ディジョン・マスタード

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 曇り
 
連続の酷暑がようやく終わりそうな雰囲気。ただ、湿度はまだ高く、夜もさほど涼しくはなっていません。早く熱帯夜の終焉となってほしい。爽やかに眠りたいものです。

昨夜は久しぶりに洋風の食事。近所のパン屋で買ったバゲット、何故か枝豆、それにサーモンのムニエル(たぶん)にマスタードバターのソース(たぶん)を添えたもの。このディジョン・マスタード、思いの外に美味でした。辛味はほんのり、かすかな酸味。フランス料理のマスタードは「塗る」ものではなく、どちからというと「食べるもの」なんですね。パンの切れっ端で掬ってなめてもけっこうな味です。1瓶だけ買ってきたブルゴーニュ土産のマスタードをついに開封したのですが、こんなことなら何本も買ってくるんだった。

ワインは先日買ったチリの安いシャルドネ。ちょっと甘すぎた感もありましたが、ま、800円クラスの白としては充分でしょう。飲んでいるうちにぬるくなってきたので、ボールに氷を入れてワインクーラーの代用品にし、寝かして冷してみましたがこれも正解。やはりしっかり冷たいほうが飲みやすいです。

実は先月のブルゴーニュの旅では、観光客相手のワインカーブで30種類ほどのワインを試飲をする機会がありました。ワインの味を語るような人間ではないのですが、それでも集中して口に含んでは吐きを繰り返していると、鈍い舌にも一種の「基準」のようなものが出来上がりますね。良質のワインというのはこういう甘さ、こういう渋み、こういう後味でいいんだ・・というスタンダード感覚。そういう意味では実に素晴らしい体験でした。

また行きたいなあ。