「神の左手」ポール・ホフマン

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★ 講談社

kaminohidari.jpg霧深い荒れ地にそびえる巨大な修道院。窓もない迷路のような建物の中にはおびただしい数の少年たちが日々、過酷な戦いのトレーニングに励んでいる。戦う相手はもちろん異端軍です。

てなところからストーリーが始まり、なんかの拍子に3人の少年と一人の少女(ちょっと太め)が脱走します。なんで男ばっかりの修道院に女の子がいたのかはまだ秘密。少年たちの一人はすごい殺しの才能を持っていて、なんやかんやで近くの城壁都市(ここは悪徳の栄え)に逃げ込みます。

ま、ファンタジーとしては60点か70点程度。そう出来のいいお話でもないです。類型的すぎるし、かなりご都合主義な展開だし。途中でやめるほどでもないですが、ページを繰るのが惜しいという傑作でもない。一応、読み終えました。続編もあるらしいです。