「立花隆の書棚」立花隆

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
tachibana_hon.jpg★★ 中央公論新社

こういう「書棚シリーズ」が刊行されていたみたいですね。今もあるのかな。要するにその人の本棚をカメラマンが精密に撮影する。背表紙だけでなく、その並べ方やどんな本と一緒になっているかも撮影する。物書きの頭の中身。秘部公開みたいなもんです。

で、立花隆の書棚。ネコビルとかいう建物をまるごと借りたか建てたかして、その中はひたすら本だらけです。ちょっとした図書館付きの仕事場ですね。

この本、とにかく分厚いですが、どうも写真ページが主のような雰囲気です。グラビアかオフセットか知りませんが、読んでいると指に色粉が落ちるような印刷。で、ひとしきり写真ページを並べた後で立花隆が「この本はねぇ・・」とそれぞれの経緯やウンチクを語る。膨大な蔵書、すべてを精読は無理と思いますが、少なくともザッとは目を通しているようです。もちろん部分的にはボロボロになるまで読んでいるものもある。

経済的に苦しかった(たぶん)時代には場所がなくて(たぶん)処分もしたようですが、余裕が出来てからはすべて保存してある。秘書にまとめて買わせたものもあるでしょうし、贈呈本もある。それにしても量がすごい。読んだ本をすべて並べておけるなんて、いいなあ。本好きの人ならみんなそうだと思いますが、これ、かなわぬ夢です。

うらやましいです。量だけでなく、その読書テリトリーの広さにもあらためて驚嘆。