2002年10月アーカイブ

共同通信社 ★★


america.jpg実はまだ読み切っていない。実は1巻、2巻も読んではいない。たまたま図書館の新着図書コーナーでこれを発見したので、パクッと借りてしまった。ポール・ジョンソン爺さんだから、たいして面白いはずはないけど、なんといっても新刊だからね。図書館で新刊を借りられるなんて超ラッキー。

このとき一緒に借り出したのが「サローヤン伝説(ローレイ・バリー・ギフォード/青土社)」、「入江相政日記 第3巻(朝日新聞社)」。サローヤンの方は前半4分の1を読んで飽きてしまった。少なくともこちらが勝手にいだいていたイメージとはかなり違う人物だったらしいことだけはわかった。若くして成功して、予想外にリッチな男だったらしい。

入江日記は面白そうな印象。御所へ通勤して、誇りを持って仕事をして、たまさか入手した食べ物やお酒に心から喜びを覚えて(大変においしくいただく、という趣旨の記述が非常に多い)、自己流体操をしてから寝る毎日・・。機会があったら、また読もうと思う。いかんせん今回は時間がなかった。

というわけで冊数が多すぎたなー。下の方で書いた「天皇の世紀」もあったし、土日はゲームで忙しいし、旅行も入りで、今回の借り出しは失敗。ほとんどが読み残しになってしまった。

「アメリカの歴史」で記憶に残ったのは、国際連盟提唱で理想派学者肌「悲劇の政治家」というイメージだったウィルソン大統領が、かなり違うタイプだったらしいこと。P.ジョンソンによると、議会側は多少の譲歩と引き換えに国連加盟法案を通す意思があったのに、なぜかウィルソンは頑固に突っ張ったため批准案は潰れ。結果的に国際連盟そのものも屋台骨なしのクラゲ状態となる。このウィルソンの晩年は廃人同様で、恐妻が大統領代理サインをしていたなんてのも、すごい。

ついでに。歴代大統領の中でも評判の悪いクーリッジとかフーバー。これもP.ジョンソンによると立派な仕事をしていた。ただ任期中には成果があがらず、漁夫の利の形でその収穫をざっくり頂いたのがF.ルーズベルト。真偽を判定する根拠はなにもないけど、いかにもありそうな話だと思う。

高安犬物語(戸川幸夫/新潮文庫)」もつい最近読んだことを思い出したので記しておこう。もちろん再々読か、再々々読かになる。こちらの歳のせいか、少年時代ほどには感動を覚えなくなった。文章のあちこちから作者の「意図」が見えてくるようで、ちょっと身を引きたくなる部分がある。

とはいっても、やはり名著であることに変わりはないのだが。

そうそう「美空ひばり(大下英治/新潮文庫)」も半分ほど読んだのだっけ。たぶん、再読。あいかわらずそれなりに面白かったが、多分残りの後半はもう読まないだろうな。


冬備え

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晴れ

この月曜、一冬つかったジャンパー(社内作業用)を会社近くのクリーニングに出した。840円。 ほんとうは半年前に洗いに出しておくとよかったのだが、ついズルズルと月日がたち、急に寒くなったのであわててデスクの下から引っ張りだしてのクリーニング。

幸い、社内はスーツやブレザーが必須ではない環境のため、この種の防寒着を重宝している。従来はなるべく安物を買い、あまりに汚れると捨てていたが、今回は確か3800円くらいの高級品(?)で、1シーズンで捨てるのはたさすがにためらわれたという次第。

今日、昼食の後で仕上がりを受け取りに行き、その帰り道、安売り店で5足1000円の靴下を買った。もっとまともな品を買ったほうがいいのかも知れないが、私の足の形が悪いのかどうせすぐ穴があく。1足200円也で十分だろう。無地のものを選んで買った。

そういえば、ノーベル賞の田中さんは帰省ついでの富山でスーツ2~3着、靴2足、ネクタイ3本買ったと今朝の新聞で読んだ。高級品だろうか、取り敢えず必要なものをという感覚で、そんなに高いものは買っていないのだろうかなどど、妻と無駄話してから出社した。妻によると田中さんは「サラリーマンの星」なのだそうだ。クリーニングの話をしたら「家に持ち帰ってくれれば、もっと安く洗えるのに」とも言われた。 
ここのところ遊ぶ時間がとれず、日曜に半日やっただけ。現在レベル10~11。

Arnikaでの修行もほぼ終わりに近づいた。それなりにスキルポイントも溜め込んだので、そろそろ樹上都市へ出かけることにしよう。しかしその前にちょっと郊外の墓場へ行って宝箱を相手にDetectSecretを上達させようかなどと思ったのが最悪で、幽霊の大軍団と遭遇してしまった。

相手とパーティの間に塀を置くようにすると面白いね。遠回りする知恵がないのか、塀の向こうでウロウロしているのがよくわかる。頭のてっぺんに浮かぶ例の風船サインだけがチロチロと塀越しに見えます。

おかげで戦闘は各個撃破で楽だけど、時間のかかることかかること。なんとか終えて、いったんまたArnikaに帰還。装備を整えて、来週こそいよいよ再出撃だ。

そうそう、久しぶりにポーション屋に行ったら、Viがまだダベっていた。なんて長っ尻の女だ。

長崎へ

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晴れ

長崎から帰ってきました。まかせっきりでラクチンと思ったのがワナで、何故か福岡空港から高速バスで長崎まで走るという予想外もあり、いろいろでしたが、ま、無事帰ってきたのだからヨシとしましましょう。

収穫としては、皿うどん、ちゃんぽんが案外おいしかったこと。元祖という四海楼(紫禁城を模した竜階段がある)で食べ、中華街のレストランで食べ、最後は街のラーメン屋でも食べましたが、概してまずまず。なぜか値段も700円から800円と共通です。これであと10年くらいは皿うどんを食べなくてもいいな。

あとは出島の敷地が予想外に狭かったこと。また幕末に原型が完成した大浦の天主堂(例の、隠れキリシタン発見の場となった、木造ゴシックの「ふらんす寺」です)が意外に大きかったこと。山の上の亀山社中で中岡慎太郎の笑っている写真を見たこと。中岡というと大刀を膝の上に水平に据えて、正面をにらみつけている精悍な一枚が有名ですが、笑っている写真は人好きのする若いオニイサンでした。2枚並んでいて、その対象が面白かった。

亀山社中は14年前から公開しているのだそうです。曲がりくねった階段が急で、なかなかに疲れますが、途中途中に有志(亀山社中ば生かす会、だったかな)が下手な俳句や絵をぶらさげていて、笑えました。

追記
正しくは「亀山社中ば活かす会」でした。 
曇り

ビルからビルへ、直線距離にしたら50メートル程度、高さも4階から7階への斜め移動なのだが、仕事場引っ越しからほぼ10日。ようやく落ちついてきた。昨日はパーテーション工事の残っていた部分も終わり、ファクスも開通。なんとか自分の棲息場所らしい雰囲気になってきた。

今度のビルは以前よりは新しく、トイレや空調もまずまず。ただし私の部署(といえるほどのもんじゃないけど)には窓がない。けっこう圧迫感があるものです。それにディスプレーの高さがうまくないらしく、仕事をしていると首筋が凝る。いらない本を下に差し込んだりして、なんとか快適位置を探そうと工夫中です。

お茶とコーヒーの無料自販機(缶ではなく、ジョロジョロ・・と湯で入れるやつ)があるのも嬉しいけど、あいにく超マズイ。コーヒーは半分飲んで気分が悪くなったし、お茶(お茶のモトに湯を入れてるだけであることが判明)も調味料くさくて閉口。仕方なく近所のコンビニから小さいインスタントコーヒーと、ほうじ茶のパックを買って、デスクの袖に入れています。

「貧乏」 とは、カレーといえばゴールデンカレーしか知らない人のことであり、「貧しさ」とは「ディナーカレー」を美味しいと感じてしまう人のことだ・・と看破したたのは確か昔の小田島隆だったと思う。この定義、ちょっと記憶があいまいだなー。違っているような気もする。たぶん「我が心はICにあらず」記載だったと思うのだが。 後注

ま、いずれにしても、ちょっと奢ったゴールデンブレンドのインスタントコーヒーと丸山園のほうじ茶パックを美味しいと感じるのだから、私は貧しい心の持ち主です。

話は飛びますが、明日から3日間は遊び。子供が久しぶりに1週間休めるってんで、家族で長崎にいってきます。来年はもう卒試がどうの国試がどうので、旅行なんて無理になるだろうなー。かみさんは「長崎ならちゃんぽん!」とわめいてますが、たぶん、美味しくはないでしょうね。理由はないけど、美味しそうな気がしない。どこをどう遊ぶのか、今回はすべて妻子にスケジュールまかせっきりで、ラクチンです。

では。 
小学館 ★★★

巻数はいいかげん。寝室の本棚に積んであったものを適当に再読(再々々々読かな?)している。最初は確か32巻くらいから読んで、次に26巻から進んだ。寝る前にページをくっていると、ちょうど1巻で飽きて眠くなる。

いつも感じることだけど、高橋留美子ってのは天才だなー。キャラクターの性格・絵ともにすべてユニーク。男も女も同じ顔で、違うのは服装と髪形だけという少女マンガ(という言い方は縄文時代だろうね)に辟易しているんで、こうしたまともなキャラ作りのできる人は尊敬してしまう。「陰陽師」なんかも大傑作とは思うが、このオール似・顔キャラの部分で疲れてしまう。

それより何より、登場する動物がすべて邪悪な目をしているんだな。ダチョウもツバメもネコもパンダ(パンダはらんま1/2か)、身勝手な人間への憎悪にあふれている。人間自体もそうだね。みんな徹底的なエゴイスト。海の家のオヤジや錯乱坊、あたるは当然なのことながら、さくらも、しのぶも、竜之介も、小狐も基本的に自分のことしか考えていない。いいなー。

まったく個人的かつささやかな希望としては、乱闘炸裂シーンがもうちょっと控えめなら言う事ないんだけど。その点、「らんま1/2」はなかなかに疲れるシリーズで、再々読まではなかなか行き着かない。なんせ、歳だからね、激しさに対応できるエネルギーがないんです。

追記
「性格・絵ともにすべてユニーク」は褒め過ぎだな。特に美形キャラの顔はけっこう同じパターンなんだけど・・。でも不思議に違った顔に見えてしまうから不思議。


この土日は(幸い天気も悪かったので)ひたすらスキル上げに専念。地下道を伝って入った金庫室にこもり、EnchantBlade、KnockKnoch、DetectSectets、MagicScreen、RestAllなどなどキャンプ魔法を使いまくってはセーブし続けた。

効力が鈍ってくるとセーブ&ロード。それも効かなくなってくると仕方なく銀行の外へ飛び出して、ちょっと戦闘。ただし街中でドンパチ始めるとお節介なパトロールや坊主まで参加してくるんで気が重い。やたら時間がかかってしまうんですよね。そのうち、南の飛行場に行くとかなりの確率でアホロボットが出で来ることに気がつき、重宝している。

ドンパチを終えると、地下室で修行開始。また外出しては地下室戻り。この繰り返しでほぼ休日を使ってしまった。あと小一時間くらいあればKnockKnochの最高レベルまで行けそうなのだが。

雨後曇り

数週前から少し本腰を入れてサイトを整備してきたのだが、意を決して18日にサーチエンジンに登録。昨日今日と、一応公開できるレベル(と自分で思えるレベル)にできた。

迷ったが、カウンターも作った。連続アクセスはカウントしない設定にしたので、さすがに数字は厳しい。現在のところ57件。ま、あまり気にしないことにしよう。

妻子には仕方なくURLを教えた。あとは誰に通知するか・・。会社関係の友人知人には教えないことにしよう。仕事を離れて、あくまでMIN6個人の自己満足サイトとして運営していくこと。マスターベーションと言われてもいいじゃないか。古臭い言い方をすれば自己表出の場。さ、いくか!
朝日新聞社 ★★★


tennou.jpgなんとなく全12巻くらいはあるかと思っていたが、この10巻がいきなり最終巻。しかも前半の3分の1くらいで絶筆で、残り3分の2は索引。ヒョイとすかされたような印象が残る。3カ月以上にわたって斜め読みながらもチビチビと、惜しむように読み進んできたのがついに終わりになってしまった。

不特定多数が借りる図書の宿命だが、5~6巻あたりまではシミがあったり汚れが目立っており、ページを開くとカビの臭いがただようようだった。しかし最終巻はまだ美麗。心なしか新鮮な紙とインクの香りすら残っている。

北越戦争で河井継之介が脚を撃たれたところでこの連載が終わったとは今日まで知らなかった。たしかこの後の河井は退却に移り、司馬さんの本で得た知識によれば、従僕(松蔵だったかな)に夕暗せまる庭で火を焚かせ、その炎を横になって眺め続けることになるはずだ。

前巻の世良(長州)とも共通するが、これまで抱いていた土佐の岩村精一郎(河井の懇願をにべなく蹴って北越戦争を勃発させてしまった男。後に男爵)のイメージも微妙に変化した。今までは、なんという分からず屋だろうと思っていたが、考えてみるとこれは河井の方に無理があるというべきだろうな。実際、ここで岩村が妙にものわかりのいい男だったら奥羽北越戦争も中途半端になり、明治維新の方向性も変わってしまったかもしれない。あの段階で長岡藩が中立を守り切るなどどいうのは、やはり虫のいい幻想にすぎなかったのだろう。河井の、あまりに巨大な自負心の空回り。


さんざん迷った末、恥ずかしながら4回目を始めました。1回目、2回目はすぐパーティが気にいらなくなって中止。3回目はレベル13くらいまで続けたんだけど、どうしてもNinjaとBishopを入れたくなってしまった。

結局はSamurai、Ninja、Ranger、Bard、Priest、Bishopの編成。Bardはあまりに便利すぎて、できることなら外したかったけど・・・気弱になってやはり編入。今のところまずまずの雰囲気で進んでいる。

現在、ようやく街の金庫室にもぐりこんだところ。これから延々とKnockKnockの修行をしなければならない。こんなところでキャンプばかりしていていいのだろうか、世間の動きはどうなっているんだろうか・・と少し寂しくなる。

前回のWIZ7でも感じたことだが、6人で周囲にガン付けながら街を歩いていると「オレたちって野蛮人だなー」と気がひけてくる。無知な野蛮人の集団が、知りもしない文明、パソコンや宇宙船の周囲をウロウロして、やたらとぶっ壊す。すぐ殴る。殺し尽くす。盗む。ひどい話だ。

必要がなければ殺さない。仲間にも入れない。今回は銀行の姐ちゃんを殺さないことにした。Viもすぐ仲間から追ん出すことにした。このViも高慢チキであまり好かん。街の入り口でウロウロして仲間に入ることを熱望している盗賊も、目つきが哀れっぽすぎて気にいらない。もちろん、持ってるものは残らずカッパラってしまったけどね。罪なゲームだ。

筑摩書房 ★★

大昔、どこかの書評で見たような気もする。先週たまたま会社の所属部署が引っ越しをすることになったが、例によって業者の手順が狂い、何もできない空白時間が生まれた。要するに机も電話もない、PCも使えない、整理する荷物もまだ搬入されない・・・という時間。仕方がないので書店に行って暇つぶし本を探したら、偶然これに当たったという次第だ。で、オフィスの隅っこに座っていざページを開いたら、急に他の連中が机を運んだりし始めたので、仕方なく世間のギリで一応手伝うフリなどするはめになり、結局読む暇がなくなってしまった。

原題は「SCOTLAND, BLOODY SCOTLAND」。ま、哀しいスコットランドの歴史です。哀しいというのは悲惨ということではなく、同情する価値さえあるやらないやらの頑迷な国情とワンパターンの混乱の歴史。故に「哀しい」という表記になったらしい。

ページ数も少ないイラスト入りだけど、寝る前とか、ちょっと時間のあるときとか適当にパラパラ読んでいたら、1週間もかかってしまった。ま、可もなく不可もないといった、それなりの本。書いたのはスコットランドの男爵らしい。自国の嘆かわしい歴史を淡々と、ちょっと自虐的なウィットでつづっている。

これも大昔、スコットランドをレンタカーでうろついたことを思いだした。グラスゴーから車(ただし私は運転せず。助手席)で薄暗いネス湖を経由し、なんと最北のインバネスまで行ってしまった。スコットランド銀行発行の独自紙幣があって、これはイングランドに戻ると使えないと言われた。ただし、イングランド紙幣はもちろんスコットランドでも通用する。

そのとき案内をしてくれた人が途中で「今通っているのがボーダー。国境です」と教えてくれたが、確かに一山上がった感じがあって、以後はいっそう貧しい風景になったことを覚えている。

17世紀か18世紀あたり(もう忘れた)に最後の反乱が起こり、例のハイランドの戦士(ナントカ・ハイランダースという軍だったような気がする。当然毛ズネ足キルト姿の騒々しい軍だったんだろうな)がバグパイプを吹きながら華々しく全滅して、スコットランドの独立はオシマイ。そういえば北海油田の成功で、また独立機運が高まってきたという噂も前に聞いたけど、どうなったんだろう。


朝日新聞社 ★★★


tennou.jpgまだ読了していない。巻9の内容は浦上のキリシタン強制移送と迫害。奥羽列藩同盟などなど。

この天皇の世紀という本、朝日新聞に連載されていたことだけは知っているが、さすがに読んではいない。大仏さんの名著という知識だけで過ぎていたが、十数年前、どういう事情だったか巻9を手にする機会があり、総督府の仙台入りと奥羽同盟成立のあたりを読んだ記憶がある。それ以来の再読。

長州の参謀・世良修蔵という人物、飾りものの公家さんを別にすると実質的にはこの男が会津征伐の新政府側責任者だったわけで、この人物の横暴・傲慢な性格が仙台藩の反発を招いて、必要もなかった奥羽同盟を成立させてしまった形になる。同格の薩摩の参謀が大山綱良。たしか西郷の乱の時の鹿児島県令じゃなかったかな。西郷が追い込まれた環境を醸成した責任者(というべきかどうか・・)の一人だったと思う。深くは知らないが、これもあまり好印象の人物ではない。

当初は奥州行きの責任者として指名される予定だった品川弥二郎(後日内務大臣にもなっている)が後で「それにしても世良とはひどい」と文句を言ったという。そういう品川も、この会津成敗は失敗の可能性大と見てミッションから逃げた雰囲気があり、要するに品川というのは要領が良かったんでしょうな。それで人格に問題ありとされた世良が張り切って、居丈高に仙台に乗り込んで、気ののらない大藩の尻を叩こうとして、逆に裸で惨殺されてしまった。いやしくも総督府の参謀を殺してしまってはもう後ろには引けない。その結果が、列藩同盟。会津の戦争。白虎隊。

前回読んだときは世良という品のない人物に猛烈な反感を抱いた。なんせ幼いころから白虎隊=善というイメージが焼きついていたし、世良という人間の行動は実に品性がない。女グセも悪い。妥協がない。理由なんかどうでもいいから、とにかく憎い会賊を殲滅する。そこを何とか・・とグチグチ言っている大藩の指導者なんててんからアホ扱いしている。それで、隠忍自重の末に、仙台藩の激派が爆発しての惨殺。

十何年かたって読み直してみると、やはり世良という人物に共感はしないが、しかし仙台、米沢、会津などなどの指導者たちも決して褒められたもんでもなかったんだな・・というのが新感想。ひたすら犠牲者ふうに思っていた会津もその中では様々な思惑が渦巻いていたようだし、大藩仙台にはまた政宗候以来の古色蒼然たるカビが生えていたのだろう。

筒袖姿でテキパキと(言葉を変えれば粗暴乱暴に)動く奇兵隊あがりの新感覚男と、礼儀と門地と誇りと外見で生きてきた旧時代の教養あふれる武士たちの対立。何十日会議をしても会津を攻めるか攻めないかも決められない形式集団と、問答無用・会賊殲滅と言い切る単純明解な人物の抗争。その間でフラフラするお公家さんの総督。たまたまそのキャラクターだったからトラブルになったというより、はやり根源は相いれない文化の差だったんだろうな。

展開次第では、ほかの途もゼロではなかったかもしれない。でも、かなりのパーセンテージで、やっぱり奥州戦争は必然だったんじゃないだろうか。新政府としては、何がどうであれ旧世界思想の巣である奥州を一度叩き潰す必要があったのだと思う。

今回は悪評高い世良修蔵という人物に、ほんの少しだが同情を感じてしまった。


朝日新聞社 ★★★


tennou.jpg 慶喜の謹慎。官軍の東進、勝海舟と西郷の会談、大鳥圭介らの脱走。彰義隊などなど。さすがに大仏さんで、近藤勇の「故郷に錦のどんちゃん騒ぎ&甲府進軍の失敗&斬首」の件などは、しごくアッサリ片づけられている。近藤の首が「火酒につけて京へ送られた」というのがちょっと面白かった。

前々から不思議に思っていた新政府の攘夷→開港という信じられないような大転換。そもそも攘夷の勅を守らないことを理由に幕府をねちねち責めていたんだから、守旧の公家連はもちろん大反発だったはずだが、バタバタとほんの数週の間に決まってしまったことのようだ。なんせパークスたち夷狄を神聖なる京都に入れて、なんと天皇に会わせてしまうのだから凄い。人間ってこんなにコロリと固定観念をひっくり返せるのものなんだろうか。

回転の軸になったのはやはり岩倉。慶応三年の暮れから明治にかけての大改革はほとんどがこの岩倉具視と大久保一蔵が人間とも思えないバイタリティと粘り強さ、強引さでやりとげたような印象が残る。

昔からタイムマシン仮説の中で、時代のキーパーソンを暗殺したらどうなるかというテーマがある。少なくともこの激変の数カ月に関しては、大久保と岩倉という二枚看板抜きでは成立しえなかったような気がしてきた。



レベル11。FighterもSamuraiも強くなってまずまずなんだけど、また迷いが出てきた。やっぱりNinjaとBishopを入れるべきだっただろうか・・・。パックの中の大量の本を見ると、このまま捨てるのが悔しい。こんなに本がたくさん手に入るとは想像していなかった。

陰鬱でだだっぴろいSwampの野を歩き回り続け、だんだん気が滅入ってくる。嫌なところだ。雰囲気は違うが、Diablo.1の地下深くのようで、皮膚病にでも感染しそうな雰囲気。近道しようと野原をつっきると可愛ゆくない植物が触手を振り回していたり、気分の悪いカエルや蜂。あるいは足元にいきなり衝撃が走る。仕掛け魔法とか、あるいは地雷でも埋めてあるのかなと思っていたが、本当は地割れなんかのつもりらしい。ほっといてくれ、という雰囲気で遠くを歩いているワニの家族を見かけると、無理やりちょっかいをかけたくなる。

木の上の世界に戻って、ネズミの親分から9万円の品物を買う。何回か盗もうとトライしたが、まったく歯がたたなかった。少しムッとする。

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