とんかつ卒業

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ヤボ用で市ヶ谷へ。

だいたい月に一回くらいの用なので、ついでの『都会で外食』がけっこう楽しみです。もう何年も、駅近くのとんかつ屋に決めていたのですが、これが最近間遠になってきた。いや、精肉店がやってる店でカツそのものは変わらず美味しいです。ただ、量がだんだん多く感じるようになってきた

脂の少ないヒレであっても、グッと腹にこたえます。夕食時になってもまだ胃が重い。晩酌がおいしくない。そんならご飯の量を減らしてもらうとか肉のグラム数を減らすとか方法はあるはずですが、じつは脳のほうが納得していない。これくらいペロッと食べられるはず・・・とたぶん思い込んでいる。錯覚ですね。で、実際、おいしく食べるんですが、その後がつらい。

で、「ヒレカツ」→「魚フライとカツの組み合わせ」→「軽めのカツ丼」・・・と注文を変えてきたけど、もうダメですね。仕方ない。ここ半年ほどは他の店に浮気です。

ひとつの選択肢は所要で神楽坂へまわることがあるので、坂の途中で蕎麦を食べる。最近の流行でしょうか洒落た店で「蕎麦とカツ小皿」とか「蕎麦とミニ丼」なんかが人気らしい。悪くないんですが、二回ほど食べたら低温調理のカツの白っぽい揚げ方がいやになった。ここ数カ月の暑熱のせいもあるけど、要するに「脂」「肉」が合わなくなったんでしょうね()。せいろ蕎麦だけ食べたこともありますが、ちょっと割高な印象象が残る。コスパが悪い。

で、肉がダメなら今度はサカナだ。やはり市ヶ谷の駅近くに鮮魚専門の店があって、ためしに刺身定食を食べてみました。うん、刺身の量もたっぷりで新鮮。美味しいんだけど・・・なんか足りない感じがある。「これは美味しい!」という感激が、予想ほどでもないんですね。

で、その店の二回目。焼き魚か、煮魚か、うーん。少し奢って「白身フライ」「刺身」「アラの煮つけ」の組み合わせにしてみました。なんせチャンスが少ないので、つい欲張ってしまう。

フライは熱々で、うん、うまい。刺身も数種で上等。煮つけも量は少ないけどしっかりした味付け。ご飯は少なめの盛りでピカピカ光っている。味噌汁も大きめの碗でたっぷり。

文句なし。でも、量が多いなあ。・・・必死に食べ終わって、フーッとため息ついて、悟りました。もう「しっかり食べる」は卒業しないといけないんだ。いつまでも通常の一人前を食べようなんて考えるのはおこがましい。控えめに、美味しいものを少しだけ。

むずかしいけど、実行しないとダメですね。この夏、実は3キロほど体重が落ちています。たぶん、暑さで少し食欲がなくなった。運動していないので胴回りは同じ外見ですが、たぶん手足の筋肉が落ちたんだろうなあ。老人体型。

認めないといけないですね。もう70代も後半なんだから。

 

たまに貰い物で、高級牛肉なんか食べるとテキメンに下痢する。おいしいけど、あのサシがだめなんだろうなあ。