角川書店★★★
えーと、ホラー大作なんでしょうね。長くて、面白くて、訳がわからない。
旧家にかけられた恐ろしい呪いです。戦国の世から続く深くてドロドロした呪い。家中にある呪物のかずかず(よくまあという数)。次から次へと出てきて、あれもこれも呪物、呪い。おそろしい。おそろしい。
で、あれは良いシャーマン、感応者。これは悪の黒魔女。古い家のなかで、鬼と悪魔が壮絶にたたかう。血が壮絶にながれる。なんのこっちゃ。
かなり無理していてあほらしいですが、なんせ貴志祐介なので読めます。必死になって、1日で読み切りました。たぶん、読んだ人の半分は茫然自失のまま。半分は途中でなげだしているかな。よくわからないけど、面白かったです。解説になってないなあ。