データベース管理システムでは大昔、アシュトンテイト社のdBASEIIだったかdBASEIIIだったかは使ったことがあります。苦労して覚えたのに、なぜか人気なくして消えたんじゃなかったかな。その後、ネットでMySQLというのがよく使われているらしいことだけは知っていました。
レンタルサーバ会社からのメールなんて、たいてい無視しているんですが「重要」と銘打った今回だけは読みました。うーん、よく分からないんですが、バージョンアップしといたほうがよさそうです。来年1月がデッドラインというので、今年のうちにやっておくか。要するにMovableType とかWordPressなどのブログソフトの中身のデータは、それぞれMySQLに格納されて整理されている。HTMLページとして表面に見えている部分ではなく、本当はこの奥のデータベース部分が大事なわけです、たぶん。
ということで便利そうな「MySQL5.5移行ツール」というのを実行。すんなり運ぶかと思ったらいきなり「データベース1個あたりの容量が目安を超えています」というメッセージで停止してしまった。容量?? 調べてみると使用中の「MySQL 4」の容量制限は50MByteでした(MySQL 5にすると1ギガに増える)。これぽっちと思うかもしれませんが、テキスト中心での50MBはかなり大きいです。そんなに使っていたかなあ。バックアップとってみてもせいぜい数メガ程度の感じなんだけど。
というわけで、調べまくり、調べまくり、ネットを探索しまくり。そのうち「大きく見えるデータベース容量も、実はオーバーヘッド部分がおおきかったりする」という趣旨の記載を発見しました。やった・・・。
で、苦労して「phpmyadmin」という編集ツールの中にもぐりこんで(ユーザIDとかPWで苦しんだ)、これまたトライ&エラーでデータベースの中身一覧にたどりつきました。なるほど、トータルで55MBも使っている。このたった5MBのオーバ分でバージョンアップを拒否されたんだ、たぶん。
でもコメント部分のオーバーヘッドが40MBもある。(オーバーヘッドってのは、たぶんデータとデータの間の隙間。スパムコメントをさんざん削除したから、その削除跡が残ってるんですね、きっと) ということで試しにオーバーヘッド整理のボタンをクリックしてみたらスルッと終わって、あららら、たったの15Mになった。正味はこれっぽっちだったんだ。
で、あとは気分よくトントンとバージョン移行をすすめ、安全措置もとらないまま突っ走って、MySQL5.5へ引越ししました。無事、終了。本当いうと、バックアップ(エクスポートかな)もしないで一気に引越しするなんて無謀の極みでしたね。
最後にmt-config.cgiのホスト名記載を変更し(盲点)、新しいデータベースを参照させて終了。ほんと、久しぶりにアタマを使った。頭蓋の芯が痛くなる。