独眼竜政宗の再放送 第32回 秀次失脚

今年の「軍師官兵衛」と同じような進行具合で、こちらも秀次処分の回でした。ただし官兵衛の場合は天下のためとか言って秀次におとなしく出頭をすすめてましたね。ただ官兵衛が誰かを説得するとかならず裏目に出て、殺されてしまう。嘘つき軍師。おまけに本人は反省していない。

それはともかく。よくできた回でした。志摩姐さんは頭巾姿のせいかすっきり綺麗だったし(夜目遠目傘のうち。隠すと女が上がります)、久しぶりの和尚さんも良かった。岩出山から政宗一行がものものしく武装して京へ出ていくのも納得。まだ物騒な時代ですから。

同行の浅野長政にあっさり見捨てられるのも良かったです。それくらいの見切りがないと戦国の武将として落第です。「民百姓のため」とか「天下のため」じゃなく、自分のため、一族のために行動する。当然ですわな。

秀次の最後の将棋の件、これもエピソードは知っていましたが映像で見たのは初めてのような気がします。秀次という人物、よくは知りませんが最後の最後くらいは格好いいところがないと哀しいです。三条河原の一族妻妾処刑もけっこう詳しくて、残酷できれいでした。

また今年の官兵衛を例に出すのもナンでが、こちらではだいぶ前にあった荒木一族の処刑。たしか高山右近が竹矢来の外にへばりついていたんで驚愕しました。右近みたいな有名人が目立ったことしてどうする。おまけに抱かれて子供もいたかな。だし様のリードでみんな賛美歌を歌ったり。悲しさとか残虐とかいうより、ひたすらあほらし。

dokuganryu2014.jpgついでに言えば今週の「秀吉の最後」。竹中直人vs岡田準一の二人がフルテンションの熱演でしたが、残念なことに中身が酷い。子供の行く末を願う天下人の末期の願いに対して「秀頼はまだ資格があるかどうか不明なんで・・・」とか、木を鼻でくくった返事。

どうしたらこんな不自然不思議な脚本を考えつくんだろ。現実の人間と人間がこんな会話を交わすか。

困ったもんです。