見出しがわからない

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朝日新聞の今日の一面トップ。

 袴田さん再審 無罪訴え結審
 検察、改めて死刑求刑

正直、意味がわかりませんでした。いえ、難しいことではありません。何が再審で、何が結審で、いつ「改めて求刑」したのか。時系列ふくめて頭がワヤ。

asahi20240523.jpgコーヒー飲みながら4段組の記事をじっくり3回ほど読み直して、ようやく理解です。

要するに弁護側と検察側がそれぞれの主張を終えることを「結審」というんでしょう、きっと。で、それ対して裁判官がたぶん9月頃に判決をくだす。検察は今回の「再審」で死刑を求刑していた。

こうした用語がわからなかったんですね。裁判官が判決くだして裁判終わりかと思っていた。ずーっとその前に「結審」というのがあるらしい。

で、本文記事を読んでもなかなか理解できなかったのは、主語・述語が判然としないから。新聞は5W1Hと聞いたことがあるけど、その常識はもうないようで、たぶん「検察」が主体らしい文章が延々と続く。はっきり主語の形になっていなくても、おそらくそうでしょう。で、最後の20行くらいが弁護側の主張。

難しい記事だなあ。とくにタイトルが判じ物。一面トップなんですが。

タイトルみて「わからん」がこのところ増えました。本文記事を読んで「意味が不明」はもっとしばしばです。今回とは違いますが、とくに署名入りで趣味悪い倒逆法なんか駆使した「名文」に往生します。真面目に複数回読んでも理解不能だったりする。()

子供のころからずーっと読んできた新聞なんですが、だんだん「?」が増えてきました。困ったなあ。時事マンガとか投稿、歌壇なんかは上質なんですけどね。

ただ見出しに「検察」と読点を使っているのだけはエライ。最近は新聞もテレビもネットも、みんな半角空白で代用して、おまけに校閲がいいかげんなんで実に読みにくい。誤読が増える。なのでここだけは素直に評価です。