「第三双生児」 ケン・フォレット

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新潮文庫 ★★

 

daisan.jpgもし同じ顔、同じ体型、同じ遺伝子の男たちが2人、3人、いやオソマツ兄弟のようにもっと多人数いたらどうなるだろうか、という小説です。同じように優等生になるだろうか、同じように犯罪者になるだろうか。DNAが重要なのか、それとも環境が鍵なのか。

こういう仕掛けを実現させるために、ま、クローン兵士計画の陰謀がどうとか一応の説明はつけています。でも、それは単なる舞台設定に過ぎないでしょう。もっともらしい設定の上で、ラブストーリーがあったり、陰謀暴きがあったり、取り違えがあったり。そうした面白さを追求した本というべきでしょうね。

ケン・フォレットですから、当然そつなく書きすすめています。それなりに面白い。どんどんページが進みます。でも読み終えてみると、なんかアホくさい・・。小道具としてPCやインターネットも活躍してはいますが、これもなんか嘘っぽい。あんまりPC使ったことのない人が書いてることが、たぶんバレバレです。(フォレットってのは、えーと・・・1949年生まれか。トシってほどでもない。するとPC関係の文章がぎこちないのは訳者の関係かな。訳者は・・・1947年生まれ。うーん、はて、どっちの責任なのか)