2019年の最近の記事

恒例。今年の十大出来事ですか。なんか忙しくて、大晦日になってのふり返りです。
 
oshimazakura.jpgのサムネール画像

 

たいしたことではないです。毎年、小金井公園に出向いて花見をしているんですが、そのたびに「大島桜」はどこだ?と探している。公園のどこかに大島桜なる巨木があって、それがなかなか銘木で、え? 大島桜を見てないの? と近所の人に言われるらしい。

ご存じの方はご存じでしょうが、小金井公園ってのはかなり広いです。全体をくまなく見てまわるなんて、考えただけでウンザリする。たしか東の方向にあるらしいというので、探索トライしてみては毎年諦めている。

で、ついに辿りつきました。思ったより北に位置していた。ほとんど公園のハズレですね。周囲はちょっとした広場になっていて、でかいのがドボッとそびえている。

昔は自由に枝の下にもぐれたようですが、今では根っこの痛みを警戒してか、周囲に垣がめぐらされています。ま、見ることができてよかったです。
 
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ベランダ用のホウキを買いました。これがニュースなのか?と言われそうですが、はい、当方としてはわりあい大きな出来事です。

買うにあたっては、いろいろ調べました。箒(ホウキ)にも種類がある。座敷箒。竹箒。ベランダ箒。玄関箒。用途によって適した材質も違うし硬さも違う。で、今回買ったのは500円程度のベランダ箒で、もちろん中国製。
材料は黒シダだったかな。てきとうな節のある竹にビニールをかぶせて圧着させた柄で、かえって面白いです。柄と頭の接合部分は大きなホッチキスでとめてある。
これで多少はベランダ掃除がしやすくなったんですが、それでも汚れは残る。次はケルヒャーかなんかを考えるか。
 
 
ゴールデンウィークにあきる野市へ。黒茶屋というところで食事。眼下に秋川をのぞみ、250年の庄屋屋敷を利用したとかの割烹で、なかなか風情があります。炭火を使った料理がメイン。なかなか良かったです。山菜のたぐいがおいしい。
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夏が暑かった。熱帯夜もピークに達すると、枕にのせた首筋に汗がにじんで、濡れます。

で、ふと思い立ったわけです。うん、髪をを短くするか。高校生の頃からずーっと、なんとなく少し長めの髪形で、サパッと短くしたことがない。切ってみるか。トシで頭頂部がだんだん薄くなり、床屋のオヤジが気をきかせてテッペンだけ長く残すようになった。実はこれがあんまり好かん。薄いなら薄いで、いさぎよくしないと。

ということで切ってもらい。それでもまだ長い気がして秋にもう一段短くした。かなりスッキリしました。頭を洗ったあとでも、ほとんどドライヤーが必要がないくらい。便利ですね。
 
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ずーっとWindows7で頑張ってきたんですが、さすがにサポート打ち切りとなっては万事休す。遅まきながら、Windows10にバージョンアップしました。

最初は買うつもりでした。ダウンロード版がいいか、DSP版(廉価パーツと抱き合わせセット価格)がいいか、HomeかProかなど迷っていましたが、そのうちどこかのサイトで「合法的に無償バージョンアップが可能」と知った。驚きましたね。

ずいぶん前に、MSが半ば強制的にWindows10へのバージョンアップをさせる・・・というんで、えらく悪評を買いました。いやだ、オレはWindows7がいいんだと抵抗しても、いつのまにかバージョンアップ・スケジュールに巻き込まれる。MSとしては「無料で、いいことしてあげるんだから文句いうな」ということでしょう。ただそのやり方があまりに強引すぎた。

で、その無料乗り換え期間が過ぎて、このサービスは終了したはずだったんですが、実は終了していなかった。つまり「無料でバージョンアップ可能」というスタイルそのものは残ってた。ただ「MSが手取り足取り乗り換えさせてあげる」という強引サービスは終了したんだよ。あとは(やりたければ)勝手にやってね。ということ。

ということでMSのサイトからインストールツール(MediaCreationTool)を手に入れ、Windows10ダウンロード。これをUSBメモリに格納して、そこから上書きインストールする。すんなりいきました。

これが8月ごろ。以後、Windows10を騙し騙し使っていますが、確かにそこそこ軽いし、思ったより悪くはないOSです。ただし、Windows10にして良かった・・と思ったことはまったくなし。細かい部分の使い勝手がイマイチで、しょっちゅうイライラしています。
 
 
 
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城崎から天橋立、京都、長浜という家族旅行。天橋立なんて、ちょっと俗っぽすぎるかという印象ですが、あんがい良かったです。

恥ずかしながら今回の旅行で、初めて「長浜」とか「彦根」の正確な位置を理解しました。なんとなく彦根はもっと琵琶湖の南、長浜はもっと北かと思い込んでいた。要するに京都・大津からすぐ名古屋のほうへ行くルートはないんですね。琵琶湖の南端からすぐ東に進んだら山に入り込む。いったん米原あたりまで琵琶湖東岸を上がらないと、抜け道がない。だから三成の佐和山なんてのが、要害の地だった。少し北なら長浜もそう。北を見張るような位置です。重要な場所だったんでしょう。

そうそう。丹後という地域も初めて空気にふれました。大江山がここにあったと知ったのも収穫。鬼たちはわざわざ京まで出向いて人を喰っていた。人食い遠足。たいへんだったなあ。
 
 
mousepad.jpg自宅用に使っていた老眼鏡が(使い方が荒っぽいせいで)キズだらけ。あまりこだわらないたちですが、さすがに不便になって、安物を新調しました。いくらだったかな。1万円くらいだったか。

その買い物のついでで、ヨドバシカメラでリストレスト・パッドを購入。手首が楽で、ひんやりフニャフニャしているやつ。バッファローで646円。いい買い物でした。いままでの20年ものは、もちろん引退。もう「リストレスト」とはいえない代物だったからなあ。
 
 
内幸町のホテルで、今年はなぜか総勢16人(うち元気な3歳児1名)と盛会。甥姪世代がたくさん参加して賑やかでした。

さすがにこの人数になると、ひとつのテーブルでは無理ですね。なんとなくトシヨリ世代、若者(比較的)世代とふたつのテーブルに分かれて、それぞれが勝手に談笑。もう何を話しているのか不明。

来年はどう運営するか。大人数をどう取りまとめるか。なかなか難問ですね。

長兄はずーっと前に亡くなっていますが、今年は次兄も急逝でした。享年87。乾杯ならぬ献杯を一族の最長老(姉のご亭主)にお願いしました。文字通りの急逝で、ほんの数週前までは元気だったとのことです。合掌。
 
 
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2010年購入。妻の年代物Vaio EシリーズをWindows10にしました。

ま、やったことは自分のデスクトップと同じなんですけどね。でもなんせ古くてパワーのないVaioノート。無事Windows10にできるんだろうか。CPUはCeleron P4500、大昔にメモリを8Gに増設し、3年前にHDDを120GのSSDに交換して、なんとか延命措置。

そろそろスマホを買おうかとも言ってるんで、ノートなんて使えなくても大丈夫かもしれないけど、でもねえ。もしバージョンアップ可能でお金がかからないのなら、やってみるか。

ということで、成功。なんとか使えるWindows10ノートができあがりました。
 
 
benza.jpg無料につられて、家内と二人、都心までインフル・ワクチンの接種にいってきました。

浮いたお金で美味しいものでも・・という算段だったんですが、あいにくの土砂降り。濡れた傘、濡れたカバンというなりで接種会場へたどりついて、ワサワサした段取りで難民ふうに行列つくって、ま、あんまり冴えない。

接種を終えてから雨の中、坂を降りて店をさがしたんですが、これも何というか。

結局、神保町の天ぷらやさん(天丼や)に飛び込んで食事。ま、悪くない店ではあったんですが。帰ってからノドがイガイガして、はい、風邪をひきました。完治に1カ月かかりました。
 
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トレイの出し入れが不調になっていた古いDVDドライブを交換。今度もPioneerで3000円くらいだったか。安いものなら2000円程度です。この種のものがべらぼうに安くなった。いっしょに買ったロジクールの定番マウス M500Tのほうが高い。こっちは実質4000円でした。

新ドライブは色が黒で白い筐体に似合わないし、はて、そもそもこの時代、DVDドライブって使うことがまだあるんだろうか。正直、かなり疑問が残ります。
このロジクールのマウス、ちょっと前までは2000円台まで落ちていたのに、なぜか製品全般を一斉改定(つまり値上げ)した。もっと儲けようと考えたのか、材料費が高くなったのか、詳細は不明。迷惑な。

 
年の暮れに奥歯のかぶせものが落ちた。4年くらい持ったですかね。

その結果、意にそわぬことながら急遽、歯医者に通う羽目に。虫歯の治療、歯茎の手入れ、もちろん歯磨き指導なんかもされるんだろうなあ。ちょっと気が重いです。

歯医者というと、20代の頃に虫歯を1本抜いた。明日も来いというので行ったら歯ブラシを買わされて、びっくりしました。なにしろそれまで歯科医の経験、なかったんです。

60過ぎてから限度がきた感じで、駅前のオバチャン医者のこところへいって、1本抜いて1本はかぶせもの。そのかぶせたクラウンが落ちて(オバチャン医者はたぶんもう引退廃業)新しい歯科クリニックを探して通院。生涯3人目の歯科医ですね。はは。

このトシになって新しいことを体験。なかなか楽しくもあります。ははは。

東響の第九

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久しぶりに(というか、何年ぶりじゃ)家族で都心・赤坂へ。サントリーホールで東京交響楽団の第九です。えーと、指揮はジョナサン・ノットという小柄な人。最初から最後まで飛んだり撥跳ねたりして指揮していました。最初から最後まで、出す音も大きい。

独唱の女声はアルゼンチンかポーランドみたいな雰囲気の姐御たち。男声は太りすぎの髭のテナー(トランプの弟ふう)と、東洋人らしいバリトン。例の独唱の導入部分、バリトンの声量が予想の50パーセント増しくらいのボリウムで少しびっくりしました。眠そうな態度といい、日本人じゃあるまいという感じでしたが、あとでパンフを読んだら中国の人らしい。シェンヤン。定評のある歌い手なのかな。

何回かのアンコール拍手が終わって、ようやく客がゾロゾロ退席している最中。だれもいなくなったステージに指揮者がまた顔を出したのは驚き。少数残った観客がステージの近くに集まって、なんか盛んに声をかけていました。そんなに注目の指揮者だったんだろうか。

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4~5年前に奥歯にかぶせた代物・・被覆冠とかクラウンというらしいですね。ま、それが落ちた。手にとってみると銀色のかぶせもので、保険適用だからパラジウム合金なのかな。いちばん奥の上の歯です。このところ食事すると必ずなにかが挟まった。具合が悪くなってたのかもしれません。

痛くもないんですが、落ちた後がスカスカで舌でさわると根っこがギザギザしている。強くやると舌の先が痛みそうな印象。仕方ないなあ・・・と近所の歯科医院を探して行ってきました。たぶん人生で3回目くらいの歯医者通いです。

この10年か15年か、たまに通っていたのは、古い木造モルタル2階でやってる小さな歯科医で、要するに、年配というかかなりお年。まったく気取りのない応対。商売っ気もなくてけっこう好きだったんですが、実は、駅周辺再開発のあおりで数年前に引越してしまったらしい。引越しじゃなくて廃業してしまったのかな。

で、今度のクリニックは、なんというかモダンで広くて、壁から椅子からオール真っ白、ホワイト、ガラスとスチールの感覚。スタッフ数も多いし、治療椅子とかレントゲン室とか、最新設備をそろえてみました・・という雰囲気です。まるで美容院。いいんだか、悪いんだか。

で、初日はなにやらお話をおうかがいして、一本々々の歯を入念チェック。これはC2、これもC2、これも・・・・C2かな。という具合。結果は要するに虫歯だらけで、歯肉も痛んで、ポケットも深くて、見るにたえない。磨き方もなっとらん。ま、そうだろうとは(自分でも)思っていました。納得です。そうそう、ピカピカの部屋でレントゲンを十数枚撮りました。前のオバチャン先生のところとは大違い。

以後は、壮大なスケジュールにしたがって治療していくことになりそうです。困ったことじゃ。とりあえず詰めものして帰りましたが、その日のうちに取れてしまった。で、1週間たってから再訪して、こんどはまず歯垢落とし。助手なのか衛生士なのかよくはしりませんが、女性スタッフがコリコリやってくれました。

最後に登場したセンセイから今後のザッとした方針をお聞きして、詰め物をまた入れて、おしまい。やれやれ。来年は大変だなあ。詰め物、またその日のうちになくなりました

風邪が抜けた

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ひと月経過して、ようやく風邪が抜けた気配。長かったなあ。トシとると、遅くなります。

昨日、重いPCデスクを動かして掃除なんかしたせいか、背中が痛む。これも、トシ。何回も引用してますが山上憶良の「沈痾自哀の文」。「四支不動、百節皆疼、身體太重、猶負鈞石」ですね。

「四支動かず、百節みないたみ、身体はなはだ重く、なほ鈞石を負へるがごとし」


pioneer2019.jpgちょっと暇になったので、PCデスクの後ろを掃除し、コンセント周辺のホコリを吸い取る。ついでなので、古いDVDドライブを交換。。今度もPIONEERの製品で、DVR-S21WBK。性能やデザインに文句はないんですが、残念なことに色が黒です。違和感。

うーん、やはり似合わないですね。だいたい最近はマルチドライブそのものが流行らないせいか、各メーカー、色揃えがない。みんなブラック一色です。ゆいいつ日立LGだけは白の選択肢もあったけど、LGだしなあ。

というより、いまどき国産オリジナルなんて存在しないんでしょうね。今回のDVR-S21WBKも、たぶん中身はLGですが、いちおう「PIONEERじゃあ」と見栄をはってるだけマシか。

パーツ王国ニッポンの凋落です。

汚いデスクトップですが、右下部の黒いシールと筐体トップにあるマスコット人形はGateway2000。牛です。面白いメーカーだったんですが。




小学生のころによんだジャングルブック。あとになってラドヤード・キプリングというまっとうな(らしい)作家が書いたと知りましたが、なんせ無知な田舎の子供です、なんか変な本だなあというのが当時の実感でした。

まず、ライオンが登場しない。これはすごく変です。クリを使わないモンブランか、砂糖を入れない羊羹みたい。キリンもいない。カバもいなかった、たぶん。この本を書いた人、アフリカをよく知らないのかなあ・・と案じたものです。

ま、それはともかく。主人公のモーグリ(だったかな)がこっそり人間の村へいくと、連中は奇妙な棒を武器にしている。すこぶる軽いのに、硬い。殴るとすごい衝撃。つまり、竹ですね。ん? アフリカに竹があったのか。ついでに、これが真の記憶かどうか自信ないんですが、モーグリは村人たちの食い物を試す。ゲゲゲッ、なんという味だ。塩がきつすぎる。このニンゲンたちは酷い味のものを食べてるんだなあ。

ほんとうにジャングルブックだったかなあ。でも他に思い当たらない。

ま、要するにジャングルで暮らしているモーグリたちは塩なんて必要ない。十分おいしく果物食べたり肉を食べたり。ん? 肉食べたっけか。肉とすると、誰の肉だろう。モーグリは弱小動物を殺して食べたのか。

ふと思い出しましたが、少年ケニヤというのもあった。山川惣治だったか南洋一郎だったか。たしか名前はワタル。ジャングルで親とはぐれた日本の少年。なぜか菊一文字の短刀を持っている。これが大蛇と友人になったりマサイ族の長槍を武器にしたり。このワタルが塩なしの食事をしていたのかもしれないけど、うーん、違うような・・・。

前置きが長すぎますね。あっ、モーグリの件は、もちろん舞台がインドだからです。キプリングは英国人だけどボンベイ生まれでした。いまのムンバイ。だから悪役に巨大なトラが出てくる。たぶんベンガル虎。

で、まあ何が言いたいかかというと、先日のNHKのシリーズ「食の起源」。題目が「塩」。これは面白かったです。マサイ族に塩をなめさせると、みんな毒でも食わされたように口をゆがめて吐き出す。なんだ、これは、毒か。

関係なくまた思い出したけど、大昔に本多勝一がニューギニアの原始的な山地住民に食塩をなめさせたら、連中もゲッと吐き出した。ふだんは塩分のついた草を焼いてつくる製法で、もっとマイルドな(雑味の多い)グレー塩(藻塩)をつかっているらしい。だから急に純な塩化ナトリウムなんか口にすると、刺激が強すぎて舌が痛い。

しかし塩を拒否するマサイ族、どうやって塩分を体内にとりいれているのか。実は朝晩、乳をしぼってのんでいるんだそうです。だいたい2リットルとかいうておりました。で、乳をしぼられる羊とか牛とかは、時々塩味の土をなめて塩分補給して、だからその乳にも微量の塩分がある。2リットルで平均2グラムといっていたかな。少ない。でも、でもこれで十分。

とすると1日8グラムとか10グラムの塩なんて、かなり多すぎるわけです。しかし「塩」は一種の麻薬なんですね。ひとつまみの塩をふりかけると、たちまち美味しくなる。美味しいからどんどん使う。使うから量が増えてくる。

その仕組み。なかなか面白かったんですが、そもそもン億年前、生物は海中で暮らしたわけですから、周囲の塩分を最大限に利用するような体の仕組みをつくっていた。何をするにも(いちばんありふれた)ナトリウムを活用する。それはよかったんですが、次に生物が地上に上がるという大革命をなしとげたとき、この便利な塩分が手にはいらなくなった。

要するに急に塩分がすごい貴重品になった。で、陸棲動物は必死に体内センサー大改造。ほんの微量の塩分でも捜し当てて、逃さず取り入れるような仕組みを作り上げた。「塩=貴重品」です。チャンスがあったら逃さず摂取する。

こう考えると「塩はおいしい」という感覚は正常なわけですね。間違ってはいない。

ここでもう一段。人間は果物、野菜、穀物も食べるようになった。食料の選択肢が一気にふえるわけで、すごい大変革。ところがその代償として、カリウムの摂取量が増えた。よく知りませんが、バナナとか、里芋とか、カリウムが多いとかなり有害らしいです。

で、このカリウムとナトリウムの関係がややこしい。人体はナトリウムが欲しい。カリウムは排出したい。で、カリウムとナトリウムがくっつくと、いっしょに体外へ出ていってくれる。で、カリウムをどんどん捨てると、ナトリウムが足りなくなる。だからナトリウムをもっともっと欲しい。

なるほど。理に適っている。ナトリウムを「良いもの」と感じ、もっとナトリウムを」と思うのは正しいんですね。で、つい度をすごしてしまう。血中塩分が増え、水分がナントカして血圧がどうとかで血管を損傷する・・(といわれています)

だから、つい油断するとナトリウムのとりすぎ。なるほど・・と感心しました。NHKのこのての科学もの、非常に良質な番組をつくります。番組の舞台まわし補助で出ていたトキオの連中もあんまり出しゃばらず、わりあい好感度アップ。これも珍しいです。(肺魚とかイグアナみたいな役で顔演技をしていた松岡、よかったです)

benza.jpg先月は都心まで出かけてインフルエンザのワクチンを接種。接種なんて人生初です。たぶん小学生の頃のBCG以来かな。ん? ツ反応の注射が先で、その後がBCGだったっけ。よく覚えていない。

それはともかく。なぜ都心まで行ったかというと、その健保の負担でワクチン代がゼロだったから。地元の市でも補助は出ていたけど、たしか半額くらいだったかな。どうせなら都心まで行ってタダでワクチン受けて、そのへんで遊んで帰ろうという遠大な計画だったわけです。妻と二人で出かけました。

計算外は、土砂降りの雨だったことですね。よりによってバシャバシャ雨。おまけに接種の場所が小ぎれいな診療室なんかではなく、三階だったか四階だったか。エレベータ前に10人ほど待ってるのをみて、なんか予感があった。

1フロアのホールを仕切って、ま、難民収容みたいな印象のところにならんで受付→横の机で書類記入→ならんでチェック→仕切りの中に入って上を脱ぐ(濡れた傘とリュックは長机の上におく)→10人ほど待ち構えている医師(のはず)の前に座るとササッと上膊に注射。ここ、5分くらい抑えててね。

右手で左上膊を抑えたまま、濡れた傘とリュックと衣類一式ひっつかんで、外の廊下へ。そうそう、途中に「お読みください」なんてパンフも置いてあったな。持てるか。で、廊下の窓際にはズラーッと椅子が並んでいて、あいてるのを探して腰掛ける。5分待つわけです。

で、5分たったころ、椅子をたって、狭い片隅でセーター着てウィンドブレーカをはおり、リュックを持って、傘を持って、妻を待って、エレベータにのりこむ。やれやれ。

雨の中を神保町まで歩きました。神田のどこかに「まつや」か「やぶ」があるはずというんだけど、地図も持ってないし住所も調べてない。てんから無理ですね。  ま、古本屋街のあたりをいくか・・・とすずらん通りに入ったら「はちまき」。天丼の店ですが、なんか店名に記憶がある。芥川賞とか直木賞に関係なかったっけか。店の前に江戸川乱歩をかこむ会かなんかの写真も飾ってあった。ひいきだったのか。ま、入ってみますか。

その後の調べで、これは「はち巻 岡田」と混同していたことが判明。銀座ですね。勘違いではあったんですが、神保町の「はちまき」もなかなか良かったです。ちょうど昼時でしっかり相席。天麩羅定食が1000円だったかな。安い。キスがうまい。イカがやわらかい。しつこくなく、フワッと食べられる。

注文するとご飯大盛りにするかどう聞かれます。そういう店らしい。穴子海老天丼が名物のようでした。なかなか面白かったんですが、帰宅してからノドが痛みだし、数日後にはしっかり鼻風邪。定番コースです。雨の中、ワクチン打ちに、わざわざ雑踏へ行って風邪ひいた。笑ってしまいます。そうそう、薬が切れたので、近くのスーパーでベンザブロックS(鼻用)60錠入りを購入。1400円くらいだったかな。非常に安く買えました。これで来年も安心です。

やっぱ、スマホ、必要かなあ。価格体系おちついたら考えるか。

ちょっと前、NHKのBSでやっていた「令和元年版 怪談牡丹灯籠」、ようやくビデオを見終えました。4週もの。なかなかよかったです。

牡丹灯籠といえば日本では三遊亭円朝ですが、このNHKドラマはかなり忠実になぞっている様子でした。もっとも当方、円朝の速記本の中身なんてほどんど覚えていない。ただただ人が死ぬだけ。因果因縁ですね。おぼろですが、代表作といわれる真景累ヶ淵なんか、もううんざりするくらい死ぬ。読みおえると反吐はきたくなる

それはともかく。怪談牡丹灯籠の萩原新三郎は七之助。悪くはないけど、素顔のドラマやると七之助って、決して美男子ではない。ちょっと馬顔で、マヌケな浪人にしかみえない。こんなこと書くと危ないかな。怖い々々。

で、お露は上白石姉妹のどっちか。けっこう愛嬌顔なんで、うーん、正直、あんまり怖くない。新三郎を裏切ってお札を剥がす役の伴蔵はよかったですね。達者だなあと思ってましたが、とちゅうで段田安則だと気がついて納得。

で、気になったのが一本気な若侍(徒士? 近習?)が婚約者からプレゼントされた刀の下緒(さげお)。下緒ってのは鞘に巻いたけっこう長い紐で、このての武家ものにはよく登場する小道具ですが、そもそもこれは何に使うものなのか。若侍は決闘で刀を抜く際、まずゆるゆると下緒を解いていましたが・・・。

調べてみると、いろいろ便利に使ったもののようです。特に実際的な戦国期、かなり長い尺がふつうで、鞘を固定したりタスキにも使ったり、場合によっては単なる紐としても使ったのかな。泰平の世では、ほとんど意味はなく、もっぱら装飾だったらしいです。

もうひとつ。ドラマの最後の最後あたり。柄本佑の放蕩侍が決闘の際「オレは居合が得意なんだ」と称して、例の居合の構えをする。左足だか右足だか、片方をずいぶん前に踏み出して構えていました。居合ではなく立合ですね。あれが正式がどうか知りませんが、いろいろ流儀はあるんでしょうから、ま、そうなんでしょう。このドラマ、なんせ原作が円朝だし、細かい部分はおそらく間違っていないはず。

で、意外だったのは、初撃を外された柄本佑、悪びれず、抜いたばかりの刀をそろそろそろッとまた鞘に収めた。もとに戻った。しかも何回も何回もやった。あれは不思議だったです。

ものの本には、居合というのは初撃に威力がある。いったん抜かせたらあとは屁みたいなの・・とか、よく書かれています。その理屈からすると、初撃を外された柄本佑はもう終わりなんですが、なぜか相手の若侍は柄本佑が鞘におさめるのを黙って眺めている。あれはなんだったんだなろ。

知らないことが多くて勉強になりました。

こういう良質ドラマをつくれるNHKが、なんで大河はあんな悲惨なことになってしまうのか。ひょっとして担当が違うのかな。ドラマ部門とは別に「大河チーム」なんてのがあって、日頃から役立たずがブイブイえばってるとか。

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  「(たぶんなんかのドラマか映画で)帯留を下緒として使っていた!」という書き込みを見た記憶あり。たしかに似てます。明治の廃刀令のあとは、実際に下緒の紐を帯留に転用した例もあるらしい。

Windowsをインストールした後ですが、従来ならシステム修復ディスクを作成します。しかし、Windows10の場合、どうも必要ないらしい。そもそもインストール用のUSBを作ったんだから、もうこれで十分なのかもしれないですね。

kaifuku.jpgとかなんとかと、あちこち眺めていたら「回復ドライブ」という言葉を見つけました。どうやら従来のシステム修復ディスクの役目らしいです。インストールしたらすぐ作れと強調しているサイトもある。しかもDVDではなくUSBで作成するものらしい。ふーん。

よくわからないなりに、実行してみました。書いてあるように駅前のヤマダ電機で32GbのUSBメモリを買い、コントロールパネルの「セキュリティとメンテナンス」から「回復」を探して、これで「回復ドライブ」をつくる。書き込みに1時間以上かかりました。

それにしても作成途中では「8G以上のデータを格納できる必要があり・・」とかメッセージが出る。32Gも必要なかったのかな。(あとで調べたら8Gから16Gくらいは必要らしい。余裕をたっぷりみて「32G」ということになったようです)

usb31-32.jpgで、そのUSBメモリ、できるだけ安いのを買おうとヤマダ電機の陳列棚を凝視したんですが、不思議なことに「USB 3.1 Gen 1」と「USB 3.2 Gen1」の2種類がある。

通常、3.1と3.2なら新しい3.2のほうが速度が早くて、価格も高いのがふつうですが、ふしぎなことにどちらの32Gbも1300円程度と同レベル。バッファローとADATA、ブランドとしても個人的にはほぼ同列。不思議だなあ。

これを後で調べてみたら、USBの規格名称、実にヘンテコリンなことになってたんですね。
ちなみにUSBとは「ユニバーサル・シリアルバス」のことです。シリアルバスとは、一本の線をつかって1ビットずつデータを次々と送りだすような転送方式のこと。高速に伝達できるのが特徴と記憶しています。

で、従来のUSB 3.0(最大転送速度 5Gbps)はなぜか「USB 3.1 Gen1」になった。

要するに3.0と3.1は同じです。(ただしUSB 3.1 Gen2というのもあるんで間違わないように。速度が倍の10Gbpsで、ただ単にUSB 3.1といったら Gen2を指すらしい)

■USB 2.0は、古い規格です。転送速度480Mbps。かなり遅いですが、まだ十分に使える。
  (bps とは bit par second かな。秒あたりの転送ビット数です。bitとは・・・・省略)

■USB 3.0は少し進化して転送速度5Gbps。

■USB 3.1 Gen1は、上で説明したようにUSB 3.0と同じ。転送速度5Gbps。

■USB 3.2。新規格みたいだけどど、USB 3.2 Gen1はUSB 3.0と同じ(つまりUSB 3.1 Gen1とも同じ)。

■USB 3.2 Gen2は、USB 3.1 Gen2と同じ。転送速度10Gbps。

USB 3.2 Gen2x2。転送速度20Gbpsで、単に「USB 3.2といったらこっちのこと」だそうです。

で、近々USB 4.0が出るらしい。知ったことか。

家内の使っているノートPCは、えーと、2010年もののVaio Eシリーズです。14型ワイド、VPCEA1AFJ。

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CPUはCeleron P4500で、いちおうは2コアらしい。メモリはたったの2GBだった。で、3年前に320GのHDDを120GのSSDに交換し、メモリも思い切って8Gに増設。この延命措置でまずまず使っていましたが、こんどはWindows7の期限が迫ってきた。来年の1月ですか。うーん、やはり無視はまずいだろうなあ。
古いノートにWindows10がインストールできるかなあ。


こういう場合、「VPCEA1AFJでインストールできたよ」という事例報告があれば安心なんですが、見当たらず。Sonyサイトで調べるとEシリーズの成功例はたくさんリストに上がっていたけれども、肝心のVPCEA型番はなし。ようするに大丈夫そうだけど保証なし、というケースですね。

あらためてインストールツール(MediaCreationTool)をダウンロードしてもいいけど、同じWindows10のHome版だし、8月に使ったインストールUSBを再活用できるんじゃないかな。特定のコードなんかは埋め込まれていないはずで、たぶん大丈夫でしょう。これを使ってみますか。

ということでヒマな1日、インストールを開始。もちろんデータはあらかじめバックアップとっておきます。上書きアップグレード。

はい、なかなかスムーズでした。ただ、一回再起動してから「更新プログラムを構成しています・・・」の作業に入ってなかなか進まず、パーセント表示がピタッと止まったふうになったときは焦りましたが、しばらく見ないふりをしているとひょいと進む。見ないのがコツですね。気をつかわずにすむ。

ということで、だいたい3時間くらい。やはりCPUパワーがないと時間がかかります。インストールが終わってから、不要なツールやらピン留めやらを外し、ザッと終了するまで約4時間ですか。やれやれ。費用ゼロでアップグレードを乗り切りました。

ちなみにアップグレードしたのは11月下旬でしたが、システムの中身はバージョン1903(May 2019)のままでした。1909に更新かかるかと思ったのですが。
念のためバックアップDVDを焼こうと思ったんですが、古い内蔵ドライブがスムーズに動いてくれない。えーと、メーカーはパイオニアです。 PIONEER DVR215。2008年に購入とメモが残っていました。6000円くらいしたのかな。当時のPIONEER、ちょっと高かったけど信頼性があり、定番みたいなドライブでしたね。

でもさすがに11年たつとダメになります。ダメになるのはやはり機械的な部分で、トレイがひっかかって出てこなくなる。クリップをほどいて作った細い針金を前面の緊急用小穴にグイッとさしこめばガクッと開くんですが、でもなぁ。毎度々々じゃ困る。そのたびに針金つくるのも手間だし。取り出すときもやはり引っかかってウィーンウィーン!と悶えて怒る。あわてて針金つっこんでやる。

こうしたもの、最近は非常に安くなっています。廉価なものだと2000円強。ただ、かろうじて発見したPIONEERは3000円程度で、しかも色が黒。白い筐体に黒いドライブは似合わないだろーなあ。でも最近は黒しかないような雰囲気です。そもそも内蔵ドライブなんて絶滅危惧種らしいし。使う機会も減ってるんでしょう。

という次第で3000円出して、24倍速マルチドライブ DVR-S21WBKを購入。ただし中身はLGのOEMらしい。その後も調べたら1機種だけ白のドライブもあって、メーカーは日立LG。2600円台。たぶんPIONEERとほとんど同じものでしょうね、たぶん。黒にしてちょっと失敗したかなと。

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ついでに、将来の保険として、ロジクールの定番マウス M500Tも注文しました。これも今年の初めは3000円切ってたんですが、その後の価格改定で一気に高くなった。買い時を失敗したケースです。でもま、確保しておいて損はない良質マウスです。ヨドバシで実質4000円程度。ヘソクリが一気に減ってしまった。

ちなみに「LOGICOOL」のロゴが「logi」に変わってました。「LOGICOOL」のもっと前はたしか「logitech」だったような。いろいろ考えてるんですね。



Windows10にしてから、いろいろ細かなトラブルが生じています。備忘録として、いちおうメモを残しておきますか。

(1) ノートPCから印刷ができなくなった。

事情があって(要するにネットワークプリンタがない)、デスクトップにUSBでつないだローカルプリンタを、無線LAN接続のノートPCでも使用しています。ようするに「プリンタの共有」ですね。

ごく単純な共有設定なんですが、ふとノートPCから印刷をかけると、できなくなっている。トラブルというより、どうもデスクトップとノートPCの間の接続が切れているらしい。考えてみると、こっちをWindows10にしてから初めての印刷トライだったみたい。

これは意外に苦労しました。ノートPCからネットワーク上のプリンタを指定してインストールする。デスクトップのほうでは自分のプリンタを共有にしてあげる。それだけでいいはずなんですが。でも、なぜかうまくいかない。

散々苦労して、なんと3日もかけて発見した結論。Windows10(あるいはどっかの時点のアップデート)で、ネットワーク共有の仕組みが変わっていた。たしか昔はホームグループとかなんとか「仲間うちネットワーク」と「外部ネットワーク」の2種類だったような気がします。ん、3種類だったかな。ま、いずれにいたしましても(これは某アベの口癖)その分類が変更になった。で、仲間レベルといっても少しきついセキュリティがデフォルトになったようです。

なんか説明がややこしいなあ。要するに以前の「仲間うちネットワーク」なら簡単にプリンタ接続できたのに、Windows10になったら関門が厳しくなって、IDとかPWとか通行証を要求する。IDとかPWなんて、すぐ調べられそうですが、実はあんがい大変です。簡単にはわからない。通らない。親切なマイクロソフトさんのお節介です。

ということで、デスクトップ側の設定をいちばんゆるゆるな「ごく親しい仲間うち」に設定変更しました。これで繋がったノートPCからはドキュメントもプリンタも丸見えです。心配性のMSとしてはこれじゃ不安なんでしょうが、でもとなりのノートPCを使っているのは家内です。用心したって仕方ない。

ほんと、Windows10というのは家庭ユースを考えているのか、ビジネスユースがメインなのか、どうもコンセプトがわかりません。商売っけたっぷりのMSアカウントとか子供っぽいタイル式メニューとか、あんまりビジネス用という気はしないんだけど。

(2) PDFが印刷ができなくなった。

PDFなんてふつうに印刷できるのが当然・・・と思っていたら、そうでもなかった。なぜかPDFが印刷できなくて困ったんですが、調べてみると(多少の偏見はありますが)あまり評判いいとは思えない例のMicrosoft Edgeが原因なんじゃないかな。このEdgeを使えばPDF印刷できるらしい。ま、MSとしては「とうぜんEdgeを使うでしょ」と考える。しかし我々は「とうぜんAdobeのAcrobat readerでしょ」と思う。たぶん、おそらくここに原因があった。そもそもこっちはMicrosoft Edgeなんて、メニューから削除しているのに。

細かいこともいろいろやりましたが、簡単にいうと「PDF印刷はAcrobatの仕事です」と設定しなおすことで、以後はすんなりいきました。ふんとに、MSが見当外れに余計なことするからいつもトラブルになる。
win10pdf.jpg


Acrobatをデフォルトにしてからのプロパティ画面です





(3) Japanist2003とWordの相性?

大きな声ではいえません。使っているのはかなり古い年代物のWord。しかもカナ漢字変換はJapanist2003。どっちもとっくにサポート外なのは知っています。

それはともかく。たとえばキーボードから「しょーと」と打つと、「しょー」と「と」だけしか変換の対象にならない。「しょー」はそのまま勝手に確定してしまうわけです。拗音が問題なんだろうか。ちなみにエクセルは問題なし。エディタで下書きして、それをWORDにコピペすればいいんですけどね。面倒だなあ。

これはどこかのサイトに書かれていたとおりにやって解決しました。Wordの「ツール」→「オプション」→「編集と日本語入力」で「変換中の文字列を文書に挿入モードで入力する」のチェックを外す。なぜうまくいったのかは、しりません。

Windows10にしてから、ほんと、いろんなことが発生しています。その割りには「よかった」という点が思い当たらない。


そうそう、もう一点あった。firefoxをたちあげるといきなり別画面「サイドバー」が出てきて、これがしつこくてどうしても消せない。要するに画面が左右ふたつに分かれる。。かなり焦りました。Windows10の問題なのか、firefoxの問題なのかは不明。しかし1時間ほどバタバタ焦っていたら、なぜか元に戻った。理由は不明。こういうのは、気分がわるいですね。


先日は恒例の兄弟昼食会。たいてい10人とか12人くらいなのに、今年はなぜか総勢16人(うち元気な3歳児1名)と盛会でした。子供というか、甥姪世代がたくさん参加した。

六男一女のうち、長兄は20年ほど前に歿。まだ60台だったはずで、ちょっと早すぎた。年子だった次兄も今年の初夏に急逝しました。まだまだ元気と思ってたのですが、享年87。ん? 数えでいうと88か。どっちが正しいか、よく知りません。葬儀での表記は満だったような気もする。

ずっーと写真撮影と紙焼きは次兄の担当だったけど、もうそれもできなくなったので、仕方なく末弟の自分の担当。駅前のカメラ屋でプリントしたけど、けっこう高いなあ。ネット注文なんかだとL版が6円からとかえらく安いけど、そのかわり支払いや送付が面倒になる。なんせ、できる限りカードは使いたくないもんで。こんなこと言ってるともしかして昭和の方ですかなんて言われてしまう。

はい、昭和も戦後すぐの生まれです。カードとかナントカPayにはかなり抵抗があります。それでも先日はSuicaに思い切って5000円入れました。けっこう使えるし、家内の話ではけっこう割引があるらしい。

戦後。子供の頃は青洟たらして袖口ピカピカ光らしていました。学級には昼食時になると必ずいなくなる子もいました。みんな左手で弁当箱を隠して食べていました。中学に上がって国語や英語を読まされると、できるだけ棒読にするのがふつうでした。なめらかに読んだりしたら、悪口言われる。へたするといじめの標的にもなる。いやな時代です。

話がそれた。

ま、そういうわけで写真を整理して,まとめて、ようやく本日発送。やれやれ。

まったく関係ないですが、だんだん肉が食べられなくなってきた。サカナのほうが美味しいです。昨日は上野の博物館へ行くついで、池之端の伊豆榮で鰻。前より高くなったような気がします。いちばん安い「松」で3300円だったかな。仲居が「30円増しで肝吸いにできますよ」というので頼んだら、どうも330円の聞き違いだった模様。どうりで。ま、いいけど。

そうそう。上野公園はどんどん中国の人が多くなっていますね。歩いていると聞こえてくる。かんじんの東博の「正倉院の世界」展は期待外れでした。1700円。ま、秋晴れの空気の中で散歩という意味では楽しかったですが。

家でだけ使っている老眼鏡が傷だらけになり、さすがに見にくくなったので安物を新調。吉祥寺のZoffにて。妻も子供もいなかったので、さっさっと自分で選んで購入。後で趣味が悪いとか言われたってしらない。

カウンターにフレームを持っていくと、専用タブレットを差し出してデータを入れろという。手書き入力かな?と思ったけど、どうも違うようで、携帯なんかのメール入力と同じ方式ですね。入力箇所を指でまず指示して、五十音表から入れていく。名前、電話、生年月日・・・けっこう手間がかかる。

それにしても何故生年月日まで入れる必要があるんだと、後で気がついた。先方にとっては欲しいデータだろうけど、なぜ易々として教える必要があるのか。何も説明しないでいきなりタブレットを渡されたから、とまどってしまいました。

mousepad.jpgで、待ち合わせまで時間があったので、ヨドバシカメラへ。巨大店舗です。

ヨドバシカメラ地下のPCパーツ売り場をウロウロしていると、すぐ時間がたってしまいます。本当はロジクールの大型有線マウスを探していたんだけど、なし。

そもそもロジクールを探すので少数派。有線でさらに少数派。なんか、ずーっと少数派の道をたどってきたような気がする。富士通でCPUはモトローラの6809だったし、親指シフトだったし、ビデオカードはVLバスだったりVoodooを使ったり。知ってる人は知ってるかな。

リストレスト・パッドを買いました。手首が楽で、ひんやりフニャフニャしているやつです。高いものあったけど、バッファローで646円。いい買い物をした。

いままで使っていた20年もの(25年ものくらいかな)のリストレストには引退をお願いしました。腐りかかって、一部はもう陥没している古色蒼然です。お世話になりました。

福知山から宮津湾、天橋立へ   (1) 天橋立、宮津湾から福知山へたどる丹波の山道。やがて京都丹後鉄道の運賃表示になんか見覚えのあるような地名が続きはじめる。
  1 ルートが逆でした。訂正。

ooeyama.jpg
まず、大江山。そうか、このへんに鬼がいたのか。ただし駅名は「大江・・」が多いです。「大江山」というフルネームはあんがいない。ま、当然ですわな。山は山頂であって、その山の近辺は山ではない。あとで調べたら「山中に鬼たちが住み着いて、都へ出向いては人を食った」とある。ずいぶん遠出をしたものです。

むかし丹波の大江山 鬼どもおおく籠りいて 都に出ては人を食い かねや宝を盗みゆく」と唱歌にもなってるから、ま、出かけたんでしょうね。どうせ食べるなら都の人のうほが美味い。ヤボですが、金銀財宝を集めて鬼がどうしようっていうんでしょう。何か買うアテでもあったのか。(※注2)
で、豪勇四天王をひきいる源頼光が、勇猛にバッタバッタと退治したような印象ですが(そもそも金太郎=坂田金時の華々しい出番はここしかないはず)、唱歌によると山伏に変装してしのびこみ、鬼たちを騙して毒酒を飲ませ、酔ったところを殺した。汚い。そういえばヤマタのオロチも同じような作戦でしたね。

よく知りませんが、なんかの能によると、酒呑童子たちはもともと比叡に住んでいたらしい。追い出されたんでしょうね。仕方なく山奥にひっこんで酒飲んでたら、汚い五人組に騙されて退治された。

で、話は違ってこの山道沿い、そのうち「元伊勢」とか「内宮」「外宮」などなど、尋常ではない地名が続く。窓からはけっこう大きな神社らしい建物も見えます。いったい何なのか。こんなところに昔は伊勢神社でもあったのか。

これも後で調べましたが、この大江町には「元伊勢内宮皇大神社」「元伊勢外宮豊受大神社」「天岩戸神社」がある。あわせて元伊勢三社。とくに皇大神社と豊受大神社は元内宮、元外宮ということになっているらしい。

昔、どうやら朝廷が大和のあたりから天照大神の神体をもってきたとき、その置き場所に困った。いい場所がなかったのか、地元が不穏だったのか、詳細は不明。とにかくそうした暫定置き場のひとつがこの大江山だったらしい。暫定といっても、それなりに豪勢な建物をつくって安置したわけなんでしょうね。

この元内宮、元外宮と天岩戸の関係もまた諸説ありそうですが、今回は調べきれませんでした。たしかタヂカラオが岩戸をぶんなげて、落ちたのが信州戸隠だったような記憶もあります。ずいぶん飛ばした。

ずいぶんといえば、日本三景です。宮島と天橋立はわりあい畿内にも近く、いい景色と噂されたのは理解できますが、でもなぜそこにポツンと松島が入ってしまったのか。都と陸前松島、ずいぶん距離があります。そんな遠隔地のニュースがよくまあ伝わってきた。それとも、この日本三景という考え方、実はかなり最近になってのノミネートなのか。

誰が言いだしたんですかね。あんがい、江戸期に入ってからだったりして。


2 鬼が財宝つかって何をするかは疑問ですが、先日亡くなったアーシュラ.k.グインなんかのファンタジーでは、ドラゴンは宝石や黄金を珍重する。洞窟に選りすぐりの宝物を集め、その横で巨大なドラゴンはまどろむ。なんか宝石や黄金の冷え具合がいいらしいです。


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