけないという理屈です。春日の局の事例で懲りたのかもしれません。授乳のさいは覆面だったともいいます。

どっかのサイトには「乳母」が抱き上げて乳持の乳房に吸いつかせたとも書いてありました。授乳マシンあつかい。肉体的な接触をさせない。で、これらを管理しているのは官僚気質で子育て経験のない大奥女中連中ですから、子供が満足しようがしまいが一定の時間がたつと引っぺがす。飢えてギャーギャー泣いてもおかまいなし。親子がベタベタするのは卑賤の悪習慣、です。

広い座敷の真ん中に幼児を寝かせていたともいいますね。狭い寝室でだれかが添い寝なんてとんでもない。だから冷えて風邪をよくひいた。要するに将軍家の子供ってのは慢性的な栄養不良、誰とも精神的なつながりを持てない、おまけに決定的な運動不足。こんな環境で健やかに育つのは無理です。だからデキの悪いのばっかり育った。

というわけで、ストレスが嵩じてたいていの御乳持は乳が止まってしまう。たぶん四六時中周囲から監視されているような環境だったんでしょうね。お湯一杯飲むのも勝手にはできなかったそうです。で、3カ月もすると痩せこけて(たぶん)罷免。で、次の御乳持に交代。母乳の味も変わります。子供は戸惑ったでしょうね。

さすがにこれは良くないと考えた閣僚もいたらしい。御家人ではなく御目見得の妻女から採用したらどうか。旗本の妻なら仮に子供がなついたとしても、ま、それほど悪影響はないだろうし、教養ある御乳持ならそれを悪用したりもしないだろう。動物だって鳥だって親が子を抱いたり翼の下に囲ったりは自然の理。ましてや人間なんだから、やっぱ抱いて授乳したほうがいいんじゃないだろうか。もっともな改革案ですが、いろいろあって、結局うまくいかなかったそうです。

大奥のやることにクチバシを入れて成功した幕閣はほとんどいなかったような気がします。女性を敵にまわしちゃいけない。

アジア大会卓球で、福原愛がどこかの選手(モンゴル?)から11-0でセットを奪ってしまったという記事を読みました。あとで仲のいい中国選手から「やらかしたんだって?」と言われた。どうも暗黙のルールとして、10-0の一方的な展開になった場合、さりげなくサーブをミスするとかして10-1にして相手のメンツをたてる。それからおもむろにポイントを奪って11-1。そういうことになっているらしいです。ふーん。

福原はつい反射的にいいプレーをしてしまったらしい。で、結果が11-0。1点もらったとして相手の選手が嬉しいかどうか、かなり疑問ではありますが、いかにも英国発祥ゲームらしいです。

そういえば以前、野球で圧倒的にスコアをリードしていた側が盗塁したとかバントしたとかで、なんか非難されていたような。大リーグかな。これも同じように暗黙のルールなんでしょうね。強いんだからそんなにガツガツ点を稼ぐなよ、ということ。情けをかけてやれ。

実はサッカーでも、選手がケガして倒れたようなケース。中断のホイッスルが鳴ってる場合はもちろん問題ありませんが、一応試合再開の雰囲気なのにそんなにダラダラやってていいの?と感じることがありました。これも調べてみたら、やはり暗黙ルールがあったらしい。

つまりケガさせた側の選手は意図的にボールを外に蹴りだして時間を稼ぐ。なるほど。でも蹴りだすと相手側ボールになってしまいます。それは困る。で、スローインされたボールは何故か(怪我チーム側が)再度外に出すことで、またボールを戻してやるのが「暗黙」らしい。へえー。

ややこしいですが、ま、筋は通る。でもこの「暗黙」を利用して、わざと倒れてグズグズ痛がる選手も頻出する。当然ですわな。でFIFAかどうか知りませんが「暗黙ルールは禁止!」と通達を出してるんだとか。

タテマエ上は暗黙ルールなし。でも実際には、暗黙ルールなんですから、たいていは暗黙のうちに従う。このスレ違いで、トラブルになった事例もあるらしい。「暗黙ルールなんだからボールを返せよな」vs「ふん、そんなルール知らんわ。文句あるか」。

エスカレーターの片側立ちなんかも、一種の暗黙ルールでしょうね。そもそもを言うならエスカレータは歩くものじゃない。急ぐんなら階段を駆け上がれ。したがって右側に立とうが左側に立とうが人それぞれでいいんですが、実際には前をふさがれると舌打ちして無理やりすり抜けるような奴もいるし、後ろからせっつかれると、悪いことしたみたいにあわてて道をゆずったりする。

自分はもうトシなんで、可能な限りエスカレータでは歩きません。やむをえず右側の列に入ってしまった場合は、一応はゆっくり歩くふりをする。そして、うまく空きを発見したらすぐ左側に移る。どっちつかず。あいまい。右側歩きに積極的に賛同しないけど、断固として立ちはだかる立場もとらない。ずるいような気もしますが、処世術ですか。

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