西尾幹二と矢部宏治のこと

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久しぶりにいい天気です。青空が目にしみる。

ネットをうろうろしていたら、何故か西尾幹二のサイトにぶち当たった。「西尾幹二のインターネット日録」というページです。(URLはググればすぐ発見できます)

西尾幹二っていう人はもちろんガチガチの右翼です。いや、本人は「違う」というかな。ひょっとしたら「保守」かもしれないです。例の「新しい歴史教科書をつくる会」の中心だった。この人たちが書いた分厚い教科書「国民の歴史」、わざわざ買って読みました。内容に文句を言いたい部分は多々ですが、ま、それなりに筋は通るし、納得はしないものの読んで損したとは思いません。そういう人です。

で、えーと、このページで読んだことですが・・・と、あらためて探してみたら発見できない。該当個所がない。困ったな。勘違いだったんだろうか。言いたいのは要するに矢部宏治という人の「選挙後に必ず起こる2つのこと」というページなんですが、たぶんここを読んでから何かの理由で西尾幹二のサイトに飛んだ。それで両方がゴッチャになってしまったらしい。勝手に混乱してますね。失礼。

以上、せっかく書いたんで、残しておきます。アベを偽保守と罵ったり、雌タヌキ(だれだ?)をコケにしたり、それなりに面白いサイトです。

しかし、肝心なのは矢部宏治という人ですね。ずいぶん前に「日本はなぜ基地と原発を止められないのか」という本を読んで、非常に面白かった。そうだったのか・・とウロコが数枚落ちましたが、実は同じことがたとえば富士演習場なんかにも言えるらしい。富士山の東の山麓の広大な演習基地です。

この演習場、もちろん日本のものです。だから自衛隊がしょっちゅう射撃訓練なんかしているし、たまにテレビに映ることもありますね。自衛隊が合憲かどうかは知りませんが、ま、現実として存在しているんだから訓練は必要です。ところが矢部宏治によると、この演習場、実質的には米軍のものと言ってもいい。ずっーと昔に米軍から日本に返還された形にはなっているんだけど、日米合同委員会の密約があって年間270日は米軍に優先使用権がある。年間9ケ月。

あくまで形式は日本、でも実質は米軍。おおっぴらに「米軍の基地」という看板はないけど、いざとなれば使えるんだから何も問題ない。費用は日本持ち。日本国民の反発もない。でも緊急の際には「どけ!」と米軍が合法的に行動できる。やはり占領下の日本なんですね。

ま、こういうパターンが実は日本の各地であるらしい。米国、米軍がいつも横暴しているわけではないけど、いざとなればいくらでも横車を(合法的に)押せる。そういう余地をもって(ふだんは紳士的に)行動している。なるほどね・・と非常に興味を持った次第です。