2004年 元旦

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晴れ

妻が朝から所用で出かけるため、つきあって6時半に起床。昨夜の酒が(たいした量でもないのだが)残っていて、少し頭が痛い。

バタバタと送り出してから冷や飯を一膳分電子レンジし、作ってあったのっぺ(里芋汁のようなものですな。ただし汁の多い我が家バージョン)を温め、昨日の鍋の使い残し薄肉を一片、卵といっしょにフライパンで炒めて朝食。子供はまだ起きてこない。明日も妻は外出のため、家族そろって正月気分の雑煮は3日以降の予定。

食べ終え、コーヒーをのみながらテレビを眺める。たまたま京都西本願寺御影堂の修復工事の話をやっていた。屋根の自然なカーブを出すため、手斧のように湾曲した何本かの巨材(本当は松がいいのですが、ここ十数年のマツクイムシ被害で、まともな松材は国内皆無とのことで、檜で代替)が修復には必要なのだが、営林署管轄の檜はみんなスッと真っ直ぐなものばっかりで苦労したとか云々。

確かにそうだろーなー。今どき、曲がった檜なんて探そうとしたら大変。だいたい幹の湾曲した檜なんてあっても通常は利用価値がない。若いうちに抜かれてしまう。結局、営林署管轄の林ではなく、人手の入っていない山奥の崖っぷちで何本か確保できたらしい。石だらけの斜面に生えてるやつです。根元のあたりが大きくひん曲がっている100年ものの檜。ああした曲がり樹ってのも、実は使い道があるんですねー。