朝ドラ「あさが来た」はいいですね

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久しぶりにNHK朝の連続ドラマを見ています。あさが来た。明治期に広岡財閥(そんなに有名ではないけど一応は財閥)を築いた広岡久右衛門(9代目)の兄嫁。維新で傾きかかった大阪の両替商・加島屋を建て直した女傑のお話です。

この朝ドラ、珍しく脚本がしっかり練られています。やれば出来るんじゃないか。展開がきちんと計算され、何気なく蒔かれた小ネタを上手に回収していく。ヒロイン役の女優(波瑠)も、最初はちょっと心配でしたがどんどん見やすくなっていく。道楽者の阿呆ぼん亭主は玉木宏、当主が近藤正臣。維新で没落して苦労する姉夫婦に宮崎あおいと柄本佑。柄本佑ってのは柄本明の長男らしいですが、なかなか良い俳優。脇役の番頭たちも達者です。

しっかり作られたドラマを見るってのは、楽しいことですね。肝心の大河ドラマが今年は(今年も)最悪なので、その代わりのような感じで、なるべく見逃さないようにしています。(ついでに言えば、今年の長州を舞台にした大河はうかつに見ると腹がたつくらい酷いです。脚本が破綻して駄作の極み)