2020年8月アーカイブ

文藝春秋★★★
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この人の本なら間違いなく楽しめます。保証つき。

えーと、今回はハリウッドふうの仕立てです。心に小さな陰りをもつ売れないフリーライターが、本土から船便で1日はかかる南の島へ旅立つ。森の中で遭遇したのは想像を絶する巨大生物・・・。ね、ハリウッド活劇でしょ。

悪くないです。巨大生物もそれなりに理屈が通っている。こうした危機の可能性、現実にもゼロとはいいきれないでしょう。ただし小説のヒロインは若い娘ではなく、真っ黒に日焼けした(たぶん小柄な)中年女性。研究センターの準教授らしい。教授ではなく「準」であるのが心配り。

ちなみに、楽しめる小説ではありますが、虫の嫌いな人は読まないほうがいいかもしれない。かなり・・・・・・です。


新潮社 ★★★
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疲れない本を読みたくなって、これ。だいぶ前に本屋大賞だったか、かなり人気になっていましたね。ちなみに著者は「のぼうの城」の人です。それでだいたい見当はつく。

ついつい、てっきり美少女が主人公かと思っていた。この点では完全に騙され。描かれたのはやたら長身で手足が長くて筋肉質、目がするどくやたら大きく、鼻はやけに高くて色黒。ひょろながい派手な猛禽類のような武闘派娘です。娘というか、なんというか。細身で単純思考の巴板額※1

で、そういう娘が瀬戸内海を大騒ぎする。好敵手と戦う。本願寺に兵糧を入れる。

筆致は完全にマンガです。いまどきのバトルコミック。※2  なんとなく古川日出男の「アラビアの夜の種族」を思い出しました。これもヘンテコな小説で、後味が残る。

※1 巴板額 はともえはんがくと読みます。ともえ御前と板額御前。どっちも男顔負けの豪勇・女傑。若い方はご存じないかもと心配して余計な注釈でした。

※2 小説の後半で泉州侍、泉州海賊がやたら出てきて、ユニークです。泉州というと堺とか岸和田とか。だんじり。男っぽくて、明るくて、あほらしい。


飽きずに少しずつ続けているWizardry8。さきごろから新規に始めたパーティですが、海の道の「Davy Jones Locker」で、狙いどおり Gown(L) of Divinemail、Ring of Regeneration、Great Bow の3つを同時にゲットできました。確率からすると、えーと、単純に掛け算すると0.14パーセントか。でもアイテムは5コくらい落ちるからでるから5倍すれば0.7パーセントくらいに上がるんでしょうか。たぶん50回~60回程度のトライの結果です。

davyjones.jpgどっちにしても珍しいケースなので記録のためにメモ。ちなみに表のパーセント表示は、そのアイテムがあらわれる確率です。

Wizardry8に興味のない方には失礼しました。

イースト・プレス ★★★
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わけのわからない戦いなんですよね。時代は応仁の乱とほぼ同じ。応仁の乱もゴタゴタして経緯不明ですが、薔薇戦争も尻めつれつ。いや、支離滅裂。

ごく簡単にいえば王位継承をめぐってヨーク派とランカスター派、さらにはそれぞれの兄弟親戚同士が約30年にわたって、イングランド全土で戦った。ヨークもランカスターも、どっちもまあ王家の血筋です。すぐ決着がつきそうだったんですが、意外や意外で長引く。各地の有力貴族たちが次から次へと蜂起したり、裏切ったり、仲間についたり。結婚したり離婚したり。

面白かったのは、それまでの貴族や王家の戦い、大勢が決着すると「ごめん」と片方があやまる。片方が「もうやるなよ」といって、ちょっと罰金とったり領地を削ったりして終了。ま、そういうふうだった。伊達政宗とか織田信長が出てくる前の日本の戦国ですね。

とこがこの薔薇戦争、談合が通じなくなった。まけると本当に殺される。敗退後は即席裁判なんかで領地没収。なあなあじゃなくなったわけです。徹底戦。だから恨みが残る。それで消耗戦の末、薔薇戦争の後は各地の有力貴族が没落し、力が失われた。かくして絶対王政の誕生です。そのいちばん美味しい果実を得たのがヘンリー・テューダー。即位してヘンリー7世です。

このへんを舞台にしてジョセフィン・テイに「時の娘」という本があります。あれ、書評は書いてないか。この「貴族を拷問できないのは何故だろう」で少し触れていますが、非常に面白い推理小説だった。テーマはリチャード3世の無実証明。しかし数年前にリチャード3世の遺体が教会の駐車場かなんかで発掘されて、背骨の湾曲はデマじゃなくて事実とわかった。邪悪なリチャード3世説の一部が証明され、いっそう真実は藪の中です。

ちなみにリチャード3世の死骸はメチャクチャ粗末、侮辱的に扱われていたらしい。元イングランド王ではなく、犬豚も同然、憎まれた無頼漢の扱いですね。そういう時代になっていた。

蛇足ですが、リチャード3世というのは悪辣で醜い体型で邪悪の権化。シェークスピアが戯曲でそう決めてしまった。以後は世界の定番、常識。
もっと蛇足ですが、シェークスピアはエリザベス女王の御世の人です。ヘンリー7世の子が、王妃を殺しまくったヘンリー8世、その娘がエリザベス。リチャード3世は、いわば王室の敵だった男ですね。徳川時代の浄瑠璃作家が、光秀や秀吉を良く書くわけがない。

ネットワークで繋いでいるプリンタが急に印刷できなくなった。理由は不明。ま、よくある話です。

調べてみると、どうも接続が切れている模様です。ふんふん。もう一度つなぐか。

えーと、従来は192.168.XX.106というアドレスでした。でも、再度教えても認識しない。仕方ないのでプリンタデバイスをいったん削除して、最初からドライバーをインストール。NECのAtermでは「らくらくセット」とかいうのが便利機能の名前です。こっちのボタンを押してこっちのボタンを押して、それぞれ呼びかけあう。はい、無事終了。

しかし繋がったことは繋がったんですが、WSDとかいう見知らぬポートが使われている。なんか新しい機能のようです。それでもいいんですが、プリンタのプロパティを見ると、従来通り。

printerport-wsd.jpg



192.168.XX.106
192.168.XX.104:80/wsd/mex

プリンタポートがふたつ。矛盾です。共存してるんでしょうか。動くんならかまわない理屈ですが、では他のノートPCなんかからはどうか。えーい、それぞれ確認する必要があるのか。ただでさえ猛暑なのに、ややこしい。頭が動かない。おまけにこの「WSDポート」、削除しても削除しても、不死鳥のように蘇ってくる。布施明。うーん・・・・。

とりあえず、降参。頭が冷えてからまた考えます。もうトシです。かんにんえ。


追記

翌日の午前、まだ頭が多少はしっかりいている時間帯に再挑戦。前日ほどの猛暑でもなかったしね。

で、やはりノートPCからも接続が切れていた。何回か試行の末、ようやく接続に成功(結局こっちもWSD接続)。このWSDというやつ、要するにマイクロソフトが勝手に「ほら便利でしょ」と始めたものの模様。おそらく前回あたりのWindows10の更新で書き換えられたんだと思います。
Web Services for Devices

ほんと、迷惑な。だからWin10にしたくなかった。



偶然、ラジオを聞いてきたら「キリマンジャロ」の正しい区切り方は「キリマ ンジャロ」だと言っていました。プエルト リコ、ドン キホーテなんかと同じですね。日本人の多くは勘違いしている。

で、「ンジャロ」の「ン」は、ここで書いたンゴロンゴロの「ン」と同じなんでしょうね。いままで気がつきませんでした。

そうそう、思い出した。清少納言もあった。もちろん 清 少納言
3日の「羽鳥慎一モーニングショー」。わりあい政権に対してきつい番組ですが、今朝はとくに激しく火花が散った。新型コロナ対策分科会の釜萢センセイと、嫌われ者(らしいです、少なくともネットでは)の玉川氏(および良純)の対決。それにしても釜萢センセイ、なにを考えて出席したんだろ。だいたい予想はついてたはずなのに。 甘く構えていたのかな。

疫病対策と経済。両方をしっかり配慮する分科会のセンセイ方の考え方がよく理解できました。医師であり、かつ政治家でもなければならない。なるほどなるほど、です。

別件。
大相撲は照ノ富士。復帰したと知って、実は去年後半ごろからずーっと追っていました。少し、感動ものです。

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