道東の旅、北海道地震

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夏休みで今年は道東への旅。珍しく4泊とたっぷりの予定です。

中標津空港に降りて、そこから根室まではバス。その代わり釧路に戻る折り返しをJR花咲線でという予定だったのですが、なんせ北海道なんで、予定通りには運ばない。要するに根室行きバスの運行が遅れ遅れで、このままじゃ間に合わないという計算になった。

仕方なく途中下車して根室から来る電車を待つ。バス道路とJRが交差する厚床という無人駅です。 旅行日程を作成した子供によると、結果的に花咲線で景色がいいとされる部分はすべてカットになったらしい。

はい。ずいぶん待ちました。人っこひとりいない待合室で時間をつぶす。台風21号の前兆か風が強くて、外にはいられないです。さんざん待って、到来のディーゼルはもちろん一両編成です。

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厚床駅のプラットホームにて

で、その日は釧路に一泊。炉ばたという店でホッケやら身欠き鰊やら刺身やら食べました。薄暗い中でお婆さんが黙々と魚を焼いている。これは名人・達人の域とみました。塩は無造作かつ盛大に振ります。新鮮なのか焼き方がいいのか、非常に美味しかった。

翌日はバスで阿寒湖へ。途中のバス停が22線とか30線とか、不思議な名称になる。南から北へだんだん増えて、湖の近くでは40線だったか45線だったか。どういう命名なのか。

湖畔は風が強くて凍えました。観光客がいないためかレストランの類がほぼ壊滅休業状態で、それでもようやく何でもアリの食堂を一軒発見。助かった・・。

阿寒川のほとりで一泊。翌日はいったんバスで釧路に戻り、そこから釧網線でオホーツクへ北上して斜里。この釧網線も一両編成ですが、なぜか非常に混んでいた。最後まで立ち客を解消できなかったし、おまけに強風による倒木とかで途中停止。

「斜里発ウトロへ行きバスは連絡するからご安心」とアナウンスがあったけど、なーんの、まったくウソ。斜里駅を降りたらバスの姿なんてありませんでした。JRと斜里バス、会社が違いますからね。連絡密というわけにもいかないんでしょう。詰問された係員は「知らんがな」という表情だったし。

で、夜。暗くなった知床半島、海岸沿いの道、風がべらぼうに強いです。ビュンビュン飛ばすバスがときどきフワッっと傾く。乗客がおもわず悲鳴をあげる。

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知床半島、カムイワッカの滝

という具合で、まずまずの夏休みだったんですが、最後がまずかった。まず台風。これは危ういところで切り抜けたことが後で判明。我々が通過した翌日に、釧網線が不通になったらしい。助かった。以前の五能線でも同じようなことがあったな。おまけに知床は快晴で、ほとんど夏日です。予想外の暑さ。暑すぎた。

しかしいよいよ帰るという最終日、ついにきました。朝起きてテレビを見ると地震がなんとやらで震度が6強とかなんとか。え? 地震? (後で震度7に訂正)

はい。北海道胆振東部地震です。全道停電()。ラッキーなことに宿泊のホテルは自家発電装置があり、ホテル内にいる限りはまったく不便なし。もちろん外に出ると、信号も民家も道の駅もみーんな消えている。寂しいです。となると問題は空港までのアシですか。ん? そもそも空港は動いているのか。

結論。ウトロ最寄りの女満別空港は閉鎖。千歳以外の空港は順次営業開始している状況なのに、なぜか肝心の女満別だけはまだ動かない。テレビで「非常用電源の燃料がたりないから」と言っていたようです。よりによって。中標津とか他の空港へ行ければ便を探せるかもしれませんが、なんせJRが止まっている。バスも全面運休。処置なし。

というわけで、なんとか安い部屋で延泊をお願いし、翌日はハイヤー飛ばして女満別空港へ。昼過ぎからようやく飛行機が飛びはじめ、それからはキャンセル待ちでひたすら待機、待機(このへんの面倒な作業はみんな子供がやってくれた。エライ! ジジババはもう役立たずになってる)。空港の売店も閉鎖だし、コンビニにも飯粒とかパンの類は売り切れてゼロ。飲み物と菓子だけです。腹が減った。

hokkaido2018c.jpg最悪の場合は網走でホテル探しかな・・とも覚悟しましたが、全日空が遅い時間に臨時便を出すという発表で明るいきざし。雰囲気がガラリと変わりました。結果的には最終便の少し前にキャンセル待ちを呼ばれ、ラッキーなことに、その日のうちに、かろうじて帰宅。

駅を降りてから近くの吉野屋で牛丼買って帰りました。飯粒が美味い。ビールが美味い。まだ避難生活をおくっている方々には申し訳ないし、野放図に喜ぶのもはばかられるんですが、でも正直、無事に帰れてよかった。ささやかながら大変な旅でした。

家に帰ってから、携帯ガスボンベの在庫を確認しました。LEDランタンは確保、電池も大丈夫。水も箱入りで家人が買い込んでいる。電池で動くラジオもある。ガスボンベだけがちょっと気がかりだったもので。

 そうそう。当初はセコーが「2~3時間でメドを出すように指示をいたしました(キリッ)」とか、格好よく言うておりましたな。もちろん実現したのは「メド」だけですけど。