2015年2月アーカイブ

最近、気が向くと眺めているPolandBall。ポーランドボール。ミームとか称していますが、要するにマンガでしょう。ただし管理人にこだわりがあるらしく、キャラクタはすべて国旗模様のボール形状。最初はドイツ人がポーランドをからかったものだったようですね。直線ツールを使わないですべて手書きとか、手足を生やしたらいかんとか、目玉は不要、セリフは必ずピジンイングリッシュとか、うるさいようです。

で、中身はステレオタイプの国家観です。いわゆるエスニックジョークともいえるかな。けっこう偏見に満ちていますが、でも読者にはムカッとしない寛容さが要求されます。ある程度、各国の歴史の知識もないと面白くありません。

頷くことも多いですが、知らないことがけっこう多かったです。けっこう面白い。


polandball.jpgアメリカは地理を知らない
アメリカは歴史を知らない
アメリカはデブで銃をもちFreedomを押しつける

イギリスで日光が照ることはない
イギリスは権威主義で退屈でシルクハット姿

フランスは人との距離感がゼロですぐひっつく
フランスはカエルとキノコをこよなく愛好する

イタリアは茹ですぎパスタを食べるくらいなら死を選ぶ
イタリアにはスケジュールという概念がない
イタリアは戦争に弱いので、手近な弱小国に侵攻する

ドイツは海辺に行くと興奮して砂に穴を掘る
ドイツはタオルを置いてデッキチェアを確保する

フィンランドは人嫌いで5m間隔でバス停に並ぶ
フィンランドは氷点下5度になるとシャツを脱ぐ

カナダはすぐ人に陳謝する
カナダは氷点下10度になると上着を脱ぐ

中国はやたら周辺国を仕切ろうとする
中国は香港や台湾やチベットなど弱小に嫌われている

ロシアもタフガイぶって周辺を脅かしている
ロシアの男はみんなアル中である

日本は元サムライなのに今はカワイイ連発している
日本はHENTAI国家である

韓国は扇風機をつけて寝ると死ぬ
韓国は巨大なChinaBallとNipponBallの間に挟まれている

北朝鮮はBEST KOREAである
北朝鮮はユニコーンの巣を発見した

フィリピンはアジアの仲間にいれてもらえない

インドネシアとオーストラリアは仲が悪い
オーストラリアはエミューと戦って負けた

polandball.jpgイスラエルはいつもパレスチナを苛めている
イスラエルはアメリカにえこ贔屓されている

ギリシアはくれくれ金くればっかり言っている
ギリシアは大昔の栄光をいまだに夢見ている

ポーランドは存在感がなく、無視される
ポーランドは楽天的で、空想ばかりしている


あははは。
大きな事件は何もなし。片倉小十郎(シニア)が亡くなり、松平忠輝と五郎八が離縁しただけです。

西郷輝彦の片倉景綱 、いい老け芝居でした。時間もかなり長く使いましたね。冥土の土産に笛を吹き、政宗に三つの遺言献策を残し、という内容なんですが、いかにも体力を使い果たした病人らしい迫真の演技です。本職でもないのに、こんなに達者な人だったんだ。

というより、どうして最近の大河の「瀕死のお芝居」は心に訴えるものがないんだろう。そっちのほうが不思議です。病人は決められたセリフをけっこう明瞭にしゃべって、いきなりパタっと息をひきとる。周囲はわざとらしく騒ぎたてる。それどころか、なんかの大河では主君が足音荒くドカドカ枕元へ闖入なんてのもありました。スペースがないもんで、病人の布団を踏んづけたりして

真田広之の松平忠輝も、なかなかでした。悍馬ではあるけど馬鹿ではない。すべて承知している。でも我慢できない・・・という設定。今回でついにすべてを諦めて、五郎八へ離縁状をしたためる。長命だったらしいですね。

五郎八のかぐや姫、えーと、名前はなんだっけ。そうそう、沢口靖子。しかし下手だったんだなあ。最近見かけるドラマではそれなりですが、若い頃はほんとうに棒だった。ま、可愛いけど。

本筋に関係ないですが、佐竹に逐電していた叔父のイッセー尾形、えーと、国分盛重ですか。久しぶりに登場しました。ヨボヨボに年取って、歯も抜けて、でも身のこなしはさすがに軽いし相変わらず喰えない。

dokuganryu2014.jpg石牢は寒いから嫌じゃ、水牢はもっと嫌・・と這いつくばりながらバッタのように逃げ回る。笑ってしまいました。達者だなあ。

このドラマも残りわずか。惜しいです。


浅くなった眠りの中で、なぜか寺山修二の歌を考えていました。寝ているような寝ていないような、こんなときでもけっこう理屈のたった事を考えたりできるるんですね。不思議なことですが。

歌というのは例の超有名な「マッチ擦る・・・」です。「マッチ擦るつかのま」までは思い出せたけど、その続きは何だったっけ。「マッチ擦るつかのまの光に闇ふかし」では、なんか意味がおかしい。これだけでは海が出てこない。「マッチ擦るつかのまの光に海ふかし」ではもっと通らない。なんで海が深いんだ。

うーん・・・・。後半も字足らずで「身捨つる祖国はありや」だったか、それとも「身捨つるほどの祖国はありや」だったか。

起きて食事してから思い出して調べてみました。正しくは

マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや

です。そうか、「つかのまの海」ではなく「つかのま」で切れるんですね。てっきり青函連絡船のデッキかなんかと決め込んでいたけど、そうともは限らない。青森あたりの岸壁という可能性もあります。岸壁に立って、海を見ながらタバコを吸っている。

もう一つ、なんとなく戦争中で、もうすぐ徴兵かなんかの年代と思い込んでましたが、これも根拠なし。敗戦によって、シンプルだった信念がゆらいで悩む青年という可能性のほうが高い。

たかが短歌。人間って、要するに自分の解釈したいように読んで、勝手に納得してるんだなあと、あらためて思いました。

秀頼を自害に追い込んだこのは、決して家康の本意ではなかったというストーリー設定のようです。たしかにそういう解釈はできるでしょう。すでに求心力のなくなった豊臣です、ちょっとした所領を与えて大人しくさせたほうが、世間の評判もいい。わざわざ豊臣殺しの汚名を着ることはない。始末したいのなら、ほとぼりが冷めてからゆっくりジワジワのほうが賢いです。難癖ならいくらでもつけられる。

今回の中心は婿の忠輝でした。鬱屈してヤケになっている。蟄居させられてからも見張り役人の視線を感じながら庭で刀を振るってうさばらし。真田広之、鍛えたいい体でした。素振りの動きも力がこもっていて迫力満点。こんないい役者だったんだ。

例によってまた政宗の屋敷に五郎八姫が駆け込んできました。亭主の忠輝も五郎八も、常にいきなり座敷に闖入してきます。ま、余計な舞台セットが不要なので、経済的なシナリオではあります。五郎八姫が涙ながらに亭主の助命を嘆願し、でも離縁は嫌よ。こうなると理屈じゃないですね。なぜか母の愛姫までが娘の味方をします。そうやって感情と理性、両方の主張がぶつかり合うと、適当な音楽が流れて、そのままフェードアウト。視聴者は「きっと泣きながら帰ったんだろうな」などと、勝手に解釈してくれます。

そうそう。柳生但馬が真剣白刃取り。ひぇー。このドラマ、非常に完成度の高い脚本と思いますが、でもときどきこんな遊びイベントを盛り込む。最初から柳生の代わりに本多佐渡あたりが側近役ならもっと良かったんですが、ま、仕方ないか。登場人物が増えると主題が散漫にはなります。

dokuganryu2014.jpgちなみに「ふたりの父」とは、忠輝の実父家康と義父政宗のことのようですね。政宗、ついに野心を捨て、諦めの境地に至ったようです。

★★ 中央公論新社
qe1.jpg
詠んでいないはずはない・・・と思いつつ、記憶が確かではないので借り出し。

もちろん既読でした。既読ですが、ま、ほとんど忘れていたのでヨシとすべきでしょう。前に書いた感想に追加すべきものも特にないんですが、あらためてエリザベスって人は何もしなかったんだなあ。決断しない、結婚も決めない、可能な限り戦争しない、宗教に関しても決定的な行動はとらない。愛人つくって、楽しくダンスして暮らせればよかった。

本人としては一貫して無為無策であり続けたかったんでしょうが、それでもスペインとは戦争します。戦争したというより、相手が攻めてくるから応じたというのが本当でしょう。で、スペイン艦隊は不運に恵まれて、壊滅する。なんというラッキー。

優柔不断な性格なんで、スコットランドのメアリー女王の処置も、迷いに迷った。処刑命令にいったん署名してからも、それを実行するのを嫌がった。処刑の後も、責任者をロンドン塔に放り込んだり。放り込まれた人間は迷惑ですが、なんとなく「女王は優しい人である」という評判にはなる。そうそう、このメアリー処刑の持つ意味は大きくて、要するに「王といえども議会によって処刑されうる」という前例ができた。後のクロムウェルのチャールズ1世処刑とか、あるいはフランス革命でのルイ16世処刑とかに繋がった。

で、まあこうして可能な限りお金を使わず、じーっと辛抱していたら、結果的に英国はヨーローッバの大国になった。あくまで相対的な大国でしょうね。スペインもフランスも戦争しすぎ、予算を使いすぎ、宗教対立にエネルギーを使いすぎて疲弊した。

基本的な政治をセシルに任せたのも成功だったようです。先代はウィリアム・セシル。そして息子のロバート・セシル。生涯通してイケメン男には甘かったけれども、最後の最後では見捨てて政治的判断を優先した。

たぶん、生きている間はそんなに名女王ではなかったと思いますが、死後はバラ色のエリザベス伝説で語られる。ま、次のジェームス一世が酷すぎたので、その反動でしょうね。あの頃はよかったなあ・・という追憶の時代の象徴です。


予算をずいぶん節約していたことがわかります。燃える大坂城はナシ。戦闘シーンも局所的に集約して、片倉小十郎と大阪方の武将の取っ組み合いで持たせる。大軍勢の突進もなくて、陣幕囲いの中で少人数のお芝居。家康は即席とはいえ板敷きを組み上げて陣取っていましたね。

さて、娘婿の松平忠輝はあいかわらず出番がなくてヤキモキ怒り狂っている。真田広之、好演。それを押さえつける政宗。昔は忠輝そっくりだったんですけどね。政宗もダテに長生きしたわけではない。年の功です。ふと気がゆるんだのか計算づくか、なんかの具合で忠輝三代将軍も可能というブラックな政治展望も示してくれました。そんな可能性、少しはあったんでしょうか。

夏の陣が終わっても、麾下の大名たちに配る恩賞のアテがないのは確かです。この頃の秀頼の所領なんて、関ヶ原敗戦で蔵入地を減らされ、60万石とかその程度だったはず。その半分を徳川が取って残りを配るとしても、まったく雀の涙。不満が渦巻くでしょうね。当然ことながら、つぎに発生するのは目をつけた外様の取りつぶしに決まってます。なんだかんだ、混乱が予想され、うまく生き延びていれば忠輝の世が来るかも・・・・・しれない。

千姫がちょっと学芸会なのは、ま、ご愛嬌です。なにかと柳生がしゃしゃり出るのも奇妙ですが、ま、当時の流行りでしょう。その代わり淀の方が絶妙のお芝居をみせてくれています。この大河の淀、いいですね。へんに役を作らないで、ごく普通の女性、愚かな母親にしている。感情ゆたかに迫ったり脅したり怯えたり。秀頼との最後なんて、まるで浄瑠璃の道行きシーンです。樋口可南子って色っぽい女優さんだなあ。

dokuganryu2014.jpgいろいろ読むと、この夏の陣で、大阪方の死兵突撃に伊達軍はかなりひどい目にあったようですが、ま、そのへんは曖昧に。伊達軍、ひたすら奮戦したという形になっています。そうしないと格好がつかない。

ベランダに出て空を眺めると雲がかすかに動いている。ほんの少しずつなんですが、感覚って不思議なもので、察知できますね。時折スーッと流れているようにも見えます。

kumononagare.jpgで、左手の大きな雲は右に動いてるらしい。北風。で右の方の雲はというと、あれ、逆に北へ移動しているような気がする。そんな馬鹿な・・としばらく凝視しましたが、たしかに北風と南風。あまり確信はないですが、低い位置の雲は南に移動し、高い位置の雲は北に移動している。たぶん。

風が変わるとき、どんな具合になるのか。一方向に吹いていたのがピタッと止まって、それから逆向きに流れるものなのか。あるいは両方が混在して暫くゴタゴタして、そのうち整理統合されて方向が決まるのか。そういう潮目(風目かな)の変化の瞬間を見たことはありません。今だって、しばらく空を眺め続けていたら首が痛くなってきた。

十数年前、たしか沖縄の海辺のホテルのロビーで、そうですね、2時間ほど雲を眺めていたことがあります。家内と娘はエステか何かへ行ってたのかな。亭主はすることもないので、ロビーで時間つぶし。正面に海の見える大きなソファにどかっと陣取って、ひたすらボーッと空を眺めていた。

あれ、あんがい面白いものです。不定形の雲形が少しずつ少しずつ変形して、まとまったり散乱したり形をつくったり。それもすぐ崩れて流れていく。そんな変化の様子を見ているだけで、けっこう時間がつぶれる。雲の形って、かなり速く変化します。高い位置と低い位置で動きの速さが違うからでしょうね。一瞬たりとも固定されない。


空といえば、先日家人が外を見て「あの一つだけ明るい星は何か」と聞く。曇っていたせいか近視のせいか、その一つしか見えないんだそうです。えーと、その方向なら冬の大三角の左端あたりだから、なんだっけ、ペテルギウスでもないし、ベガでもないし・・とモゴモゴ。もちろん違いました。たぶん木星か金星。でも金星はたぶんこんな時刻には見えないはずだし、やはり木星かな。

なんのことはない、去年の冬にもまったく同じような疑問をいだいていました。たった一年前なのに、何も覚えていない。皆無。冬の東の空に輝くのは木星です。ほんと、トシです。

なんか最近ネットが遅い気がします。試しにスピードテストで計測してみたら、1.5Mとか1.4Mなどという変な数値が出ている。こうした計測サイトをたいして信用はしていないものの、それにしても低すぎます。

ルーターが壊れかかってきたかなあ。なんせバッファローの11年ものです。どうなっても不思議ではない。それともNTT貸与のモデムがおかしくなったのか。

speedtest2015.jpg理由は不明なものの、ためしにルーターとモデムを再起動してみました。で、もう一度計測。あらら、一気に回復していました。糞詰まり解消。60M程度ですか。これなら納得です。

なんだろう。先日いっせい停電があったから、その影響だろうか。それとももっと前からだったんだろうか。本当の原因は不明です。

先日はチラシが入っていて、NTTが光アクセス装置を回収するのでメタル線に変更するとかなんとか。素人には意味不明です。一瞬ギョッとしたけど、これは通話やFAXだけで、ネット回線とは無関係らしい、たぶん。それにしても「光アクセス装置の回収」って、どういうことなのやら。わからんことが多すぎます。

★★ 講談社
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安岡章太郎を読んだのはいつの頃だったか。高校生の頃だったろうか。たぶん二等兵ものが中心だったんだろうな。ドジでいつも殴られている初年兵の話。あるいは病棟で、やはり古兵にどやされている話。はい、旧軍では病院入りしたって安心していられないんです。内務班とまったく同じで、あいかわらず殴られ続ける。

そんな軍隊時代のことや、その前の学生時代の話、古くは幕末志士たちの話(たしか祖父の兄弟かなんかがが天誅組メンバーだったような)、敗戦や原爆投下、戦後の学生運動や横井庄一さんの話、などなど。みんな重いテーマなんですが、なにしろ安岡章太郎だから軽い。いや、軽いという表現は正しくないですね。あえて重くしない。権威ありげに大上段に振りかぶって書くのが根っから嫌いなんでしょう、きっと。

こうあるべき!という進め方はしません。ボクはこう思ったんだけどな・・・という個人的なつぶやきだけ。それも難しい言葉は使わないし、世の進歩正義とされる意見にいつも同意しているわけでもない。

そうそう。たいしたことではないですが、明治の土佐自由民権運動。自由じゃ民権じゃ!と悲憤慷慨して騒いでいた論者たちは、冗談みたいですが実は楽しんでいたんじゃないだろうか。集まって激論交わして、飲んだ酒の量が平均すると一升二合(だったかな)。下戸もいるだろうから、一升五合くらいはあけたに違いない。ほとんどヘベレケ祭りです。土佐らしい。

これも本筋ではないですが、もうひとつ。戦争中の戦陣訓とか忠君愛国という合い言葉。戦陣訓は「生きて俘囚の辱めを受けず」が有名で、これによって多くの兵が無駄死にしたという定説になっていますが、安岡章太郎によると、兵隊時代にそんなの聞いたことも読んだこともない。というより、捕虜になったらまずいというのは日本人の常識だった。原隊復帰すれば自決させられても不思議ではないし、家に帰れても非国民。そこにわざわざ「戦陣訓」を引っ張りだす理由がわからない。

「忠君愛国」もそう。戦争末期、こんなことを言う人間はいなかった。使い古された常識的キャッチコピーであり、まったく新鮮味がなかった。

戦前の空気を味わったことのない文化人やジャーリズムが、むりやり理由としてこじつけてるんじゃないだろうか。これこれが原因だなんて、簡単に割りきれるもんじゃない・・ということでしょうね。たぶん、強いていうと時代の空気。そうそう「軍部」という言葉にも違和感があると書いていたような気がします。軍隊とか軍人は知ってるけど、軍部はしらない。軍部っていったい何なんだ。

戦後、野坂参三が帰国して「愛国民主戦線」とか言い出した。これにも違和感があったらしい。庶民の感覚では、延安から乗り込んできた野坂ってのは、GHQやソ連軍と同じで、要するに戦勝側の権威。自分たちの上に睥睨する偉い人なんだろうと受け止めた。そういう男が提唱する「愛国」の意味がわからない。いまさら何で愛国なんだ。日本を離れていたんで、感覚がボケてるんだろう、きっと。

どうでもいいですが野坂参三って、中国から凱旋したんですか。なんとなくソ連にいたと思い込んでいました。もちろん、名前だけで詳しいことは何も知りませんが。


和睦後の大坂城堀埋め作業は政宗担当ということだったんでしょうか。実作業はともかく、埋立責任者は本多とか大久保とかの旗本だろうと思っていました。このドラマでは政宗が矢面に立っていました。

それはともかく。契約違反にクレームの大坂方に対して、恥じることなく堂々とシラをきる政宗。埋めたてに文句があるって、ひょっとしてご謀叛の意図ですか?とか。ああいえばこう言う。イライラしている淀殿がいい芝居をしています。座敷をうろつきながら扇で御簾の房飾りをポンポン叩いたりして。とくに悪女でもなく、ふつうの女性。

長男に宇和島十万石が決まりました。関東東北の領地ならともかく南海道。遠すぎます。嬉しいというべきか悲しいというべきか、かなり微妙です。生母のネコ御前が(たぶん)最後の名演技。この秋吉久美子の側室、出始めからかなり自己主張の強い役柄設定でしたが、でもきちんと身分をわきまえている。正室に対しても無礼にならない程度、ギリギリに抵抗してきました。泣くにしても、座敷の外に出て人に見えないように泣く。節度というものです。

家康がかなり老け化粧でしたね。ワシが嘘を言ったことがあるか?とか、平気でのたまう。さすがの政宗も唖然とする。これが芝居なのかボケているのか、それはわからない。この時点で家康が秀頼を殺す意図があったかどうか、これも歴史の謎です。あんがい、殺したくなかったのかもしれない。あんまり露骨にやると、後世の評判が悪くなるし。

あるいは、秀忠に代わって自分が泥をかぶったという可能性もありますね。悪評は自分が負う。そのために大阪始末を急いだとか。

dokuganryu2014.jpgそうそう。酒のみながら「秀頼って大野治長の子だろ」と言う娘婿に対して、顔を赤くして政宗は怒ります。ちょっと前には自分が同じことを高台院に聞いてたのにね。大人ってのはそういうもんです。ダブルスタンダード。オレが言うのはいいけどお前が言っちゃいけない。政宗、しっかり大人の政治家になりました。

既に43回。あと6~7回ですか。残り少なくなってきました。

★★ 文藝春秋
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宮城谷昌光の本、何を読んだことがあるのか記憶が定かではないです。大昔、「重耳」が話題になったような気がしますが、これも手にとったことがあったかなあ。うーん。どっちにしても、ちょっと敬遠気味の作家です。

で、どうも大部の三国志が完結して(いつのことじゃ)、刊行されているらしい。興味があるような、ないような。三国志演義ではなく、史書のほうの三国志を元にしているので、当然のことながら主役は曹操。ただ本人の弁によると曹操の祖父の話から書いているようです。かなり遠大です。

曹操、けっこう好きです。詩がいいですねえ。当然のことながら劉備は好かん。関羽もあんまりだし、もちろん張飛は嫌い。

それはともかく、三国志が完結してホッとした著者が経緯をいろいろ解説したり、対談したり。対談相手に吉川晃司や江夏がいたのには驚きました。考えてみれば、こうした人が歴史マニアであっても不思議はないんだけど。

白川静とも対談しています。この人の字書、ちょっと興味があるんですよね。読み物としても楽しめるかもしれない。気になって調べてみたら、字書三部作「字統」「字訓」「字通」は普及版でも6000円から1万円でした。さすがに高価です。買い込んだって、結局は本棚に放置だろうな、きっと。

そうそう、別件ですが、もし中国の歴史に興味があるうよなら「史記」と「春秋左氏伝」から読んだらどうかと提唱しています。ついでにもし可能なら「赤壁賦」くらいは暗唱したい。あははは。

でも「春秋左氏伝」くらいは借り出してみようかな。チラッとも読んだことがないので。


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