浄水器の水もれ、開閉バルブ交換

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長年使っている浄水器。キッチンの混合栓の横に据えつけたものでビルトイン型というのかな。これが最近急に水もれします。ツルの首みたいな細い蛇口からポタン、ポタンと5秒か6秒程度の感覚で落ちる。パッキン劣化かな。

で、メーカーに電話したら、その機種というか栓の部分、もう生産停止だから修理できない。新しいのとまるごと交換になるんで4万だったかな、ま、そのくらいかかる。

生産停止のことなんて聞いてませんわな。かなり気分が悪い。交換するにしても4万?ほんとかね。このテの業者は無知につけこんでけっこう吹っ掛けることがあるんで、なんとなく信用できません。

ネットで調べてみました。はい、もちろん簡単に修理できます。ネット情報はすごいですね。カクダイというメーカーがつくっている開閉バルブで 「クオーター上部という名称。品番 070-001。ハンドルを90度左にまわすと水が止まる仕組みで、アマゾンで1080円でした。これが合致してくれれば助かる。

物置の大工箱にはモンキーレンチがあります。何かの折りに買ったプライヤーレンチもある。なんとかなるでしょう、きっと。

事実、この部品交換に問題はなかったです。ものの5分程度。六角部の締めがキイいので苦労するという情報もありましたが大きなレンチで簡単に開きました。しかし意外なところでトラブった。

シンクの下、浄水器のカートリッジが置いてある部分の事前イメージは下のようなものでした。水管から分岐があり、止水栓がある。ここから水がカートリッジに入り、濾過されて上部へ。シンク抜けたところでバルブがあり、ハンドル操作で出水、止水を操作。シンプルです。

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josuiki-01.jpgしかし現実は上の写真です。分岐部分なんてない。やたら管が走りまわっている。しかもカートリッジに入ってくる水管はアンダーシンクの奥から来ているじゃないですか。奥の隔壁をなんとかしないと、どうにもならない。

ここから苦心しました。ギックリ不安のある腰をいたわりつつ、狭いところへ頭をつっこんであれこれ推測し、考えた。水の流れはたぶん下図。奥の隔壁はたぶんベニアのようです。このベニアが固定されているはずがない。メンテナンスのためにも、動かせるはずだ・・・。

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試行錯誤。アンダーシンク奥には作業用の穴があけられており、ふだんは(美観?)ベニア板で覆われている(黄色の枠部分)。そのベニアの取り外しを容易にするため、よく考えられたプラスチックの留め具が上下に。なるほど外すときは板を上にもちあげれば下部分が外せる。手を離せば重みで落ちて下部の留め具にズリッとはまる。

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これの解明がいちばん大変でした。こうした仕組み、業界の人にとっては常識なんでしょうね。門外漢は目からウロコでした。

ということで水もれ解決。非常に気分がよかった。
ま、こんなイメージです