テレビを眺めていたら、新井素子が出ていました。亭主と碁を打っていました。そもそものテーマは猫だったのかな。でもなぜか(昔にくらべれば)丸く太った新井素子が静かな顔をして盤に向かっている。
新井素子というのは、えーと、大昔の美少女SF作家で、練馬の方向音痴で「ヌイさん愛好家」です(愛好家は正しい表現ではないですが、当てはまる言い方を知らん)。また本物の美少女じゃないかもしれませんが、ま、当時はそういわれていた。SF作家でパソコンなんかを使っていた。それだけでも大変です(※)。おまけに親指シフトだったかな。物書きには多かったです。
というのが前振りで、トイレに入っていたら(関係ないけど)ふと「矢野徹さん」のことを思い出した。翻訳家でSF作家。確か80年代にNECの「PC88」を使っていた。で、偶然「ウィザードリィ」にはまってしまって毎日10時間だったかな、ひたすら没頭。たしか60歳過ぎです。60過ぎてパソコンゲームなんてほんとにまあの時代でした。(ちなみに私は来年80です。わるいか)
その矢野徹さんの「ウィザードリィ日記」。連載は「ログイン」だったかどうだったか、たしかASCII系雑誌の記憶です。ASCII、面白い雑誌でしたが、そういう本は難しくて続かない、たいてい。脈絡なくの思い出しですが小田嶋隆は「Bug News」だったか「遊撃手」だったか。ギラギラ光ってました。彼も安い原稿料でゲーム評を書いていた。
矢野徹さんがはまったのは初代のWizardryです。シンプルな黒画面に白線でドアや廊下のフレームが描かれている。一歩一歩ゆくたびにそのフレームが切りかわる。歩いているという感覚がありましたね。で、突如モンスターとの「Encounter」が発生。ドキ!とする。あれは確かに名作でした。世界中のゲーマーが熱中。私もキャラクタを一人作るのに何時間かけたか。良い数値を求めてPCサイコロを振る単調な工程を何百回何千回くりかえす。飽きませんでした。
そうそう、その「ウィザードリィ日記」にカピバラのことが出てきますね。当時カピバラは謎の動物。矢野さんの調べによると「CAPYBARA」は南米に生息。歯のおおきい巨大ネズミだそうです。そんなやつがWizardryでは暗闇のなかに潜んでいた。
Wizardry、その後もシリーズが発売され続けましたが、最後はWizardry 8ですね。これがまた超優良作。素晴らしい。ほんと素晴らしいのに制作会社が下手で、販売に失敗。おまけにゲームの根幹をつくったデザイナー(天才)が退社してしまった。よせばいいのに続編の制作権を日本の会社がとってしまった。もう終わりです。英国のゲーム批評誌が「良いゲームなのに販売は失敗」の典型例としてノミネートしてたくらいです。悲しい。
そいうわけで、いまだに(もう四半世紀前のゲーム)多くの愛好家が遊び続けています。
で、現在進行中のゲームは2週間ほど前から新しく開始です。 Samurai、Ranger、Ninja、Monk、Priest、Bishop。6人のレベルはようやく10に到達。全員スキル60を超えました。
※吾妻ひでおと組んで本もだしていたなあ。けっこう良かった。