単位が足りない

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晴れ

久しぶりに、悪い夢をみてしまった。2~3年に1回ほど、思い出したようにこの夢をみる。

大学4年。オンボロアパートで寝ている。朝になっても起きられない。わかっているのに起きられない。腐っていくなーと感じながら、でも古布団の温かさの中で惰眠をむさぼっている。そして、ハッと気がつく。今日は試験じゃなかったのか。しかし開始時刻はとっくに過ぎている。過ぎているどころか、もう午後の日差し、いや夕方の気配すら感じられる・・・。

今回は、なぜか英語のテストだった。英語なんて教養部の単位なんだから関係ないはずなのだが、なぜか英語の試験。この試験を落とすと単位が足りない。卒業できない。もう就職も決まってしまっているのに。底知れない深みにどんどん落ちていく絶望感・・・。

で、目が半分さめても暫くは夢うつつでボーッと考えています。そうか、オレは卒業してないかったのか。暗い、暗いなー・・・。そして、突然の覚醒。これは夢、夢だ。そう気がついた現在が現実なんだ。そう、こっちが現実だよな。

不思議です。こんな歳になっても、まだ試験の夢、単位計算の夢をみる。何十年もまえの暗さとズルズル奈落に滑っていくような感覚。そんなにトラウマになっていたんでしょうかね。意識はしていないのですが、でもいまだに周期的にこの種の悪夢の夜があります。これからヨボヨボの年寄りになっても、それでもまだ若いころの試験や単位の夢をみるのでしょうか。臨終の寸前にこんな夢をみることになったらイヤだなー。

追記
実際あの頃はよく寝たなー。月曜朝1時限の講義に、どうしても行けなかった。夏なんか汗まみれになって起き出してみると、もう太陽が西空にかかっていて、滅入る。ひどい学生時代だった。6年もかけてようやく卒業しました。