2018年6月アーカイブ

立川のシネマシティで是枝監督の「万引き家族」。是枝の作風はけっこう好きだし、立川なら帰りに駅ビル(グランデュオ)7階で陳建一の麻婆豆腐を持ち帰りできるので、一挙両得。ん?少し違うか。

で、映画ですが、もちろん良作です。良い映画だけど、これで最高賞のパルムドールを獲れたというのが少し不思議。地味な作品だと思うんだけどなあ。例によって清潔感のある少年が登場していて、学齢前のいかにもという女の子がいて、周囲を達者な役者たちが自然に芝居する。今回は母親役の安藤サクラですか、初めてじっくり見ました。リリー・フランキーは悪くはないけど、ま、とくに彼でなくてもいいわな・・という感じ。

トシで耳が遠くなったせいかもしれないけど、セリフを明瞭に聞き取れない部分が多くて「?」が多発。1回じゃなくて何回でも見るべき映画なのかもしれないです。

持ち帰った麻婆豆腐、1人前で夫婦2人の2食がまかなえます。割安だなあ・・と思ったけど、計算してみると1人1食200円か。ものすごく安い!というほどでもない。ま、美味しいからいいけど。

sekaitizu.jpg前から欲しかった「新詳高等地図」を注文。届きました。中学高校でおなじみ、帝国書院の地図帳です。それを教科書ではなく「ムック」という体裁で一般にも売っている。

地図、大昔に買った平凡社の世界地図帳(大枚はたいた記憶あり)がどうも気に食わなくて、ずっーと違うのが欲しかった。合う合わないってあるんです。たとえばシリアのあたりを調べたくてページをめくると(実際にそうだというんじゃなく、タトエバの話)、なぜかページの境目になるとか。関心のない部分はやけに詳細なのに、欲しい国は概略しかないとか。

要するに、自分の欲する情報が得にくい。関心の方向が違うんでしょうね。川とか掲載都市とかもどうも、違う感じかする。その点、慣れのせいかもしれないですが、帝国書院はいちばん見やすい気がする。それでいまだに子供が中高で使っていた古いのを引っ張りだして活用している。

で、その帝国書院の地図帳、Amazonにあることが判明。しかも去年から判型が変わって横幅が少し大判になったらしい。うん。買うなら、チャンスかな。 1728円。

ま、そういうことです。

届いてから嬉しくてザッと眺めましたが、ずいぶん中身が変わってしまったなあ。その方面に興味のある人なら垂涎の資料も満載です。地質とか、地形とか、産業とか。タモリも一冊もっているかもしれません。

さくら舎 ★★
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テーマは面白そうなんだけどなあ。惜しい本です。著者は英国のジャーナリスト兼ブロードキャスターらしく、日本でいったら誰に相当するんだろ。いま売れっ子の池上さんみたいな立ち位置だろうか。ま、広範な知識を持つすごい人なんでしょうけど、それぞれの分野の専門家ではない。広いけど、そんなに深くはない

地政学から代表的な国家の成り立ちや方向性を見る。たまたま指導者がどうのという問題ではなく、国家には宿命みたいな部分があるんですね。だからたとえば中国の場合、西の入り口である新疆ウイグル、南西の玄関チベット。ウイグルを失うと広大な中央アジアと素通しになるし、チベットという緩衝材がないと直接インドとぶつかる。

したがって、中国のどんな政権であろうと、こうした「危ない部分」を手当てしたいと思うのは当然の成り行き。この二方向をふさいでおくと、ようや安心できる。北にロシアはあるけどモンゴルの沙漠をへだてているし、北東は山。東と南は海。ベトナムとの国境だけは空いてるけど、ま、そんなに怖くはないだろう。たいてい大丈夫です

同じように、たとえば寒いロシアの場合だったら不凍港確保の問題がある。ソ連崩壊のゴタゴタでついウクライナを失ってしまったけど、これじゃ困る。それで必死でクリミアを確保した。プーチンの考えというより、ロシアという国家の希求なんでしょうね。他の誰かが大統領であっても、たぶんいつかクリミアを回復した。

という具合に、なかなか面白いんですが、ちょっと内容が浅い。「へぇー!」という驚嘆が少ない。目からウロコ部分もあるにはあるけど、どうでもいい(どこにでも書かれているような)常識的な記述が多いなあ・・・。

そうそう。翻訳はあまりよくないです。「東から西へ流れる黄河と長江」という一文に出会ったときは腰が抜けた()。校正が足りないのかな。ついでにですが、地図もひどい。原本のマップをてきとうに日本語化したのか、見にくくって仕方ない。資料としての価値がない。ぜんたいに「丁寧さ」が足りない印象でした。また奥付に「翻訳協力 トランネット」とあったけど、そういう専門の会社があるんでしょうね、きっと。ついでですが版元の「さくら舎」というのは新しい出版社のようです。コミックとか新感覚のハウツウ本が得意みたい。

「ロシアはインド洋への出口が欲しくてアフガンへ侵攻・・」なんて一節もあった。もちろんアフガニスタンは海に面していません。著者がいけないのかも。

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よくもこんなに見にくい地図をつくる・・・



河出書房新社(森谷公俊訳) ★★★
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もちろん読了なんてできません。それでも3分の1くらいは読んだかな。えらい

部分的にかじっただけなんですが、やはりプルタルコスなんて読むもんじゃないです。書かれていることは著者の好き勝手。完全に主観的な逸話集。しかも短い。ま、それでも後世に残ったからすごいのかな。残ったことに意義がある。

時間と余裕のあるときに、じっくり読んだらあんがい楽しいかもしれない・・・という本でした。豊富な(というよりこっちが本文)注釈が面白いです。ただ時間と余裕、いつになっても、何歳になっても、あいかわらず、ない。

話は違うけど、デュマのモンテクリスト伯、ローマのカタコンベで山賊の首領が英雄伝を読んでいる・・という部分があった。たぶんローソクの灯の下で読んでいる。もともとが羊飼いですから、けっこう苦労して文字を読んでるんでしょうね。ま、この当時だったらプルタルコスは教養の固まりみたいな本です。ルイジ・ヴァンパだったかな。


いままで問題なく通っていたサーバ。急にFFFTPが通らなくなる。「AUTH TLS succesful」のあと「ログインできません」のメッセージ。

ffftp2018.jpgなぜだ?といろいろ調べた結果、サーバのセキュリティが強化されたのかもしれないと推測。これをすりぬける方策はいろいろあるようだけど、いちばん簡単そうなのが暗号化タブのチェック。やってみるか。

ホスト設定で暗号化のタブを見ると現状は3つある選択肢のうち「FTPS(Explict)で接続」だけにチェックが入っている。これを変更して「暗号化なしで接続を許可」だけのチェックにすると通るらしい。

でも暗号化なしというのは、ちょっと不安要素ですよね。ついでに某レンタルサーバサイトのマニュアルも参照してみると「上の二つだけチェック」ともある。なるほど。サーバ屋が推奨しているんだから、まったく危険ということもないんでしょう。まずこちから試してみるか。

2カ所にチェックを入れてみました。はい、するりと成功です。問題なく今まで通りにFTPが使えます。サーバ会社が通告もしないで設定を厳しくしたんだろうな、きっと。こういうことがあるんで、苦労します。

あらためて検索してみたら、ながらく開発終了だったFFFTPが、急に復活して今はバージョン2とか3になっているんですね。後継者があらわれたらしい。で、最新版はバージョン3.3。まだ出たばっかりのようなんで、評判を調べてみるか。

そうか。「サーバ会社が設定を厳しくした」というより、相性の問題なのかな。暗号化云々の問題は前から知られていたらしい。で、後継のFFFTP2.0ではたぶんこれを解決済。さらに別の後継者がこの2.0の内容を引き継いだ3シリーズを出している。その最新が3.3。ややこしい。

集英社 ★★★
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売れてる作家らしいことは知っていますが、読むのは初めて。「とうの」か「ひがしの」かがずーっと疑問でしたが、ようやく解決。ひがしのけいご。ズシッと厚みのある文庫です。

えーと、大阪の下町(かな)で、いきなり殺人事件がおきて、迷宮入り。被害者には暗い目をした男の子がいて、加害者と疑われた女には、綺麗だけど冷たい表情の女の子がいる。で、まもなく少女の母親は死ぬ。

この子供たちは何者???という仕立てですね。それぞれ高校生になり、少女は大学生になり、少年は家を出る。どっちも怪しい雰囲気です。女の子の周辺ではなぜか人が襲われたり死んだりする。闇の世界で生きることを選んだらしい青年は、危険な金儲けに走る。

この小説のいいところは、この二人の少年少女が連絡をとりあわないところです。いかにも共謀している雰囲気なんだけど、でも一緒にいるところを見られることはない。話をすることもない。したかもしれないけど、誰も知らない。

でも、たぶん、二人は子供のころから知り合っている。ひょっとしたら好き合っていたかもしれない。「かもしれない」だらけの小説です。それが、余韻。


携帯の料金が高くなっているようだと妻から指摘あり。預金からの引き出しが月1000円になってるそうな。え?

たしか以前の確認ではナンヤカンヤで(詳細は言えない。説明できない)月額500円くらいだったはず。いったいどうしたのか。はて。

p-01h.jpgといっても請求詳細を見るにはネットにアクセスするしかない。えーと、URLはどうだったっけ。IDとかパスワードはどこだ。どこかにメモがあったはずなんだけど・・・。探すのにけっこう手間取りました。でも必ずメモが残っているはず(この点では官僚と同じです)という確信があるので懸命に探して、ようやく発見。うん、あった。

で、請求額の詳細に行き着きました。たしかに1000円近くになっている。3月までは500円だったけど、4月、5月から急に額が上がって1000円弱になっている。なぜだ。

結論。変更があったのは「月々サポート」という項目でした。どうもこれが24カ月間は有効で、それで3月までは500円程度が差引かれていた。そんなサービスを受けてるつもりなかったんでけど、でもそうなっていた。

今の機種、P-01Hはたしか3万1000円だったかな、一括で払いました。「初期費用はゼロ円。その分は24カ月で分割払い・・」式の買い方は嫌いで、払うべきものは払ってしまおうという心づもりだったのですが、そうか、逆に24カ月は割引という形になっていたのか。

月々1000円。ま、文句をいうような額ではないですね。
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24カ月は500円近く引かれていたらしい

すぐに海に出るのもナンなので、手始めにレトロダンジョンへ。

nebdar2018.jpg難敵のNebdar戦、大丈夫かと少し心配でしたが、なんとかなりました。防御スペルを目一杯かけて、戦闘開始したら全員が呪文の準備をしておく。扉の陰にかくれて、出てきたのと一対一で戦う。

ちょっと時間はかかったものの問題なく成功です。ただしこのenhance MODではNebdarのアミュレットをBishopが使用できなかった。宝の持ち腐れです。仕方なく叩き売りしました。

味をしめて次は山の上の神殿。これも入り口で「やーい!」と徴発しておいて、すぐ隠れる。連中がドタドタ駆けつける間にしっかり準備をととのえておく。Eye for Eyeがよく効きますね。で、でかいのがすぐそこまで来たら、ひらりと出ていって出迎え、ガチで戦う。これを倒せばあとは簡単なんで、また体を隠しておいて個別対応です。

レベル17から18。そろそろ海への出撃のタイミングかなあ。

河出書房新社(森谷公俊訳) ★★★
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実は吉川浩満の「理不尽な進化」を読み始めたんですが、なんか違和感というか既視感がある。でも再読にしては内容が新鮮だしまさか・・・と思っていたら、なんと去年に読んだ本だった。ひどいなあ。なんにも覚えていなかった。

それで改めてこのプルタルコスにとりかかりました。大部です。500ページ以上ある。ずっしり重いです。まだ読んでいる最中。

いわゆる「プルターク英雄伝」、つまりは「対比列伝」。ぜんぶで何人の英雄をあつかったか知りませんが、それぞれそんなに長いものではなかったような気がします。しかしアレクサンドロス大王だけで530ページですか。どういう本なのかと疑問に思ったわけですが、要するに注釈が多いんですね。プルタルコスの書いた本文が1ページあると、次に注釈が4ページくらい続く。

注釈といっても本文と同レベルのフォントサイズです。つまりは「本文」は「注釈」の導入目次のような役目を果たしており、要するにじっくり「注釈」を読んでいただくのが目的という本です。

ただしこの注釈、意外に面白いです。人名、地名、当時の政治情勢、人間関係、いろいろ。非常に詳しい。あんまり知られていない当時のマケドニアとかアジア、アレクサンドロスという人の行動、人間関係。けっこう新鮮です。

蛇足ですが、アレクサンドロスを扱った小説や伝記で、これまで面白いものを読んだことがない。データが錯綜しすぎているのか、嘘八百が多すぎるのか(プルタルコスだって嘘だらけです)、時代が古すぎるのか。あるいは逆手にとってやたら愛と情熱のストーリーになってしまうとか。

ただ、面白くもないフィクションを読むくらいなら、こうした「たぶん真実」「おそらく事実」「蓋然性としてはありそう」をたどるほうがまだしもマシですね。少なくともそこには想像の余地がある。


今回は初挑戦で、Rangerには斧を持たせてみました。破壊力はありそうだけど鈍重。それが斧のイメージで、ま、覚悟はしていたんですが、いざ始めてみると選択肢がない!

いい斧がないです。というより、そもそも斧の種類がえらく少ない。手抜きをしたな。

・ Lord は山の荒野で獲得の Diamond Eyes
・ Samurai は修道院の Demonsbane(他の剣もすぐ手にはいる)
・ Valkyrie は購入の Dread Spear
・ Ninjaは親分と戦って得た Cane of Corpus
・ Bishopは 形だけの Winterwand(でもStaff of Doom保持)

こういう状況なのにRangerはあいかわらず安物の戦闘手斧しかない。あまりに貧弱です。Wiz8で斧の究極はたぶん Blades of Aesirなんでしょうが、けっこう遅くならないと入手できないようだし、はて、困ったなあ。

で、調べてみるとBeastslayer Axe。これが片手斧だしそこそこ使える印象です。ただし鍛冶屋の合成ものでPicus Eggと Modai ClawとCleaverが必要。なるほど。うち二つはもう入手しているんで、残るはPicusのタマゴだけか。Picusってのはダチョウみたいなやつで、たしかTrytonとか、Trytonへいく道をウロウロしていたような。

いやー、これが意外に大変だった。Portalをセットしておいて、機会があると様子を見にいく。Picusの黄色いマークがレーダーに映らないかどうか。道路でもせっせと探す。でもいない。たまーに遠くに姿を見かけたことはあったけど、追っかけていたら気のきかないDrone連中に行く手を邪魔されてそのうち消えてしまったり。

最終的にはWilderness Clearingでしたね。ここの北東のコーナーを彷徨していた。ただキャンプを張っていないWilderness Clearingに行ったのは今回が始めてで、これで大丈夫なんだろうか。ちょっと危惧が残ります。とまれ無事にBeastslayer Axeを入手して、連中の武器もある程度レベルが揃いました。現在レベルは17です。

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Beastslayer。数値はMODの補正が少し入っている

すぐ海の道へ行くか。それとももう少しちんたらトレーニングして暮らすか。ゆっくり考えますか。


日刊工業新聞社 ★★
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地味な版元名からも想像できますが、いかにも本人が自分で書いたような内容です。あちこちに書いたものを集めたのかな。したがって(達者なゴーストライターが上手に構成したものじゃないので)読みやすい話ばかりではない。被害妄想的な印象の悪口もたくさんあるし、手放しでファザーコンプレックスも発露。心から父親を好きだったんだろうな。

ただ、悪い本ではなかったです。ある政治家の娘が書いた「父」と「自分」ですか。父を愛し、父を尊敬し、その父に愛され、ついでに亭主とも仲良く。家族はハリネズミのように丸まって外界と戦う。

この田中真紀子という人、あんまり身近にいると閉口かもしれませんが、離れて見るぶんにはわりあい好きです。いかにも豪腕、口八丁手八丁の印象ですが、あくまで本人の気分は「田中さんちのお嬢さん」のままなんでしょうね。あんがい、しおらしい。


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