2017年の最近の記事

年齢は大台に乗りました。歳くったともいえるし、まだまだともいえる。ずーっと、この歳までは生きていようと(勝手に)考えていたので、まずは一段落ですか。あとは余生です。オマケ。



半世紀にわたる相棒との別れ

ほぼ半世紀の悪癖とお別れしました。世の中の状況がどんどんアゲンストになって、喫煙者が生きにくくなった。知らない場所へいくと真っ先に「灰皿はどこか」「喫煙場所はあるか」と無意識に考えているのがイヤになった。いじましい。

で、やめたわけです。効用としては鼻が通るようになった。せっせとティッシュを消費しなくなった。たぶん肺の汚れもそろそろ限界状況だったんだろうし、肺気腫ギリギリで踏みとどまったという感じかな。

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その代わり、非常に寂しい。ながーい友達を無くしたような物足りなさ。ゆっくりコーヒー啜りながらの一服。もう二度と味わえない。悲しい。このところ腹が出てきたのも、ひょっとしたら禁煙の副作用かもしれないです。



只見線から裏磐梯

子供の頃から「只見」というと、雪深い山奥という印象でした。あっ、ご存じない方に説明すると、新潟県と福島県南西の境あたり。新潟県側は六日町とかの豪雪地帯ですが、接する福島県側ももちろん超豪雪で山また山。巨大な銀山湖(正式には奥只見ダム湖かな)という人工湖がありますね。阿賀野川水系は水量がべらぼうに多いし、人跡まれな山奥なので水力発電にぴったり。

ま、そんな場所。新潟県側の小出から会津まで只見線に乗ってみようかと思ったわけです。ただし残念なことに、只見線はずいぶん前に大雨で線路が切れていて、そのまま修復されていない。採算があわないんでしょうね。切れた部分はバスでつないでいます。

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時間つふしで降りた上越線の塩沢では鈴木牧之記念館が意外に良かった。また六日町で泊まった「龍言」も近隣の豪商・豪農の古屋を移築したという味のある宿でした。将棋や碁のタイトル戦開催の舞台としても有名な宿ですね。

裏磐梯高原ホテル→





シャプトン 刃の黒幕という砥石です

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子供が小さい頃は家の中でノコギリ使ったりカンナをかけたり、ま、けっこうマメなほうでした。それがパソコンに出会ってからすっかりご無沙汰になった(と家内の談)。包丁なんかも、とんと研いだことがない。

砥石がダメになっていたのも理由です。下手がいいかげんに刃を当てるから中くぼみになって、砥石が役にたたない。石とかコンクリートの上でゴシゴシやれば平らになるはずですが、集合住宅住まいでは石もコンクリもない。場所もない。

というわけで放置していましたが、ネットで「シャプトン 刃の黒幕」という奇妙なネーミングの合成砥を知り、けっこう評判いいことを知りました。番手1000あたりならちょっと荒めの中砥のようで、かなり万能らしい。3000円弱。決心して購入。

なるほど。やってみるとかなり刃がつきやすいです。なまっていた2本を研いで、よしよしといい気分。ただしそれ以来、まだ一度も研いでいません。家内に言われる前にまた研がないといけないんですが・・。


一生分の旧式レフ電球

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東京都のLED電球交換イベントにのって、ピコ太郎看板の電気店でLED電球を入手。これをトイレの天井にさしこんだら、あららら、つかない

。ロート形状にくぼんだ奥のソケットに差し込む形で、ダウンライトというらしいです。本来は指向性のある小型のレフ電球を使うものなんですが、LED電球だって理屈としては問題なく点灯するはずです。でもなぜか光らない。

結局、ソケットの底のバネがかなり劣化しるのが理由と判明しました。電球の尻尾についている突起が、バネに微妙に届かなくなっている(だから家内が差し込むと点灯したりもする)。仕方なく、本来のレフ電球(少しサイズは小さい) に戻しました。こっちは点灯の確率が高い。

廊下に並んでいる天井灯も同じ形状のダウンライトです。これも当然のことながら劣化しているだろうな。ということは専用のレフ電球でないと合わない可能性がある(事実、レフ専用60Wまで、と記してある)。

なんかややこしいですが、こうした複雑な経緯で大量の旧式電球(レフ形)を買うことになりました。計5コを買い置きです。ついでにやはり旧式のフロスト球(昔ふうの普通電球です)も買いました。時代に逆行しているけど仕方ない。これで一生もつでしょう、きっと。

武蔵野中央図書館

近くの図書館がエアコン工事とかなんかで年明けまで休館。エアコン工事でなぜ休館になるのかは判然としませんが、ま、文句いっても仕方ないです。

で、調べてみたら近隣の市の図書館を利用できることがわかった。協力しあっているんですね。えらい。なかでは武蔵野市の中央図書館が蔵書数もたっぷりありそうなので、ここを利用することにしました。三鷹駅でおりて15分ほど歩く。吉祥寺からでも同じくらいの距離です。利用カードを作ってもらって、便利に利用させてもらっています。

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いいなあ・・というのが実感。フロアが広い。ゆったりしていて蔵書が多い。休憩用の椅子も多い。返却も貸し出しも自動式。図書館って、こうあるべきだよなあ。近くの地元図書館の職員が可哀相になります

狭いオンボロ図書館、建てかえる話もきかない。スペースがないんで、本はどんどん閉架(要するに倉庫)にしまいこまれている。スタッフの仕事時間の半分はカウンターと閉架倉庫との往復に費やされている。ひどい話だ。市長が悪い。市議会が悪い。



オジサン柄カレンダーと紅毛人盃


前回は失敗したので、2018年版のカレンダーは迷わず定番の「オジサン柄デスクカレンダー」を頼みました。1500円弱と安くはないものの、毎日使うものだし。ちなみに「オジサン柄」というのは冗談ではなく、レッキとした商品名です。ミドリという会社が販売している。他にも「カントリータイム 花柄」というのもあります。これ、昔は確か「オンナノコ柄」じゃなかったかな。

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そうそう。前から欲しかった盃も買いました。アマゾンではなく有田の窯元がやっているオンラインストアで、ここは1万円以上買うと送料無料。1万円?ですが、なんせ値のはる代物ですからちょっと頼むとすぐ1万円にはなる。盃は一口1000円程度と力不足なものの、今回は蕎麦猪口もいくつか頼んだので合計額にまったく問題なし。

この盃、しん窯という会社(窯)の紅毛人柄というものです。たぶん長崎のオランダ船がテーマなんでしょうね。紅毛人がステッキ握ったり散歩したりの絵柄が面白い。白と青のシンプルかつ味のある磁器です。

日本酒に燗つけてのむオヤヂなんて希少なので、最近はいい盃をみかけることが少なくなりました。このしん窯の盃、小振りで厭味がなく、好きなタイプです。(やたらはびこる厚手の民芸ふうには辟易)

そうそう。注文品が届いて中をあけたら、店主(たぶん)直筆の手紙が入っていました。ていねいなことです。いまどき珍しい。

忘れないこと。備忘録。
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ドメーヌ・カズのカノン・デュ・マレシャル ブラン。

かなり美味しい。ドメーヌ・カズってのは、いいワインを作っているところらしい。たしかオーケーストアで1260円程度。
先週のブラタモリは吉祥寺。NHKが商店街の話でもあるまいしと思っていたら、井の頭の池やら玉川上水やら、後半は五日市街道沿いの短冊状の土地の話とか、予想外に面白かった。

明暦大火で焼け出された町民を住まわせるため(あるいは区画整理の都合で追い出すため)、このあたり、武蔵野の荒れ地を短冊形に区切って与えたんですね。19世紀アメリカの鉄道沿線の大規模土地分譲みたいなものか。わー、いいなと感じるのは現代の感覚で、当時はたぶん何もない原野。なにより水がなかった、たぶん。水があれば原野のまま放置されてはいない。

要するに武蔵野台地ってのは火山灰です。南側はともかく、位置の高い北側の台地は水に乏しくてあまり利用されていなかった。人々が住みにくい荒れ地。ここは想像ですが、玉川上水が貫通し、その分水を使えるようになってようやく新田構想(実際には新畑だけど)が現実的になった。

五日市街道沿いの短冊区割り、どこかに間口というか幅が36mと書かれていました。たぶん20間。で、奥行きは1キロとか、地形によってはそれ以上。えーと、トータルで何町になるんだろ。かなり広いです。

どうしてこんなに大盤振る舞いしたか。幕府の役人が親切ということはありえないですから、ま、それくらいのスペースにしないと生計が成り立たないということでしょうか。街道に面したところには家屋を建てて裏は畑。で、ずーっと奥はたぶん林です。木の実もとれるし、落ち葉は肥料になる。そして北側ならどん詰まりには玉川上水の分水(千川とか言っていた)がある。ここから水を引けます。お役人、しっかり考えて土地割りをしている。

たぶん、当座は決して楽な暮しではなかったんでしょうね。しかし井の頭のあたりが観光地・参詣地になって人が集まり始めると、短冊形の土地は利用しやすいです。要するに切り売りしやすい。たぶん一枚の短冊が何十軒にもなったんでしょう。このへんの推移を調べている研究者もいるようです。

それどころか吉祥寺駅のあたりの土地を持っていたお寺は、鉄道会社に駅用地を提供した功徳か、結果的にものすごい資産を得た。たしかこの禅寺、明治神宮についで全国3位の納税額だったような。なんか今でも駅周辺はみーんなこのお寺の借地だそうです。というわけで、吉祥寺の町割りとか雰囲気とか、功罪はともかくこのスーパー大家さんの意向をまったく無視することはできない。なるほどねぇ。

ちなみに明暦の大火ってのは、例の「振袖火事」です。お寺が火元で大火事になり、その結果として他のお寺がいい思いをした。因果は巡る水車。

ojisangara2018.jpgずいぶん前から使い続けているオジサン柄のデスクカレンダーですが、ようやくアマゾンで来年分を確保。

税抜き1600円のところを税込み1500円くらいまでなら簡単に下がるんですが、そこから下にはなかなか行かない。いままでの最安記録は数年前の1382円かな。ずーっと待っても届かないので、とうとう諦めて今年は1464円で手をうちました。

たかが100円程度のことなのに、なぜか真剣になってしまう。楽しんでいるんでしょう、きっと。

このカレンダー、気に入っています。背にクロス使用でずっしり重い。書き込みができて便利。紙質がいい。去年(というか2017年分)は浮気して同じような別物を買ったけど、薄い再生紙みたいな紙で使いにくかった。へんにケチるもんじゃないです。

LI-TU.jpgこれとは別に、前から欲しかった「中棚受け金具」を(こっちはヨドバシ)で取り寄せてもらいました。ずーっと使っているスチールPCデスクの中棚用です。

十数年前の引越しの際だと思うのですが、金具がひとつだけ紛失してしまった。4箇所のうち1箇所がないだけで中棚がガタガタして不便きわまりない。下に本を積んで支えにして誤魔化していましたが、最近、同じような形の金具が販売されていることがわかった。DIY店でも発見できなかったのに、インターネットの恩恵です。

サイズが合うかどうか微妙ですが、安いものなのでとりあえず賭けてみました。4つ頼んで164円です。ごめん。送ってもらうのは心苦しいんで、店舗渡しにしてもらいました。

そうそう。実はオンラインでも売っていることがわかって、有田焼の窯元にもお願いしている。小振りな盃とそば猪口です。こっちはけっこうな値段になるけど、気に入っているので。近年そば猪口はともかく、日本酒用のいい盃はなかなか手にはいりません。燗つけて飲むようなオヤヂは絶滅危惧種なんでしょうね。

shingama.jpgこうやって年末、なぜか宅急便のトラックが走り回る。ごめん。


紅毛人 平盃(しん窯 青花)


使っているレンタルサーバ会社からメールで「MySQL 4は使えなくなるからMySQL 5.5にバージョンアップしなさい」との趣旨。MySQLってのはデータベースですね。名前だけは知ってるけど、見たことも触ったこともない。

データベース管理システムでは大昔、アシュトンテイト社のdBASEIIだったかdBASEIIIだったかは使ったことがあります。苦労して覚えたのに、なぜか人気なくして消えたんじゃなかったかな。その後、ネットでMySQLというのがよく使われているらしいことだけは知っていました。

レンタルサーバ会社からのメールなんて、たいてい無視しているんですが「重要」と銘打った今回だけは読みました。うーん、よく分からないんですが、バージョンアップしといたほうがよさそうです。来年1月がデッドラインというので、今年のうちにやっておくか。要するにMovableType とかWordPressなどのブログソフトの中身のデータは、それぞれMySQLに格納されて整理されている。HTMLページとして表面に見えている部分ではなく、本当はこの奥のデータベース部分が大事なわけです、たぶん。

ということで便利そうな「MySQL5.5移行ツール」というのを実行。すんなり運ぶかと思ったらいきなり「データベース1個あたりの容量が目安を超えています」というメッセージで停止してしまった。容量?? 調べてみると使用中の「MySQL 4」の容量制限は50MByteでした(MySQL 5にすると1ギガに増える)。これぽっちと思うかもしれませんが、テキスト中心での50MBはかなり大きいです。そんなに使っていたかなあ。バックアップとってみてもせいぜい数メガ程度の感じなんだけど。

というわけで、調べまくり、調べまくり、ネットを探索しまくり。そのうち「大きく見えるデータベース容量も、実はオーバーヘッド部分がおおきかったりする」という趣旨の記載を発見しました。やった・・・。

で、苦労して「phpmyadmin」という編集ツールの中にもぐりこんで(ユーザIDとかPWで苦しんだ)、これまたトライ&エラーでデータベースの中身一覧にたどりつきました。なるほど、トータルで55MBも使っている。このたった5MBのオーバ分でバージョンアップを拒否されたんだ、たぶん。

でもコメント部分のオーバーヘッドが40MBもある。(オーバーヘッドってのは、たぶんデータとデータの間の隙間。スパムコメントをさんざん削除したから、その削除跡が残ってるんですね、きっと)  ということで試しにオーバーヘッド整理のボタンをクリックしてみたらスルッと終わって、あららら、たったの15Mになった。正味はこれっぽっちだったんだ。

phpMyAdmin.jpgで、あとは気分よくトントンとバージョン移行をすすめ、安全措置もとらないまま突っ走って、MySQL5.5へ引越ししました。無事、終了。本当いうと、バックアップ(エクスポートかな)もしないで一気に引越しするなんて無謀の極みでしたね。

最後にmt-config.cgiのホスト名記載を変更し(盲点)、新しいデータベースを参照させて終了。ほんと、久しぶりにアタマを使った。頭蓋の芯が痛くなる。


前に見た英国ドラマ「ダウントンアビー」がけっこう良かったので、次のシリーズである女王ヴィクトリアも録画。まだ全部は見終わっていません。ところがEテレでクイーン・メアリーまで始まってしまった。しかしこの「クイーン・メアリー」シリーズ、ぜんぶで22回もあるらしい。すべて録画したらスペース的に大変そうなので、本当に録画する価値があるかどうか判別のために視聴してみました。

んんん。なんか色調というかテイストが違います。まず女官も王妃もみーんな派手で同じ顔に見えるし、貴族たちもみんなヤケに細身で格好よくて、何故か歩くときは左腰の剣を握っている。ブラブラして邪魔なんでしょうか。やたらイチャイチャしたり、必然性のないベッドシーンがあったり、王と王妃がペアで速歩したり。しかし家来や侍女の数はずいぶん削減です。女官たちは思い切って胸を露出したハリウッドふう大胆ドレス。うーん。これって、たしか16世紀が舞台のはずだよなあ。

メアリー・スチュアートが最初に結婚したのはフランスのフランソワ2世。たしか病弱で16歳くらいで死んだ王様です。でもドラマでは行動的なイケメンで、なぜかペスト流行のさなか、女官に手を出して生ませた赤ん坊を抱いてジトーッと感動していたりする。父性愛のめざめ。不思議です。

そうかそうか。メイドインUKではなくメイドインUSAのドラマなんですね。納得。番組紹介に「メアリー・スチュアートの恋と運命を、壮大なスケールと現代的なアレンジで描いた宮廷ドラマ」とある。なるほど、現代アレンジ。要するにできの悪い日本の大河ドラマみたいなもんです。

こうした困ったドラマの特徴は「時間」と「距離」の描写がいい加減なことで、あっというまに離れた城へワープしたり、10日分くらいのややこしい任務がたった1日で解決してしまう。ご都合主義。もっともこのへんを真面目にやるとテンポがべらぼうに遅くなって、視聴者が飽きてしまいます。「ナントカ公爵の城を訪問するぞ」と家来に言ってから実際に到着するまで半月かかったんでは、どうも困る。

話はズレますが、このメアリー・スチュアートの天敵であるエリザベス1世。たいていの通俗本では「腹違いの姉(ブラッディ・メアリ)に憎まれた哀れな孤独少女エリザベス」とか書かれますが、実際にはそんな半分囚人のような状況下でも、城から城へ移動する際には何百人のお供がついた。そう書かれている資料があるらしい。こうした貴人イベントの規模の感覚が、現代とはまったく違っていたんでしょうね、きっと。

おそらく貴人は何をするにも仰々しくなる。身軽にひょいひょい歩くわけにはいかない。ところが仰々しいのは現代人にうけない。(宮﨑あおいちゃんの篤姫は、西の丸だったか本丸だったか、一人でスタスタ歩いてました。大奥でこれやったら間違いなく迷子になる)

唐突に思い出しましたが、大昔の大河ドラマ(北条時宗かな。赤マフラーのやつ)で、成り行き上、大元皇帝クビライが登場した。NHKがかなり頑張った様子はあったんですが、それでも予算の限界で、非常にチープな宮殿でした。なんといっても狭い。おまけに皇帝は軽々で、よく言えば親しみやすい。威厳というか、厳粛な雰囲気がないんですよね。うかつなことを言ったらすぐ首切られるかも・・という恐怖感がない。

またまた余分な話になりますが、このへんを上手に作ってくれたのが「坂の上の雲」のサンクトペテルブルクの宮殿(エカテリーナ宮殿)でした。ひろい体育館みたいな寒々した大広間。皇帝ニコライ2世が待ち構える伊藤博文に向かってカッカッカッと歩いていく。距離がある。時間がかかる。あれは痺れるようなシーンでした。

なんだか筋が逸れてしまった。つまるところ「クイーン・メアリー」はBBCふうドラマではない。当世感覚のドラマなので、歴史ものを見ようとすると期待外れでしょうね。

新聞で「年金の収入が1000万円を超える人は・・・」と書かれているのを発見。政府が所得税を見直してナントカカントカという記事なんですが、はて、1000万ですか?

厚生年金の納付額には上限があるはずで、在職中の収入が高くても給付にあまり相関しません。また在職中にいっぱい払っても見返りは非常にすくない。逆に無理やりこじつければ「少なく払っても比較的大目の年金になる」厚労省ならそう言い張るかな。ま、そんなふうに決められているはずです。

で、いったいどういう人間がこんな額の年金をもらえるのか。いろいろ考えてみましたが、どうにもピンとこない。1000万円の年金を得るために、いったいどれだけの巨額を徴収され続けたのか。べらぼうに割にあいません。個人年金ならわかりますが、ふつう個人年金は「年金」扱いではないでしょう。たんなる定期的な収入でしかない。

ひょっとして書いた記者の勘違いじゃないか。そんな疑いを持ちながらネットで調べてみたら「75歳から80歳。1000万円超の人は0.004%」というデータがあった。いるんだ。0.004%というと、えーと、10万人に4人か。2万5000人に1人が1000万円超の年金をもらっている。どういう連中なんだろう。大会社の社長だって、たぶんこんな額はもらえない。というか、こんなコストパフォーマンスの悪い取引はふつうしないでしょう。

というわけで、いろいろ調べてみた末の答えは「企業年金」でした。なるほど、そうか。ずーっとべらぼうな高給取りで、しかも会社(役所)が巨額の企業年金を設定していて、今はかなりの高齢。そういうケースならありうる。そういうレアケースの爺さん(婆さんでもいいけど)が「2万5000人に1人」いる。そういうことでした。真面目に考えて損した。

ただしそういう爺さんにとって、年金がいくらかなんてさして意味はない。貯金やら不動産やらたんまりあるはずで「1000万の年金なんて、ヘッ!」でしょうね、きっと。

辣椒(ラージャオ)という中国人のマンガ家がいます。「激辛トウガラシ」という意味らしいですね。きつい風刺マンガで当局に睨まれて、結果的に亡命した。たまたま日本に来ていたときに本国で急に怪しい雲行きになって帰国を断念した。正確にいうと亡命ではなく、日本のどこかの大学に職を得て滞在延長という形なのかな。日本ではめったに公式な亡命は認められませんから。

書いているマンガ、たまに面白くないものもありますが、総じては素晴らしい。個人的には尖閣をテーマにした寝パンダの火傷ものが大傑作と思っています。検索かければたぶん発見できるでしょう。

ネットではニューズウィーク日本版に「辛口風刺画・中国的本音」という連載をもっています。ただこのところパッタリ途絶えている。たいてい月に一回は更新があったのに8月から更新がない。かなり心配です。

日本での支持者はけっこう多いと思うし米国アマゾンでも1位になったとかで名前は売れている。急に強制退去なんてことはないと思うのですが、はて。ただし中国当局からはかなり憎まれていると思います。日本の外務省、あんまり信用できないからなあ。

吉祥寺砂場

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期限がきたのでまた武蔵野中央図書館へ。で、今度のテーマは新しい蕎麦屋探し」です。図書館から文化会館通りを三鷹駅方面へちょっと南下して、中道通りで左に折れ、吉祥寺駅へ歩いた途中に「十色」という店があるらしい。ちなみにこのあたり、北西から南東に走る大きな道路は北から五日市街道、南は井ノ頭通りです。で、その2本の大きな道路の間の住宅街にはこじんまりした道が2本あり、北は名称不明、南が中道通り。名称不明道路のほうが真っ直ぐで落ち着いて雰囲気もいいですね。

はい、ありました。中道通りの右側。あんまり蕎麦屋という外見ではなくわりあいモダンな感じです。でも近づいてみると・・・・ああ、定休日。月曜が定休なのか。

仕方なく吉祥寺まで行って、仕方なく東急デパート7階レストラン街の神田松屋。あれれ、店の前の椅子に10人ばかり座っている。まさか。他の店にするか・・と見渡したけど、トンカツやも湯葉の店も中国料理も、みーんな行列待ち。平日の昼過ぎなのにこんなに混むのか・・・。

結局、アーケード街の真ん中あたり、商業ビル地下1階の吉祥寺砂場へ。初めてです。こじんまりした店で、一見は庶民的。味はまずまず。値段はけっこうする。ちなみにかき揚げソバが1500円でした。今度ここへ来ることがあったら、どうせならじっくり腰すえて酒でも頼むか。1本つけて何かつまみを取って、最後にそばを手繰って、だいだい3000円見当でしょうね。天ぷらに自信ありそうな雰囲気です。熱々のかき揚げは美味しかった
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Firefox Quantum (ver.57)、しばらく使用してみた印象としては、たしかに軽快な感じで悪くはないですね。

ただし予告通り、アドオンはほとんど使えなくなったようです。あちこちで悲鳴が聞こえる。ま、当方は無関係だけど。

というわけで悪くはないんだけど、問題が2つ。まずナビゲーションバーの左側に「再読み込み」と「ホーム」のアイコンが移動したこと。いままでは右側だったんで、非常に使いにくい。ついマウスを右上に動かしてから「アッ違ったか・・・」が多発する。わざわざ左サイドに置く理由があるんですかね。
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もう一つ、ブックマークがなんか冴えないです。各サイトのアイコン(ファビコン)が灰色なのは仕方ないにしても、フォルダーまで汚いグレーになった。たしか前は黄色っぽいフォルダーだった気がします。たいして綺麗なフォルダーではなかったけど、味気ないグレーよりはマシだった。グレーがずーっと並ぶと景気が悪い。

でフォルダーアイコンを変えようとトライしたんですが、いまのところ成功せず。専用のアドオンはあるもののまだ「Firefox Quantumに対応せず」状態です。またどこかのサイトに書かれてたようにchromeフォルダーにuserChrome.cssを作成して、これだ!という文字列をコピーしてみたけど、まったく効果なし。

しばらく我慢するしかありませんね。そのうち誰か偉い人が対応策を考えてくれるでしょう、きっと。


Firefox 57 Quantum

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しばらく使っていたFirefoxのバージョン54が、いつのまにかバージョン57になっていた模様。単なる追加変更なら正直どうでもいいんで(更新頻度が激しすぎて迷惑)、それで自動更新は拒否していますが、しかしこの新バージョンからはエンジンがガラリと変わったようです。それでFirefox Quantumと称している。

ふーんという感じです。速く軽くなったというんですが、本当かな。かなりマユツバではあるものの、特に悪い評判も聞かないので、更新してみました。はい。最近、けっこうネットアクセスが遅いような印象があったんです。

なるほど。外見はかなり変化しました。文字フォントも違うし、デザインも模様替え。数時間つかってみた限りでは悪くないようです。しばらく試してみる予定です。

ffquantum.jpgかなり雰囲気が変わりました



夜、ポッカリ目がさめて、布団の中で寝返りうちながらダラダラしている時間。ふと歌のフレーズが頭の中で流れ始める。なぜか同じ歌。途切れ途切れだけど、うろ覚えのメロデーが流れる。。

そーね、ワタシはバーボンを
・・・・・・・・・
名前聞くほど野暮じゃない
まして身の上話など
・・・・・・・・・
絵もない花もない
そんな居酒屋で
・・・・・・・・・

どうもデュエット曲らしい。夢うつつで歌詞を検討すると、なんか変だ。居酒屋の歌らしいのに何故かバーボン。居酒屋にバーボンなんてあるか? バーボンはスナックじゃないのか。二つの歌が同居しているのかな。

昼間、これを思い出して調べてみた。なるほど、増位山の歌だった。作詩は阿久悠。で、正しくは居酒屋(?)で男が女に酒をおごる展開で、きらいでなかったら一杯飲んでくれとキザ男が声をかける。すると女がバーボンのダブルを希望する。なるほど。

で「絵もない花もない」の続きは歌もなくて飾る言葉も洒落もないということらしい。うーん。まったく洒落ていない殺風景な居酒屋なんだけど、なぜかルージュの濃い女がいて(爪もたぶん赤い)、そこへキザな男が来る。男は帽子をかぶっているかな。外は雨でトレンチコートを着ている。ハードボイルドですな。

ほんと、不思議なシチュエーションです。

検診の通信簿

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先日の検診の結果が郵送されてきました。

なるほど。3日ばかり酒を休んだのはたいして効果がなかったらしい。リストを眺めると中性脂肪値が増えている。コルステロール値も高い。おまけに目も悪くて聴力もなんか問題があるとか書いてある。内臓もあちこちガタが来ている。ふん

気にして受けた大腸内視鏡のほうは、まだ小さなポリープ(2mm)が残っているんだとか。経過をみてそのうちまた来てねということらしい。もう一生いかなくてすむかと思ったのに。以上、メモ代わり。

武蔵野中央図書館へ行った際、昼食をどうするか。せっかく外出するんならやはり何か食べたい。できれば適当な蕎麦屋を発見したいなあと思っていたわけですが、最初にネットで探したときはほとんどヒットしなかった。土地柄で、蕎麦屋なんて流行らないんだろうなと諦めていました。

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で、先日は周囲をキョロキョロしながら三鷹から歩いたのですが、あれれ、すぐ近くにあるじゃないか。図書館から反対側へ道をわたって数十メートル、パスタ屋の向かい。ちょっと道からひっこんでいるんで気がつかなかった。ごく地味な感じの蕎麦屋。こりゃ試してみなくっちゃ。

テーブルが8~9卓くらい。いかにも「昔ながら普通の蕎麦屋」という感じです。テーブルにスポーツ報知と読売新聞が適当に散らかっている。メニューもソバ、ウドンの他にカレーやラーメンもあったかな。ま、そういう蕎麦屋です。

で、食べてみました。なるほど。完全にダメというほどの味ではない。他にどうしようもない時はここでいいですね。次に来ることがあったら今度はウドンを試してみるか。一般的にウドンのほうが無難です。

帰宅してからネットで検索してみると、たべログでは評価3.00でした。そんなもんだろうな、きっと。念のために今度は地域を吉祥寺に絞ってまた検索してみたら、また新しい店がヒットした。なるほど、図書館から三鷹に戻りかけて、とちゅうで東に折れた住宅街にも一軒ある。

たべログ評価は3.23。コメントを見るとけっこう良さそうなんで、こんどはこっちを試してみるか。こうしたネットの評価、頭から信用するのはアホですが、注意して眺める限りはそこそこ役にたちます。必死に調べると、けっこうポロポロと店が出てきます。

使っていたコーヒー保温用のミニキャンドルがなくなりました。確か無印で買った30コ入り程度の袋詰め。炎も小さくてすぐ燃え尽きるのが難点で、あまり評価していませんでした。その前の違うメーカーのもすぐ火が消えたし。こんどはマトモなのを買おう。

tealighttin.jpgというわけでAmazonで発見した「カメヤマ ティーライトティン100個入」をクリック。直径4センチ弱、タブレット状のローソクで、カメヤマなら大手メーカーです。問題ないでしょう、きっと。ついでに前からほしかった文庫本をいれて合計2000円以上にしました。送料がゼロになる。

注文クリックしたのが土曜の昼前。日曜に届くか月曜になるか、ま、そんなところだろうと思っていましたが、なぜか発送メールとか配送中メールが届かない。週末だし遅れているのかな。そう思っていたら、日曜の夕方、暗くなってからいきなりピンポーンと来た。予告なし。

後日メーラーを開いてみたら、日曜の19時16分に「配達中」のメール、19時29分に「発送しました」のメールが送信されていました。配達の後に発送じゃ順番が違うだろ。。えーと「配達中」では「デリバリープロバイダでお届けいたします」と書いてある。「発送しました」メールでは「SBS即配サポートでお届けいたします」とある。なんのこっちゃ。

ネットで調べてみると「デリバリープロバイダ」ってのはいろんな業者の総称らしいです。たぶん「SBS即配サポート」もその中の一つなんでしょう。

そういえばAmazonの配送業者がいろいろガタガタしたようなニュースを読んだ記憶があります。ヤマトがどうしたとか佐川がどうだとか。結局どうなったんだか。まだ業務がスムーズに流れず混乱しているのかな。

ま、こっちとしては無事に届けば問題ないんです。カメヤマのティーライトティンは炎も安定していて、いい買い物だったような気がします。100コあって、それぞれが4時間とか5時間持つらしいから当分は心配しないですみます。それよりも「これを買えば間違いない」という定番が決まるのが嬉しいですね。少なくとも小型ローソクについてはもう迷わなくてもすむ。

注記 「ティーライトティン」のティンは「tin」。錫です。

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