2016年3月アーカイブ

p-01h.jpg天気がよかったので駅前のドコモショップへ。

外から見るとさして混んでいないような様子でしたが、受付カードを持って待っていると「最大3時間くらいかかりますが・・」との案内。あらら。しかたなく近くのコーヒーショップにいって、村松剛の「醒めた炎」を読む。ちびちび読んでいて、現在は第3巻です。

1時間ほどつぶしてから再訪しましたが、そこから更に30分は待ったかな。待ってる間に陳列のP-01Hを眺めると、予定していた白はなんとなくプラスチック感があり、といってゴールドは飽きそうだし、急遽「ダークメタル」を選んだ次第です。(本当は一代前のP-01Gでよかったんだけど在庫なし)

なんやかんや説明してもらって、3万1000円余りを一括払い。ついでにコード被覆がボロボロになったACアダプタも購入。また今ままでのベーシックSSコースをいちばん安い「シンプルバリュー」に変更。ちょっと迷ったけどiモード契約(300円)も削除しました。ようするに電話とショートメール(SMS)だけというコースです。携帯でネットなんてもう5年くらい見ていないし、ドコモメールは一回も使ったことがない。たいていはショートメールで用がたります。

ま、しばらこれで使ってみて、電話の使用料によっては「SSバリュー」に変えるかもしれない。200円か300円くらい違うのかな。

待ち受け画面はやけに派手だし、羊のようなのがウロウロしている。とりあえず羊さんには消えてもらって、派手なショートカットも見えないように調整。可能な限りシンプルにするつもりです。そもそもバッテリーの持ちでこの機種を選んだんだし。

ボタンを押すとパッカーンと蓋があきます。面白いギミックですがちょっと不安なので、なるべく使わないこと。いかにもヒンジから壊れそうな不安があります。

そうそう。ドコモのお姐さん(優良社員の名札をつけていた)、n700iを見て「これを10年使ってらっしゃったんですか」はい、そうです。パカッと開けて「あ、こういう感じだったんですよね、この頃」はい、そうだったんですよ。

これでまた10年、持つかな。要するに一生もの。最近は何か買うたびに「これで一生もつかな」と考えます。
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待ち受け画面はなるべくシンプルにする予定です

子供の都合があって、早いのは承知でしたが、まだ花もチラホラの小金井公園で花見・・・というか散策。風が冷たかった。

実は見逃しちゃいけない有名な大木があるという話をききました。じゃそれを探してみようと、公園の西口から延々と東に歩いた次第です。なんせ広いので、これまで何回も来ていますが東のほうは初めてです。いろんな子供用のスペースがあるんですね。広い芝生の急斜面をすべるソリとか、探検したくなるような小山とか、一輪車コーナーとかドッグラン広場とかとかとか。

どんどん歩いて、公園のどんずまりまで歩きましたが「大島桜」は発見できず。断念しました。ネットで調べたら、もう少し北東に足を伸ばせば一本立っていたらしい。残念。

行きがけに食べた小金井駅ちかくの台湾ラーメン(挽き肉がたっぷり)、辛かったけど濃厚で美味。ただし胃にズッシリこたえて、夕食があまりすすまなかった。トシだなあ。

少し調べてみましたが、携帯電話の料金ってえらく複雑ですね。八幡の藪知らず。五里霧中。おおまかな意図は伺えるものの、何がどう細かく損なのか得なのか訳がわからない。

要するに昔やっていた「機種代金はゼロ」がやりにくくなって、しかし一見すると安いように白粉を塗りたい。あの手この手と無数のキャンペーンやサービスを張りめぐらしている。

しかしまあ、要するに機種を交換すると何万円かはかかる。一括して払うか月々の割引かの違いだけ。実質ゼロなんてのもあるようですが、その機種がいいとも限らない。そうそう、いままで契約していたより安くなるコースがあることも発見。そのうちショップに行って相談してみましょう。

n700i-2016.jpgいわゆるガラケー、今では富士通とパナソニックとシャープしか作っていないんですね。NECはなんか撤退の噂もあるし、シャープもこれからどうなるのやら。

外見はガラケーだけど中身はスマホと同じAndroidというへんな代物(ガラホ)も出てるようですが、いまいち魅力が伝わらない。ガラケー、来年あたりで消えるという噂もあるようです。壊れる前に買い換えておくのが賢いような気もします。やれやれ。

立川で映画「オデッセイ」を見てきました。原題はThe Martian。火星人ですか。夕方から夜の上映だったので終わってから駅横グランデュオの上階で食事。天丼とビール1本。たかが天丼ですが、けっこう胃にこたえる。歳だなあ。


Martian.jpg映画はそこそこは面白かったんですが、なんか分かりにくい部分が多い。説明不足。長いのを上映用に大幅カットしたみたいな雰囲気があります。

ところで火星はどんな環境なのか。自分が持ってる知識はかなりいいかげんです。面白いので試しに書き出してみると・・

赤っぽく乾燥した地表。気温はたぶん夜のマイナス50度、昼は5度(かな)と過酷。重力はそうですね、地球の70%くらい。気圧は低くて、たぶん0.7気圧。大気は炭酸ガスが大部分で微量の酸素とか。地下には水も少量あるらしい。四季がある。そんな雰囲気。以上は適当な想像です。

調べてみたら、実際はかなり違っていました。

まず平均気温はマイナス40度くらい。最高は20度程度で最低はマイナス80度前後かな。大気圧は地球の100分の1以下だし重力は地球の40%。ただし一日の長さは地球とあまり変わらない。

なるほど。宇宙服を着て歩いたら、月面ほどではないにしろけっこうバウンドするでしょうね。機材や体が軽いので、わりあい行動しやすい。宇宙服がやぶれたら即死というほどではないけど、ま、長くはもたない。

その代わりもし火星に猛烈な砂嵐が起きても、威力はたいしたことないでしょう。少なくとも、重い小型宇宙船(母船との連絡用?)が倒れるほどの力はないはずです。だいたいそんな強い暴風があるとしたら、映画の後半で利用する別の連絡船がずーっと無事に立っていたのがおかしい。

ジャガイモの栽培について。火星の砂に排泄物をまぜて使う。うん、なるほど。しかし酷寒の外に放置してあった排泄物を利用するとしたら、有機肥料としてはともかく微生物なんかは死滅してるんじゃないでしょうか。ちょっと不審。(原作では地球から持参の土が少しあったらしい。それなら納得)

水のつくりかた。よくわかりませんでした。なぜ最初は失敗したのか。次になぜ成功できたのか。スタッフの木の十字架を使って燃やしたのは理解できましたが、その後の燃料はどうしたのか。正確な分量の水素と酸素で燃やし続けるのはものすごく難しそう。水素が漏れだしたら超危険。高校の理科実験を思い出しました。

ランドローバーでの遠距離走行。なんか工夫したことはわかりましたが、何をどうしたのか理解できなかった。ソーラーパネルを使いながら走ったのかな。暖房用にプルトニウムを使うというアイデアは「?」でしたが、これは可能らしいですね。プルトニウム238の崩壊熱を電力にする技術は実際に使われているらしい。なるほど。

火星探査の母船はいまどこへ向かって飛んでいるのか。最初のうちはまだ火星を周回しているのかと思っていました。しかしどうも地球へ帰還の途中らしいです。そうそう。そもそも中国のロケットは結局何をしたのか。最後までよく理解できませんでした(実際には、地球をスイングバイする母船に資材を補給する役目だったらしい)。中国、こうして娯楽映画に登場する時代になったんですね。

ローバーの運転席の天井に穴をあけた理由。まったく不明。

火星から飛び立った小型の連絡船はなぜ高度が足りなかったのか。映画では理由がいまいち判明せず。(どうもカバーが破れて空気抵抗が増したのが原因だったらしい)

軌道上の母船の速度を落とすために穴をあけて空気を吹き出させる。うーん、ちょっとマンガになってしまいました。軌道運行の物体、速度を落とすとか高度を調整するのはべらぼうに難度が高い。ほんのちょっとした加減で予想外の変化をするでしょう。

ましてや主人公が宇宙服に穴をあけて推進するってのは、ま、なんというか。そういえば数年前の映画「ゼログラビティ」でもやはり奇天烈なものを使って主人公が宇宙を飛翔していました。空飛ぶ?化器。そういう発想がすきなんだなあ。

とかとか。あちこちけっこう綻びがあったと思いますが、原作ではそのへんをキッチリ説明しているそうです。やはり2時間半に満たない映画で描ききるのは難しいんでしょうね。原作となったアンディ・ウィアーの「火星の人」、ちょっと興味がわきました。

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この「タダほど恐いものはない」の電話応対をしていてトラブったのが携帯のバッテリー消耗です。延々しゃべっているとピピピッと切れる。ま、こんなに長時間使うことはないもんな、ふつう。

もう10年以上使用のものなので、新しいのに機種変更してもいいんですが、無駄に高いお金は払いたくないし、スマホを買う必要もないし。目が悪くなってからスマホに興味を失っているんです。適当なガラケーが超格安で手に入るんなら変更してもいいんですけど。

そうそう。充電用のACアダプタも被覆コードがボロボロになって、二箇所で露出している。某国で安く作らせたもんなんでしょうか。とりあえずビニールテープ巻いて補修してますが、買い換えが必要なんでしょうね。ドコモショップで買うと1000円程度らしい。駅前まで行ってみるか。

知人からS.O.S.。なんでも魔が差してWindows10にアップグレードしてしまったらしい。

で、スタートメニューが使えなくなった。それだけなら我慢する(?)んだけど、画面の真ん中に「重大なエラー」とかいう赤いメッセージが出ていて、邪魔でしかたないのに消せない・・・という状況がのみこめるまで電話で20分くらいはかかりました。

同じようなトラブルはけっこうあるようで、ネットを調べると解決法が提示してある。コマンドプロンプトで4つほど打ち込んで実行させるものらしいです。最後のやつは2~3行ある長いもので、これを正確に打つだけで四苦八苦している。ふつうのユーザにコマンドプロンプト打たせるのは無理ですよね。

いろいろやってもらいましたがどうにもなりません。Windows10の最新バージョンに手動アップデートすれば解決できるという解決事例もありましたが、その場合はもう元のOSに戻せないらしい。後戻りのない道で、これは悩みますよね。

ということで安全をみて強行手段のダウングレードです。ただしけっこう失敗例もあるみたいです。なんとか苦労して「前のビルドに戻す」という選択肢を発見してもらって、エイ!とクリックした。どんどん進行していたようですが、途中で恐れていたことですが(ありがち)進行がストップ。1時間ほど待ってもらったけど動いていないようです。案の定。

こうなると最後の手段。強制的なリセットしかないです。たぶん再起動で電源を落とそうとする過程で固まったんだろうとは思いますが、もしややこしい作業の途中だったらもう完全アウトです。覚悟を決めてもらってリセット強行。・・・やれやれ、無事に立ち上がったみたいです。よかった。

Window7に戻ったとのことでした。そうか、Window7からWindow8にしてWindow8.1にして、そこからWindow10に持っていったのか。理由を聞いたら「早くなりそうで、良さそうだったから」。

いずれにしても無事終了と思ったら、また電話がかかってきて日本語が打てないという。そんなことがあるんですね。これもネットで調べて、ctfmonなるプログラムを探してスタートアップに入れて常駐させることで(たぶん)解決。やれやれ。

そしたら翌日になってまた電話。こんどはChromeが立ち上がらない。理由は不明ですが、いったんアンインストールして、再度インストールを提案。これもなんとかなったようです。

その後もしつこく「アップグレードします」と宣言が出てくるらしい。GWXというソフト(Get Windows X)のプロセスを停止してもらって、それからアップデート関連の元凶らしいKB3035583とかいうのを削除してもらおうと思ったけど、これは発見できず。仕方ない、ま、Windows関連のアップデートをすべて停止しておけばいいだろう。

ということで、これで終わりのはずなんですが、それでもまだ「アップグレードしますか」と出るそうです。ただし前ほどしつこくはない(?)ので、そのたびに「ダメ」と返事をすればすむ。(以前は「あと59分でアップデートします!」とかべらぼうに強引だった)

要するにメッセージを出すプログラムがどこかに潜んでいるはずなんですが、発見できないのなら仕方ない。またレジストリをいじればOSのアップグレードは拒否できるようですが、素人衆にレジストリを触らせるのは恐いし、ま、言わないでおきます。

本人も言ってましたが「タダほど恐いものはない」。アップデートとかアップグレードは、状況を理解して覚悟を決めてからにしましょうね。ほんと。

★★★ 中央公論新社
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通常はやらないのですが、たまたま「一路」の上巻だけを発見したので借出し。

ま、想像通りの 浅田コメディですね。ところどころに泣かせも入っていますが、過剰というほどでもない。なかなか良かったです。浅田次郎はたいてい読めることが多い。

江戸で修行していた青年が、父の死亡で国元へ帰る。父は道中奉行じゃなくて、えーと「御供頭」でした。それが急死したもので、なんにも知らない主人公が参勤交代の責任者になる

きちんとした大名家ならこんなバカな話はないです。しかし主人公の主君は家格が高くて交代寄合七千石程度の旗本。地方在住。そのため大名なみに参勤交代をしなければならない。どっちにしても家来の数も多くはないし、参勤交代の詳細を知ってる担当者なんて他にいるわけがない。

で、古い資料を発見して「参勤交代は行軍である」 と読み、その資料通りに行軍してみようと決める。戦国の世がおさまって間もないころの古い古い道中メモです。家康から拝領の巨大な朱槍を先頭に、時代錯誤の甲冑武者が随伴する。そんな面倒なこと、ずーっとやっていなかったんだけど。

例によってのバカ殿様があんがい面白いですね。殿様なんて暗愚なほうがいいわけで、周囲からもバカ扱いされてるんですが、実はこの殿様、本当はバカではないのかもしれない。ただし子供の頃からのしつけが効いていて、けっして出しゃばらない。主体的なことも言わない。うかつに言うと恐い爺から「若様!」と怒られ続けてたんでしょう。殿様をやるのも大変です。

楽しく読みましたが、たぶん下巻は探さないと思います。


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