チャイルド・レジスタンス対応ライター

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何年前からですか、使い捨てライターの着火ボタンが異様に重くなりました。片手の力ではとうてい無理で、両手を使って必死に押さないと着火しないもの、あるいはどこかの硬いレバーを操作してから押す二段操作式。

crlighter.jpg子供が火遊びしないよう、チャイルド・レジスタンス機構というものらしいです。略してCR対応ライター。理由は一応納得できるんですが、それにしても非常に使いづらい。困ったもんだと思っていました。

で、最近。ボタンが軽くなってることに気がつきました。ひっょとして悪法はなし崩しに消えたのかな。大昔だったら「E電」とか、最近なら「母さん助けて詐欺」とか、大多数の国民が支持してくれないような名称や法律は、いつのまにか無視される。健全なことです。

気になったので、手元のライター、細かい文字を読んでみました。なるほど、いまでもCR対応ではあるらしい。ただ、あんまり評判が悪いんで、重さを軽減したようです。CR法施行前に比べると少しは重くなっているけれども、一時期の非常識な重さではなくなっている。実際に使っていて、特に不自由を感じるほどではありません。

けっこうな話なんだけど、この程度の重さ(固さ)で、チャイルド・レジスタンスの役目が果たせるんだろうか。ま、地面に落下しても火がつくというほどの軽さではない。でも好奇心いっぱいの子供が押したら、簡単に火がつきます。

なんですかね。規制担当の役人がはんぶん目をつむったのかな。それとも業者が自主改良したのか。不思議な現象です。