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小学館 ★★★


maison.jpg5巻までしか買ってなかったはずのシリーズが何故か11巻まで増えていることを、先日発見。どこかにしまいこんであったのかなーと不思議だったが、どうも子供が買い足したらしい。

ま、いずれにしても嬉しいことで、それからは寝る前に一冊ずつ読み進み、ついに終了。たしか15~16巻までは出ているらしいが、機会があったたらまた手に入るでしょう。

6~11巻でけっこう謎が解けました。

まず2号室。二階堂なる意地っ張り少年が入室しました。それから積極女子高生・八神が登場しました。元華族の九条令嬢も参加。このキャラクターって「うる星やつら」の純粋培養お嬢様と同鋳型ですよね。水乃小路飛鳥だったっけか。

女子高の雰囲気を描かせたら高橋留美子は最高ですね。上手というより(上手なのは当然!)女子校のポイントを知っているというべきかな。 美化しない。五代の教育実習指導にあたった仏様みたいな教師には笑ってしまった。確か高橋さん本人も、高校大学と女だけの環境で過ごしてきた人ですよね。

追記
11巻でお終いかと思ったら、残りも棚の後ろに隠れていた。そりゃそうだよな。危なかった。

で、12巻以降を現在読みふけり中。九条令嬢いい味出してますねー。水乃小路とはちょっと違うイメージでした。三鷹も犬アレルギーを克服。いい男です。巻が進むにつれて好きになってくる。


ソニーマガジンズ ★★


passage.jpg 土曜日に上巻も入手しました。一気に通読。

「ドゥームズデイ・ブック」に酷似していますね。巨大迷路の中のドタバタ右往左往。思い切ってイヤミな権威スノッブの登場。無責任で能天気な母親。まったくタイプが違って相いれない姉妹。賢い(しかし決して幸福ではない)子供。解けそうでなかなか解けない謎。じれったさ。そして容赦なく訪れる死。

しかし、あんまり好作品という印象は残りませんでした。どっちかというと失敗作の部類に入るんじゃないでしょうか。臨死体験=タイタニックという比喩がどうももピンとこないし、終盤のどんでん返し(!)も思い切って衝撃的ではありますが、でも、だからどうしたの? という雰囲気もある。

ま、読んで損するような本ではありませんが。

追記
これじゃどんな内容の本なのかわかりませんね。

要するに臨死体験を研究している女性が相棒の学者の助けを得て、新薬を使って疑似臨死体験。みんなが言う「暗いトンネルと光」とかなんとかの意味と真実を探る・・てな話です。ここにコニー・ウィリス特有のドタバタや笑いが加わります。笑えるけど、あんまりシンミリはしませんでした。


朝日新聞社 ★★


senkaino.jpg朝日に連載されていたころから読んでいました。だいたいこの人のものは好きですしね。

その連載と他に書いたものを一緒にした本のようです。内容はけっこうダブっていますが、それもまた良し。ボロボロになりかかったご老人が、勝手なことを言いまくっている。

昭和30年代ですか、蓼科の別荘を1万坪買おうとしたという話が今回は面白かった。なんでも400坪が1単位の貸し区画で、当時は坪あたりの借り賃が16円。だから1万坪でも16万円という計算になる。それなら借りられない価格じゃない。ただし町の担当者は「冗談言わないでください」と断ったとのたとです。1万坪の敷地の真ん中に小屋を作って、そこで麻雀でもやろうと思っていたのに・・と風老人、残念そうでした。

もっともその翌年、結局400坪を借りたようです。で、坪単価10万円で別荘を作った。住んでいるうちに飽きてきたので造り直そうと思ったのに、これを作った村の大工さんにとっては初めての一軒家だったんで妙に頑丈に出来てしまった。「ていねいに作ったからあと100年は持ちます」と聞いて本人ガッカリしている。勝手な人です。


passage.jpg ドゥームズデイ・ブックのコニー・ウィリスです。図書館で発見して躊躇なくパクッと借りてきました。

で、ニコニコしながらとりかかったのですが、どうも読みにくい。すんなりストーリーに入れない。へんだなーと思いながら数十ページ進んでから気がつきました。この本、下巻だった! やけに上品な薄い印刷で「下」と記してあった・・。

アホだなー。

なるべく早く、上巻を探さないといけないです。たぶん上下巻揃いだと思うけど、そうするとけっこうな大部ですね。ま、楽しみではあります。それにしてもバカだった。

無事読みおえたら、またご報告します。

講談社 ★★★


mtcrist.jpg新庄嘉章訳です。この本、確か小学4~5年の頃に黒岩涙香の「厳窟王」で読んで猛烈感動し、生涯の愛読書になったものです。「厳窟王」は忠実な翻訳というより翻案に近く、団友太郎とか段倉男爵とかが登場。モンテ・クリストは巌屋島伯爵だったかな。そのうち、中学の頃に新潮社の世界文学全集を家の破れ土蔵で発見して初めて正規版をよみました。ただ、黒岩涙香の重厚さ壮麗さには遠く及びませんでしたね。お露がメルセデスだなんて、なんと浮薄な名前・・とガッカリした記憶もあります。たぶん、この時の訳者は山内義雄さんです。

それからン十年。何回読んだかなー。少なくも10回。たぶん15~20回は読んでいます。で、今回また気まぐれをおこして通読しました。

今でも、それなりに面白いですねー。ただ年とともに、だんだん感激が希薄になってくるようです。メルセデスとかエデとか、以前は憧れの美女・美人だったのが、そうでもなくなってくる。印象が希薄で、デュマってのは女を描写するのが下手だなーなんて思うようになってしまう。最後の方でモンテ・クリストがエデのしなやかな腰を抱いて歩み去っていくシーンなんか、少年の頃は感動ものだったんですが。

で、大分以前から好感を持つようになったのが脇役のフランツという理知的なキャラクター。イタリア人のG*伯爵夫人というのも、読むたびに好きになってきました。不思議なものです。

追記
なんとなくネットを調べたらすごいサイトを発見しました。物語倶楽部。あの「厳窟王」のテキストがそのままHTMLになっている! まだ全編打ち終わってはいないようですが、でもすごい。コツコツと手打ちしてストックしたんでしょうね。これをもう一度読めるとは思いませんでした。ほんと、すごい人もいるものだなー。敬服。他にも興味ある古い本がうんとこさ載っています。

そうそう、このサイトで私の思い込み「巌屋島伯爵」は間違い。正しくは「厳窟島伯爵」であることが判明しました。そうだったのか・・。


光文社


masamune.jpggだいぶ前に買って、たしか途中で投げた記憶なのだが、ふと手にして冒頭を読んだらけっこうイケそうな気配がしたので再読。

再読してみたが、やはり駄作だった。テーマは「歴史のif」もので、家康の上杉成敗のときに伊達上杉連合が実現したらどうだっだろう・・というもの。ま、けっして荒唐無稽な設定でもなく、ありえたかも知れないストーリーだろう。

では何故いけないのかというと・・・ニベもないけど、下手なんでしょうね。人間がちっとも描けていない。やたら政宗が偉すぎるだけで、神様みたいで人間臭がない。部下もみんな単純で、魅力がない。女も出てくるけど、無意味。つまらん本でした。パラパラと斜め読みして、またまた放り投げ。

ま、光文社の本だからなー。仕方ないか。偏見かもしれないけど、版元で本の傾向や質はある程度見当がつきますね。


小学館 ★


karasuyo.jpg例のノルマンディ進攻の寸前、フランスの独軍電話交換施設を破壊しようってんで、いろいろ事情があったんですが、女だけの工作部隊がパラシュート降下した・・・。

というのは史実だそうです。暗号名Jackdaws。辞書をひいたらニシコクマルガラスとありました。関係ないけどRavenはワタリガラスです。ついでにカラスはCrowだけでなく、Rook(ミヤマガラス)、Chough(ベニハシガラス)、Carrion crow(ハシボソガラス)などなど。日本とは関心が違います。この逆が海草なんかで、ワカメもコンブもホンダワラもSeaweed。直訳すると「海雑草」ですか。面白いもんです。

それはさておき。

ケン・フォレットって、いいストーリーを作る人という印象なんですが、今回はダメでした。冒頭でいきなり美貌でセックスアピールがあってスキのない女レジスタンスが登場。ヤバイ!と感じたら案の定でした。この工作員が間に合わせのグループを急遽つくってフランスに飛んで、これもやり手の元警察官(ロンメル配下)とやりあう。美女、拷問、処刑、濡れ場、てんこもりです。余計なことだけど、表紙イラストも超ひどい。趣味が悪いだけでなく、稚拙。

そんなにサービスしなくてもいいのになあ。そういえば、「大聖堂」ってのもケン・フォレットだったっけ。あれはサービス皆無という雰囲気で、中身にはかなり重みもあって興味あったんだけど、なぜか最後まで読み通せなかった。相性の問題なのか、それとも単に私の根気がなくなっただけなのか。

教訓=装丁のひどい本は中身もよくないと覚悟すべし


みすず書房 ★★


claudius.jpg帝政ローマ皇帝クラウディウス。あんまり知ってるひとはいないでしょうね。えーと、例のカリグラの次の皇帝です。カリグラが殺されて、次に誰を皇帝にするかというとき、フッと浮かび上がった人。もう年で、おまけに歩行が不自由で顔が貧相で、どもりのアマチュア歴史家。民衆の人気もなかった。一説によると暗殺されないためにわざとアホのふりをしていたという話もある。

でも、皇帝になったらそれなりの皇帝で、ちゃんと遠征(ブリタニアだったかな)もして、それなりの成果を上げた。でも最後は悪い女房に毒キノコを食べさせられてあっけなく死去。

・・という人物を、どうも詩人らしいこの作者が執筆。資料はほとんどないようなので、ほとんどはフィクションです。でも、いかにも真実味のあるフィクション。みんなにアホあつかいされているし、本人もアホ面してるけど、けっして愚かではない男の叙述。

読みごたえもあり、久しぶりに面白い本を探したなーと喜んでいたのですが、あいにく変な洋書にとっかかっていたため、借り出し期限内では3分の1くらいしか読めなかった。残念。

また機会があったら借ります。いい本ですよ。


いま長期計画で取りかかっているSong of Ice & Fireシリーズの第3巻。いまのうちにアマゾンに注文しておこうかなと調べてみたら、ペーパーバックスでなななんと1200ページ以上あるらしい。

うーん。こんな厚いの、カバンに入らない。

調べていくうちにこの大部を上下2巻(Steel and Snow, Blood and Gold)に分けたものもあるらしいことが判明。UK版のような雰囲気なんだけど、同じペーパーバックスでも少し大きいようにも見える。かなり品薄のようで、注文しても在庫があるかどうか。

少し財政状況が改善される(予定)来月にでも真剣に考えてみよう。

角川書店 ★★


prince.jpgま、超有名ですから、誰でも知ってるますよね。ただ、たいていは子供むけの省略版だったんじゃないでしょうか。マーク・トウェインの本って、面白いことは面白いけど、けっこう子供には退屈な部分もあったりします。

で、この本は完全収録版だそうです。なるほど、確かに一味違う。たとえば逃げ出した乞食姿のエドワード王子が森で放浪の乞食軍団とすごす夜の叙述。ヤケになって連中が飲んだり唄ったりというキテレツで悲しいシーンですが、こりゃ子供には難しい。

子供の頃から不審だった「なぜ貧しい騎士は、誇大妄想の少年をきちんと王子としてあつかったのか」というあたりは、やっぱり不審がぬぐいきれないままでした。いちおう説明はしてあるんですが、説得力がない。

思い起こしてみると、私にとってトウェインは「アーサー王宮廷のヤンキー」が○。「オルレアンの少女」は×。この「王子と乞食」は△くらになるのでしょうか。おなじみのものでは「トム・ソーヤー」が○。「ハックルベリー」は△。中短編小説はたいてい○なんですが。


早川書房 ★★★

canto.jpg 南米の某国。貧しい国の副大統領邸で開かれたパーティ。主賓はニッポンの大企業社長。彼をこの地に誘い出すために、超人気の歌姫も参加する。この社長、実はオペラにぞっこん惚れ込んでいて・・・・。

ま、以前のペルーの日本大使館襲撃事件が下敷きですね。数十人の世界の要人(といっても本物の超VIPはいない)たちと、比較的穏健なテロ集団の間に芽生えるストックホルム症候群。要人たちは強制的な無為の休暇が得られたし、貧しいテロリストたちは豪華な施設とハイテク、食事、娯楽に酔いしれる。しかもタダで歌姫の詠唱が毎日聞ける。隠していた、あるいは知らなかった才能が芽をだし、愛までも目覚めてくる。

いい雰囲気の本です。虚構の楽園、みせかけのアットホームであることは人質もテロリストも承知のはずなのに、だんだんはまってくる。もちろん、最後は現実が襲いかかり、虚構はあっけなく崩れさります。

なんというか、全体に漂っているユーモアの感覚がストーリーの荒唐さを救っているような感じでした。楽しめる一冊です。


新潮文庫 ★★★


rat.jpg映画スターリングラード(見てないけど)の原作になった本らしい。スターリングラード攻防戦のさなか、ウラル育ちの元猟師である狙撃手ザイツェフ(兎)とナチ親衛隊大佐、ハインツ・トルヴァルトとの一騎打ち。

面白い本でした。わざわざお金を出して買った甲斐がある。当時の狙撃手にとっても350~400メートルくらいは「中距離」だったんですね。スーパースナイパーの親衛隊大佐はどうやら1000メートルくらいは撃てるらしい。

登場人物の多くは実在とのことです。親衛隊大佐がバリバリのナチという感じではなく、白い手で小太りの貴族趣味(自称臆病)というのも、そのへんの絡みかもしれません。

露系アメリカ人の女狙撃手ターニャは、映画ではユダヤ人という設定で、政治将校(小説ではちょっとコミック味の小男)とラブロマンスもあるらしい。ま、映画ではそうしない間がもたない。小説の方のターニャはセックスアピールはあるけど鬼のような復讐鬼です。

そうそう、ほんの少しですが、厭味な白髪の政府幹部としてニキータ・フルシチョフも登場します。


集英社 ★★


kamigami.jpg副題は「ラフカディオ・ハーンの生涯 日本編」

ハーンの奥さん「セツ」についての疑問がはれました。いままで読んだ小泉八雲ものでは、どうもセツさんができすぎ。完全無欠すぎた。八雲も聖人君子みたいだし。

もちろん八雲の素晴らしさ、才能などを否定している本ではありません。ただ八雲には無限の優しさや感受性と同時に、ジャーナリストとしての計算高さもあった。また異常なほどの猜疑心もたっぷり持ち合わせていた。みんなが自分を裏切ろうとしている、陥れようとしている。「陰謀デス」というのが口癖だったそうです。

セツさんも、家計が豊かになってからは遊び歩くのが大好きになったらしい。貧しかった子供時代、初婚時代の反動でしょうね。八雲の晩年、念願の家を作るときには異常なまでに熱中して、毎日のように外出。夜10時11時に帰宅することもあったとか。ヒステリーの気味もあり、これが原因(?)で長男は母親を嫌ったともいう。というか、そもそも母親と性格が合わないパパッ子だったから母のヒステリーを許せなかったのかな。

そんな意味で、けっこう面白く通読しました。


早川書房 ★


kamisori.jpgハイペリオン/エンディミオン・シリーズのダン・シモンズなのでちょっと期待。しかしまぁ何というか・・・読み切ったのがエライ、と自分を褒めてあげたい。

内容は有能かつ富裕かつ孤独な保険事故調査員が数々の事故の謎をたちどころに解明し、後半はベトナム戦時代の経験を生かして巨悪と派手にドンパチ(もらろん愛する女性救出なども絡む)。かなりひどい本です。

唯一興味を持てたのは狙撃手、スナイパーという仕事です。大昔、たしか石原慎太郎の小説で1000~2000メートルの距離(しかもビルの谷間)から遠隔殺人するというストーリーがあって、びっくりしたことがありました。ゴルゴ13は決して虚構とは言い切れないんだ!

狙撃兵は、はるかかなたから相手の目を見て殺すのが特徴です。単なる「敵戦車」とか「敵兵」などという象徴的な事物ではない。明確に一人の人間を殺す。これから殺すべき相手の顔が見える。表情もわかる。死の瞬間の驚愕をみることだってできる。戦争ではあるけど、感覚として「殺人」にいちばん近い殺し方ですね。

故に、スナイパーは敵につかまると、まず助からないという話を読んだこともあります。憎悪の対象。まずなぶり殺しになってしまう。

今回の本でも「狙撃兵がまず真っ先に殺すのは、敵の狙撃兵」という一文がありました。そりゃそうだろうな。要するに自分にとっていちばん危険な相手から殺す。狙撃兵を撃ち、砲手を撃ち、それから指揮官を撃つ。

ということとは別に、ちょっと魅力のある仕事(?)ではあるでしょうね。要害の場所に陣取って、武器弾薬がたっぷりあれば敵の小隊くらいは撃滅可能。誰かの小説(※)に「たった二人でロシア軍兵士を50~60名、戦車数台、車両10数台破壊して生還した」というドイツ軍狙撃兵のストーリーがありました(数字はかなりいいかげんです)。たしかヒトラーに激賞されて、国家英雄になってしまう。そういう面白さがあります。成功版アラモ砦みたいなもんですか。

※ 補遺
スティーヴン・ハンターの「魔弾」かな。


文藝春秋 ★★★


clone.jpg珍しくオーストラリアもののクローン小説。主テーマは聖遺物からとったキリストの細胞を使ってクローンなんとか・・というごく陳腐なものだけど、登場人物のキャラが非常に新鮮。

40代後半、閉経間際、この世のどんな場所より無機質な手術室が落ち着けるという未婚(かつ処女)の不妊治療医。相棒はデブデブ太ったゴシップ命の、しかし有能な胎生技術者。そして少年のように身勝手かつ自由な天才遺伝学者。

このクールな女医が天才遺伝学者と一夜を過ごして、彼の寝ている間に汚いシャツ(だったかな)をつい洗濯してあげてしまう。普段はつっぱっていて、容貌にもスタイルにもまったく自信もなく無視。何を着ても似合わない。でも密かに肌の美しさだ小さな誇りを抱いている女性です。そして、たかが洗濯なのに、なぜかそのときだけは素晴らしく充実してしまう。

人間の複雑さ、面白さを感じされる一冊です。あっ、最終結末はちょっと・・という感もありますが。


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