七回忌

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晴れ

この週末は長兄の七回忌で、久しぶりに田舎の菩提寺に参る予定。

田舎の家はかなり以前に引き払ってしまって、もう残っていない。確か母がなくなった後、母方の叔父がその土地を買い取って新居を建てたはずだ。はずだ、というのは、その後、訪れたことがないから。さしたることではないのだが、それでも心理的に抵抗があるらしい。生まれ育った陋屋が壊され、そのに跡地に見慣れぬ新居が建っている様子を見たくないという気持ちがある。それとは別に、あの梅はどうしたかなとか、柿の木は抜いただろうなとか、考えてみることはある。

今度の法事でも、たぶん旧生家の前は通らないだろうな。六男一女、みんなそれぞれに散って、そのうちの一人はもう不帰の人となっている。残った六人の兄弟姉妹が、久しぶりに顔を寄せるということ。