来し方

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あれは何年前だったか、10年くらいにもなるのか、逆流性食道炎の薬を処方してもらおうと、近所のクリニックへ行った。これが大失敗でした。考え方がよくなかったんですね。市販のガスター買えばよかったのに、なんとか安く入手しようなどと小ずるいことを考えた。

医者って、何はなくともまず患者の血圧はかります。当然ともいえるけど、あまり通ったことがないので、その予備知識がなかった。で、すんなりと170オーバー。ときおり上昇することがあるのは承知でしたが、非常に悪いタインミングで上がった。真面目そうなお医者が「血圧計、持ってますか。ない? じゃすぐ買ってください」と問答無理、キリッとおっしゃる。血圧手帳を渡されました。はあ・・。

ここからクリニック通いの日々が始まったわけです。逆流性食道炎の薬と高血圧の薬と、ついでに高脂血症(中性脂肪)の薬。なにしろ毎日酒を飲んでるからなあ。ちなみに中性脂肪の薬は効き過ぎたらしく、なんか副作用が出たとかで中止。で、次の薬の話はいまだにありません。いいんですけど。

血圧は、毎日薬を飲んでいると下がります。胃液逆流も薬をのんでいれば問題ない。ダメなのがガンマGTPとかコルステロールとか腎臓。すべて酒が原因です。ついでに運動不足。

そもそも運動しないのに、たまに無理したので左膝が壊れた。たぶん小さな腱かなんかが切れたんでしょう。通常は問題ないけど階段降りるときは苦労する。ついでに速歩すると右足が痛むようになった。間欠性跛行。で、いっそう歩けない。後期高齢者ですからね、あちこち不具合が出てくる。

困ったことですが、ま、すべて身から出たサビ。酒なんざ、さぁ飲もうと思ってもトシとると飲めなくなる。食事もそう。もう大盛りなんて絶対に無理。ふつう盛りでも、モノによってはもてあます。

都心へ出るとよく寄っていたトンカツ屋のオバはん。少し軽い海老とキスのフライ盛り合わせなんかをオーダーすると「今日はヒレが安いよ」とか時々言う。好みを記憶しているらしい。いえいえ、この店のトンカツは美味しいけど量が本格的すぎます。ずっしり食べると夕方になってもお腹が重い。酒がまずくなる。

そういうふうになったんですね。